大型自動車免許

大型自動車免許

  • 投稿日:2016/12/09
  • 更新日:2017/02/09

目次

    トラックやダンプカーなどの大型自動車。ドライバーの職に就く人の中には「いつか運転してみたい!」と憧れている人も多いのではないでしょうか。乗っている姿がカッコイイことはさることながら、乗りこなすことができればドライバーとしての仕事の選択肢も広がります。そんな大型車を運転するのに必要なのが大型自動車免許。その特徴を詳しくまとめてみました。

    ☆車サイズ

    大型自動車といわれる車は、車両総重量11t以上、最大積載量6.5t以上、または乗車定員が30人以上の四輪車です。すべての条件が当てはまるのはもちろんのこと、いずれか1つに当てはまっていれば大型自動車となり、運転するための免許が必要です。
      
    平成19年から中型免許ができたため、それ以前に大型とみなされていた車でも中型に区分されるものが出てきました。間違えないようにしましょう。
    免許取得の際の試験で使われる車のサイズは決められており、車長が11~12m、車幅が2.4~2.5m、車軸が6.9~7.2mの車に乗って受験をすることになります。
      
    取得後は10tを超える大型トラックやダンプカー、料理屋やホテルなどの送迎用のマイクロバスなどを運転できるようになります。
    また、大型自動車はナンバープレートも大型です。普通自動車のものは16.5×33cmサイズですが、対して大型車のものは22×44cmとおよそ1.3倍の大きさになっています。

    ☆取得条件

    大型自動車免許は希望すれば誰でも免許取得・資格受験できるものではありません。取得するには条件があります。
      
    まず1つ目の条件は、普通自動車免許、中型自動車免許、大型特殊自動車免許を取得してから3年以上が経過していること。ただし、これは通算になります。「免許が有効である期間」という前提がありますので、免許取得後に免許停止などがあった場合はその期間が含まれないため注意が必要です。
    例えば、普通自動車免許を持っていて免許停止60日の経験がある場合、免許取得日から3年と60日経過していなければ大型自動車免許は取得できないということになります。
      
    そして、2つ目の条件は満21歳以上であることです。取得日に21歳になっていればよいので、教習所によっては20歳からでも入学できるところがあります。ただし、取得期限は教習開始から9ヶ月という条件があるので注意しましょう。

    ☆取得方法

    取得には、適性試験を受ける必要があります。学科試験は普通自動車免許、中型自動車免許、大型特殊自動車免許の内容と互換性があり免除されますので、適性試験に合格すれば晴れて免許を取得できます。
      
    また自動車学校での教習を希望し入学する際には、事前に視力と聴力に検査があります。視力は両眼で0.8以上、片目で0.5以上が必要です。裸眼だけではなく、メガネやコンタクトレンズを使用した場合にも適用されます。深視力検査では奥行きを感じる力の誤差が平均2cm以下、信号機の色である3色(赤・青・黄)が識別できることも必要です。
      
    聴力においては、10mの距離にいて90dbの警音器の音が聞こえなければなりません。こちらも補聴器着用の場合にも適用されます。

    ☆免許取得の流れ

    取得までの流れは他の自動車免許と同じで、自動車教習所で所定の講習を受け、卒業してから適正試験を受けることになります。
    まず、教習所では先述のように適性テストを受け、視力と聴力を測定します。クリアできたら教習スタートです。
      
    教習は普通自動車免許と同様に教習所内のコースで技能教習を受け、修了検定に合格したら路上教習になります。その後、再び検定を受け、それにも合格したら卒業です。
      
    ですが、卒業するだけではまだ免許取得はできません。住民票に記載されている地域の免許センターで適正検査(学科試験はなし)を受け、合格することが必要です。
      
    注意すべきは、教習所によっては大型自動車の教習を行っていない所があることです。よく確認しましょう。
    また、教習を受けずにいきなり適性検査を受けるという手もあります。飛び込みという形になりますので、相応のテクニックが必要です。

    ☆必要費用・用意するモノ

    免許取得までの道のりがわかったら、あとは気になるのは費用の面ですね。
    大型自動車免許の取得にかかる費用の額は、これまでにどんな免許を取得しているかで違いがあります。東京都内では、普通車免許取得者で35万円ほど。AT限定免許なら40万円になります。中型車8t限定免許取得者なら20万円ほどで、AT限定は25万円です。
      
    なお、短期間で卒業できる合宿教習を利用すると、平均して5~10万円ほど安く済むようです。
      
    国の制度である「教育訓練給付金制度」を利用すると、かかる費用の20%まで国に負担してもらうことができます。これには雇用保険に関する条件がありますので、給付を希望する場合は教習所などで事前に確認しておきましょう。

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