けん引免許

けん引免許

  • 投稿日:2016/12/09
  • 更新日:2017/02/09

目次

    けん引免許は、一般的にトレーラーと呼ばれている荷物を積むための車を連結した車両を運転するために必要な免許であり、貨物トレーラーやタンクローリー、大型のキャンピングカーなどが牽引車に該当します。単体のトラックでは運ぶことのできない大きな荷物や、大容量の荷物を一度に運ぶことが出来るため、トレーラー運転手として運搬会社への就職などに有利に働く免許になります。

    ☆車サイズ

    牽引車とは、車両総重量が750kgを超える車(被牽引車)をけん引できる装置が備わっている大型、中型、普通、大型特殊のいずれかの自動車を指しています。
      
    運転するためには、牽引車のサイズに応じた免許証と、けん引免許が必要になります。

    ☆取得条件

    けん引免許に取得に必要な条件は、以下になります。
      
    1.普通、大型、大型特殊免許のいずれかを所持している
    2.満18歳以上
    3.両眼で0.8以上、片眼で0.5以上(左右どちらも)
    4.深視力検査の誤差が2cm以下
    5.赤、青、黄色を識別できる
    6.10mの距離で90dBの警音器の音が聞こえる
    7.精神病など法定で定められた病気やアルコール、覚せい剤などの中毒にかかっていない8.運転に支障をきたす恐れのある身体の障害がない
      
    所持している免許の条件については、牽引車(トレーラー)を運転するにあたりけん引免許以外に、運転する牽引車の免許が必要になるため必須条件のひとつとなっています。
      
    視力と深視力の検査は裸眼である必要はなく、メガネやコンタクトレンズを使用しても問題ありません。
    同様に聴力検査でも補聴器を使用しても大丈夫です。

    ☆取得方法

    けん引免許を取得するためには、大きく分けて2つの方法があります。
      
    1.けん引免許教習が受けられる自動車教習所へ通い、技能試験に合格する
    2.運転免許試験場で技能試験に合格する
      
    教習所へ通って免許を取得する場合、指導員に教わりながら試験に臨むことができる点、教習で使用していた車両を使用して試験を受けることができるという点がメリットとして挙げられますが、入校にまとまった金額が必要になります。
      
    一方、一発受験とも言われている運転免許試験場の技能試験で免許を取得する場合、安い費用で免許取得ができる可能性がありますが、ほぼ独学で試験に臨まないといけないですし、慣れない試験車両での受験となります。
      
    それぞれの方法のメリット・デメリットを理解したうえでどちらの方法で受験するかを選択しましょう。

    ☆免許取得の流れ

    教習所へ通って免許を取得する場合は以下のような流れになります。
      
    1.自動車教習所へ入校
    2.適性検査
    3.技能教習(12h)
    4.技能卒業検定
    5.適性検査(運転免許試験場)
    6.けん引免許交付
      
    技能教習を延長して受けられる教習所もありますが、技能卒業検定再試験と同じように別途料金が発生する場合があります。
      
    次に運転免許試験場の技能試験を受験する場合の流れになります。
    1.試験予約
    2.適性検査
    3.技能試験
    4.けん引免許交付
      
    運転免許試験場によっては、申し込み数が多く予約しても試験を受けられるのは、2週間以上先になることもありますので、すぐに免許を取得しなければならないという方は注意が必要です。
      
    時期や込み具合によっては、教習所での免許取得の方が早い場合もあります。

    ☆必要費用・用意するモノ

    教習所に通って免許を取得する場合と、運転免許試験場の技能試験を受ける場合で必要な費用は大きくことなります。
    また、運転免許を取得する地域でも費用が異なる場合があります。
      
    ・教習所に通っての免許取得の場合
    ・費用
    ・運転免許教習所費用:約15万円
    ・けん引免許試験受験料:約4千円
    ※運転免許教習所の費用は、卒業検定の再受験や技能講習の延長をする場合、追加料金が発生する教習所もあります。
    ・必要なもの
    ・卒業証明書、または検査合格証明書
    ・本籍地記載の住民票
    ・写真(3cm×2.4cm)
      
    ・運転免許試験場の技能試験を受ける場合
    ・費用
    ・技能試験受験料:約3千円
    ・試験車使用料:約2千円
    ・免許証交付料:約2千円
    ※試験の結果が不合格だった場合、受験のたびに受験料と試験車使用料が必要になります。
    ・必要なもの
    ・運転免許証
    ・写真(3cm×2.4cm)

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