仕事経験が浅い人や短期間でお金を貯めたい人にとって、期間工は魅力的な就職先です。
  
ほぼすべての工場で寮が完備されており、生活費が安くつくので、まとまった貯金ができますし、学歴や経験で誰でも挑戦できる点も大きいでしょう。
  
ただ、誰でも挑戦できるだけに応募者も多く、競争になることがあるのも事実です。
  
求人が少ない時期にはどうしても経験者が優遇されることもあります。
  
そこで今回は未経験者でも面接に受かりやすい、大量募集の時期について紹介します。
  

1 工場の大量募集って何?

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1-1 工場が大量募集をする理由とメリット
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期間工の仕事の有無は、その企業の業績に左右されることがほとんどです。
  
業績がよければ工場をフル稼働させる必要があるでしょうし、業績が悪化していれば一時休業させる工場やラインが出てくるでしょう。
  
また、それぞれの業界は日本全体の景気の動向にも大きく左右されます。
  
自動車業界は好景気時には好調に、不景気時には不調になるといった風に、景気と上下にそのままリンクした業界といえるでしょう。
  
一方で不景気に強い業界の代表としては介護業界があります。
  
景気の良し悪しに関わらず、常に一定の需要が見込まれる業界ですから、景気変動に影響を受けることが少ないのです。
  
結果として不景気になると他業種から多くの人が流入することになります。
  

自動車工場が期間工を大量募集する理由とメリットがここにあります。
  
景気の動向に影響を受けにくい業種に比べて、景気の上下に併せて人員数も調整する必要があるのです。
  
景気がよい時には人を増やし、悪い時には人を減らす。
  
正社員だけを揃えているとこのような調整はできません。
  
工場にとって忙しい時期だけピンポイントで働いてもらえる期間工の存在は、非常にありがたいものなのです。
  

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1-2 求職者側にとってもありがたい大量募集
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工場側だけでなく、求職者側にも大量募集のメリットはあります。
  
一般の期間工募集と比べた場合のメリットは、競争倍率が低く未経験者でも入りやすい点が挙げられるでしょう。
  
工場が大量募集を行っている時期というのは、とにかく人手が欲しい時期であり、健康でしっかりと働いてくれる人であれば経験の有無を問わないケースがほとんどです。
  
募集が少ない時期には工場側も誰を雇うかの選別を行いますが、大量募集の時期にはその選別基準も比較的緩く、未経験者でも入りやすいという特徴があります。
  
また、経験者にとっても大量募集の際は競争倍率が低いため、希望のメーカーに就職しやすいというメリットが挙げられます。
  

2 大量募集がされる時期は決まっているの?

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2-1 定期的なもの不定期なものの2種類の時期がある
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工場が期間工の大量募集には定期的なものと、不定期なものの2種類があると知っておきましょう。
  
定期的なものとは毎年同じ時期になると行われるもので、3~4月、9~10月が多いようです。
  
これはこの時期に契約期間が満了するケースが多いためで、それに併せて新たな期間工を募集することになります。
  
一般的には3~4月のほうが人は集まりやすく、9~10月の募集時期は人が集まりにくい傾向があるため、9~10月入職の期間工には特別報奨金を支給する企業もあるようです。
  
未経験者にとっては9~10月の募集時期に併せて応募するとチャンスが広がるかもしれません。
  

不定期に行われる大量募集もあります。
  
一例として消費税増税前の時期が挙げられるでしょう。
  
大きな買い物ほど増税の影響は大きいですから、この時期には自動車や住宅などの駆け込み需要が見込めます。
  
企業はこうした時期に併せて期間工を大量募集することになります。
  
注意したいのが募集時期は駆け込み需要が見込める時期よりも前倒しになるという点です。
  
先ほどの例でいえば消費税増税の時期が4月なのであれば、駆け込み需要はその前の半年ほどの期間であり、工場で商品を製造するのはそこからさらに半年近く前になります。
  
つまり増税時期の1年前にはすでに大量募集がなされていることになります。
  
来月から増税になるから工場でも今月から期間工を大量募集するとはならないので注意しましょう。
  

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2-2 大量募集求人で注意する点は?
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大量募集求人であっても、通常の期間工求人と大きな違いがあるわけではありません。
  
「人手が足りないからすぐに雇ってくれるだろう」と安易に考えてしまうと、面接で落とされることもあります。
  
期間工を募集している企業のほとんどは大企業です。
  
それだけに工場で働く社員にも高い規律や倫理観が求められます。
  
大量募集だからといって油断することなく、面接時に対応や履歴書作成で手を抜かないことが重要です。
  

大量募集時期は工場の繁忙期と重なっていることがほとんどです。
  
通常の時期に比べると残業や休日出勤をする機会も増えるかもしれません。
  
もちろん諸手当はきちんと支給されますが、あまり残業をしたくないと考えている人にとっては、大量募集の時期はニーズと合致しないかもしれません。
  

3 大量募集の時期に向けて準備をしておこう

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3-1 転職・就職活動に必要な準備
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面接対策や自己PRを考えておくことは、期間工の募集であっても重要です。
  
面接では必ず自身の職歴や前職を辞めた理由、そして志望動機などが聞かれます。
  
これは期間工であっても、通常の正社員面接であっても同様です。
  
自分がこれまでに何をしてきたのか、自分の売りは何なのか、採用されるとどんな働きができるのかなど、自分自身のアピールポイントをしっかりについてまとめておきましょう。
  

現在他の仕事に従事している人であれば、今の仕事との兼ね合いもあります。
  
仕事の引き継ぎや退職時の手続きなど、退職にまつわる雑務はたくさんあります。
  
こうした仕事をこなしながら、面接の準備を進めることになります。
  
大量募集は応募時期が決まっていることが多いので、その時期から逆算してゆとりのあるスケジュールを組んでおきましょう。
  

事前に雇用条件を調べておくことも大切です。
  
生活費がどれくらいかかるのか、有給は使用できるのか、社会保障はどうなっているのかなどは、事前に調べておくとよいでしょう。
  
これらの情報は募集要項や企業のホームページに記載されていることがほとんどです。
  
応募の前にきちんと目を通しておくことで、その後のトラブルを未然に防ぐことができます。
  

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3-2 採用が決まった後に必要な準備
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採用が決まったら入寮の準備です。
  
生活するのに必要な物品を忘れずに用意しておきましょう。
  
入寮後に買い足すことも可能ですが、入浴に必要な物品一式、口腔ケア物品などすぐに必要になる身の回り品は用意しておくほうが無難です。
  
文房具や印鑑、朱肉なども必要になりますので忘れないようにしましょう。
  
また、あると便利なのがカゴです。
  
1つ持っておけば洗濯や入浴の際に役に立ちます。
  
他にも常備薬やアイマスク、耳栓やスリッパなどを持っていると、初日から快適な生活を送ることができるでしょう。
  

大量募集の時期は多くの人にとってチャンスの時期

大量募集の時期は企業にとっても、求職者にとってもお金を稼ぐ絶好のチャンスだといえます。
  
また、未経験者にとっては、期間工として働き始める最適のタイミングになるでしょう。
  
これまで期間として働きたいと思っていたけれど、なかなかその機会がなかったという人にとっては、大量募集の時期は大きなチャンスといえるでしょう。
  
時期はある程度決まっていますから、それに合わせて自身のスケジュール調整を行うことで、よりスムーズに入職につなげることができます。
  
それぞれの企業がどの時期にどれくらいの人員を募集しているのかを把握し、事前の準備を怠らないようにしましょう。
  

  
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