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免許取得で補助金(助成金)がもらえる!?教育訓練給付金制度の概要
- 投稿日:2018/10/24
- 更新日:2020/09/29
目次
これからドライバーとして働くことを検討している人の中には、新たに運転免許を取得することでスキルアップして、仕事の幅を広げていきたいと思っている人もいるのではないでしょうか。
そんな人に知っておいてほしいのが、かかった費用の一部を補助金としてもらうことができる教育訓練給付金制度です。
ここでは、教育訓練給付金制度について解説します。
そもそも教育訓練給付金制度ってどんな制度なの?
教育訓練給付金制度とは、働く人が主体的にスキルアップをするのを支援し、雇用を安定させ、再就職を促すことを目的とした雇用保険の給付制度です。
労働者や離職者が自分で費用を負担して、厚生労働大臣が指定した教育訓練講座を受講、修了した際に、自動車学校に支払った教習費用の一部が補助金として支給されます。
教育訓練給付金制度の補助金の受給対象となるのは、雇用保険に1年以上加入しており、前職を離職してから1年以内の人です。
また、過去に教育訓練給付金制度で助成金を受けた人は、3年以上雇用保険に加入しており、前回助成金をもらってから3年以上経過していることが条件になります。
なお、この制度が利用できる教習所や講座は限定されており、助成金の上限は給付対象である教習費用の20%(10万円まで)です。
教習費用に含まれるものは入学金と受講料で、検定代や卒検代、仮免申請、ローンの手数料、交通費、宿泊費、食費などは含まれません。
教育訓練給付金制度の対象になる免許の種類は?
教育訓練給付金制度で補助金が受けられる免許取得の車種は、普通二種、中型車、大型車、大型二種、大型特殊、けん引免許です。
タクシーの運転をするには普通二種、観光バスや路線バスの運転手は大型二種の免許取得をしなければなりません。
中型車の免許取得をしていれば、4tトラック、消防車、救急車、ごみ収集車などの運転ができます。
ダンプカー、トラック、タンクローリーの運転には大型免許が必要です。
大型特殊の免許取得をしていれば、シャベルカー、フォークリフト、クレーン車などを運転できます。
けん引免許では、タンクローリー、貨物トレーラーなどの運転が可能です。
どんな免許を持っているか、新たに取得したい免許の数がいくつかによって、かかる費用は変わってきます。
同じ種類の免許を取得する場合でも、もともと持っていた免許が車両総重量、最大積載量の小さいものしか運転できないときは、かかる費用も高くなる傾向です。
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助成金を受けるために必要な書類
教育訓練給付金制度の助成金を受けるためには、さまざまな書類が必要です。
まず、「教育訓練給付金支給申請書」「教育訓練修了証明書」「返還金明細書」は講座を受講した学校からもらえます。
受講料を支払った際にもらう領収書も必要です。
クレジットカード払いをした場合は、クレジット契約の明細書が手渡されますので、なくさないように保管しておきましょう。
また、本人および住所確認のために「運転免許証」「健康保険証」「雇用保険受給者資格者証」「住民票の写し」「印鑑証明書」のいずれかが必要です。
さらに、「雇用保険被保険者証」もしくは「雇用保険受給資格者証」の原本もしくはコピーが必要とされます。
教育訓練給付金制度の利用方法と流れ
教育訓練給付金制度を利用するためには、ハローワークに申請しなければなりません。
期限は、講座終了日の翌日から起算して1カ月以内ですので、後回しにせず、忘れないうちに出向きましょう。
教育訓練給付金制度の申請手続きとしては、まず、教習所に入校する前にハローワークに出向いて「教育訓練給付金支給要件照会票」を提出します。
このとき、本人確認の書類、印鑑、雇用保険被保険者証が必要です。
ハローワークから回答書が交付されますので、それを持ったうえで、教習所に受講料を全額支払い、教習所に入校し、所定の講座を受講します。
修了後に教習所から「教育訓練終了証明書」および「領収書」が交付されますので、ハローワークに給付金の申請を行うと、1カ月以内に給付金が交付されます。
ここまでご覧になられていかがでしたでしょうか。
教育訓練給付金制度は、2018年の法改正によって拡充されたばかりの新しい制度。
国からの支援を受けながら自分自身のキャリアアップを目指すことができます。
例えば、こちらの制度を利用して大型免許を取得することができれば、仕事の幅が広がり、手当が増えて賃金がアップが見込めます。
仕事によっては年収が数百万円、生涯年収では数千万円変わることも。
また、大型免許保有者は減少傾向のため、貴重な人材として重宝され転職が有利に進むことでしょう。
5年後、10年後の自分の人生を想像したとき、思い通りのキャリアプランを実現するためにも、
こうした教育訓練給付金制度をうまく活用して、スキルを蓄えておいてみてはいかがでしょうか。
保有している免許によって仕事内容や給与がどのくらい変わるのかは、現在募集されている求人情報を見て確認することがオススメ。
中には、仕事をしながら会社独自の免許取得支援制度を受けられる企業もあります。まずはどんな仕事があるのか実際に探してみましょう。
>> 大型免許のドライバー求人をチェック
>> 中型免許のドライバー求人をチェック
また、大型免許や中型免許はどんな試験内容なんだろう?難易度はどのくらいだろう?
と気になる方は、こちらの記事もご覧ください。
勉強を始める前に、それぞれの試験内容や合格基準について知っておくとよいでしょう。
関連記事:「大型免許を一発試験で突破!?内容&合格率そして難易度について解説!」
関連記事:「ドライバーとして働くなら中型免許は必須!試験内容や難易度、合格率について知っておこう」
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