危険物運搬のトラック運転手が持っていると便利な免許・資格とは?

危険物運搬のトラック運転手が持っていると便利な免許・資格とは?

  • 投稿日:2017/09/26
  • 更新日:2021/09/07

目次

    化学物質を輸送するトラックドライバーは慢性的な人材不足の状態にあります。
      
    そのためドライバーになりたい人にとっては狙い目の業界といえるのではないでしょうか。
      
    化学物質のような危険物を運搬・移送する際は物質の危険性を知るとともに、いざというときに取るべき措置などについての知識が欠かせません。
      
    そんなとき危険物を扱うための免許や資格があれば、仕事上でも有利なだけでなく、化学物質についての知識も深まるでしょう。
      

    「危険物」と一口にいってもいろいろある!

    「危険物」といっても危険性の種類や人体への影響などさまざまなものがあります。
      
    例えば引火性があったり、水に触れると激しく反応したりするなど、その性質は物質によって異なります。
      
    危険物は危険性や性質ごとに分類され、法律によってそれぞれ取り扱いなどが細かく取り決められています。
      
    物質によって特性や危険性、注意事項などが異なるので、取り扱う物質が何に分類され、どの法律の適用を受けるのかを知っておきましょう。
      
    危険物といえば、消防法によるガソリンや灯油などの危険物を思い浮かべるかもしれませんがそれだけではありません。
      
    高圧ガスや火薬類、毒劇物や放射性同位元素といった化学物質も危険物とされ、輸送の際にはそれぞれ法律の規制を受けます。(※1)
      
    ※1【事業用トラックドライバー研修テキスト5】危険物輸送の基本
    http://www.jta.or.jp/member/pf_kotsuanzen/kenshu_text5.pdf

    危険物の移送・運搬に欠かせない「危険物取扱者」

    トラックドライバーになるためには中・大型自動車の運転免許が必要です。
      
    それに加えて消防法上の危険物を輸送するドライバーに求められるのが「危険物取扱者」の資格です。
      
    消防法上の危険物とは火災や爆発などの恐れがある物質のことで、危険性の違いによって1~6類に分類されています。
      
    その中でも特に4類は、灯油やガソリンなどの引火性液体を扱う燃料輸送の仕事をしている人には必須でメジャーな資格といえます。
      
    取り扱っている危険物が属する類の資格を取っておくことで、採用や仕事上で有利になることも多いでしょう。
      
    また、危険物取扱者は権限によって甲・乙・丙に分けられており、甲の資格を取得することでさらに業務の幅が広がる可能性があります。
      
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    高圧ガスの輸送に欠かせない「高圧ガス移動監視者」

    高圧ガス保安法上の高圧ガスを輸送するのに欠かせないのが「高圧ガス移動監視者」の資格です。
      
    一定の体積・重量以上の高圧ガスを輸送する際に必要になります。
      
    高圧ガスはタンクやボンベへの強い刺激で爆発したり毒性ガスが漏えいしたりする危険性があり、取り扱いには細心の注意が要求されます。
      
    その他にも業界や会社によって危険物の輸送などの際に必要とされる免許や資格もあるでしょう。
      
    取得しておけば、物質の性質や危険性について知識が深まるだけでなく、いざというときの対応もよりスムーズに行うことができます。
      
    ただし免許や資格によっては、講習や試験の頻度があまり高くないものもあります。
      
    学習期間も考慮して、計画的に資格取得を行いましょう。
      

    化学物質の危険性を知って安全運転を!

    トラックドライバーが化学物質を輸送する場合、その物質についての知識を持っておくことが必要です。
      
    免許・資格は業務で必要なだけでなく、知識を深めるためにも必要といえます。
      
    物質の中には、ひとたび事故が起きてしまうと、2次災害、3次災害へとつながり、被害が大きくなってしまうものもあります。
      
    例えば引火性と毒性を同時にあわせ持つ物質だとしたらどうでしょうか。
      
    ひとたび事故などで漏えいしてしまえば、引火と人体への被害の両方が考えられ、深刻な被害になることは想像に難くないでしょう。
      
    「事故を起こさない」という意識ももちろん大切ですが、万が一事故が起きてしまったときの措置等もドライバーには要求されます。
      
    いざというときに適切な対応が取れるように、物質の性質や措置方法などを記した「イエローカード」を活用するのもいいでしょう。
      
    そして何よりも「危険物を輸送している」という自覚と責任感を持って、日ごろから安全運転を心がける意識が欠かせません。
      

      
      
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