警備の仕事は責任が重いため、給与は高めで人気があります。ただし、職務内容から考えて未経験者には難しいイメージを持っている人も多いようです。確かに、経験がないと務まらない仕事もありますが、実は警備員という職種は担当する内容が幅広く、未経験でも大丈夫なものが多くあります。
この記事では、未経験者のための警備の仕事について説明していきます。
募集要項の「未経験者歓迎」とは?
職業紹介に関する公的機関や求人雑誌の記事などでは、さまざまな職種の求人が紹介されています。
その中には「未経験者歓迎」と書いてある求人が多く含まれています。
多くの仕事では経験が重視されるのが一般的です。
では、なぜ未経験者が歓迎されるのでしょうか。
理由の1つは、仕事に必要なスキルを補うための研修がセットになっているからです。
多くの「未経験者歓迎」の職種は、就業が決まったあとで、実際の就労を開始する前に研修を受けることができます。
就業先で期待される役割をこなせるように、必要な知識やスキルを身につける機会が与えられるのです。
また、就労場所での勤務が始まったあとでも、スキルアップ研修の機会を提供している会社もあります。
要するに、未経験の部分を補う機会を、就労と同時に提供しているため、未経験者が歓迎されるのです。
なお、公共の利益に関係する職種などでは、法律で研修が義務付けられているものもあります。
この場合は、管轄する公的機関から雇用者に対して研修費用の補助が供与されることが一般的です。
雇用者側としては、研修によって人材を育てることが可能になり、そこに公的補助が入れば、積極的に未経験者を雇うモチベーションになります。
一方で、労働者側についても、スキルアップの機会と仕事が連続しているため求人に応募しやすくなるのです。
関連記事:「警備員の仕事とは?業務内容や収入そしてキャリアアップについて」
警備員の求人に未経験OKが多いのはなぜ?
警備員は社会的責任が重い仕事なので、法律で研修が義務付けられています。
これを「法定研修」と呼んでいます。
受講時間は最低30時間が必須です。
そのうち、基本教育が15時間以上、業務別教育が15時間以上受講することになります。
研修は採用された警備会社や、専門の研修センターなどで受講します。
さらに、実地研修も8時間必要です。
警備員の求人に「未経験者歓迎」が多いのは、このような法的な研修制度が充実しており、経験がない人材を効率的に育成する仕組みが整っているからなのです。
関連記事:「警備員として働くには研修が必須!気になる研修の内容とは」
未経験者が仕事を選ぶなら警備員がおすすめ
仕事を選ぶ際に、知識や経験がない職種を目指す場合には、研修制度が充実している会社を選ぶことがポイントです。
業種や業態によっては、採用されてから就労開始までのあいだの研修には、十分な賃金が支払われないケースもあります。
また、研修といっても、十分な知識が得られるようなプログラムとは言い難いケースもあるのです。
一方で、警備員の研修は充実しています。
警備員は規律を重視するため、その研修では挨拶の仕方や集団行動の際のふるまいなど、共同で作業をする際の基本から学ぶことができます。
さらに、研修期間中も賃金が支払われるのです。
この時間についても最低時給以上の賃金支給が義務付けられているため、未経験者が仕事を選ぶ際におすすめなのが警備員という職種といえます。
警備員のキャリアアップをめざすなら資格取得を
法令で定められた特定の警備業務には、検定に合格した有資格者を配置する必要があります。
そのため、警備員には資格制度があるのです。
警備員検定を受験し合格すれば「検定合格警備員」となり、「1級」または「2級」の資格を取得できます。
検定は業務ごとに6種類に分かれているので、キャリアアップを目指すには、必要な業務の検定を受けましょう。
たとえば、空港での警備業務に関する資格を目指すのであれば「空港保安警備業務」種別を受験します。
また、道路などで危険防止のために行う交通誘導に従事するのであれば「交通誘導警備業務」種別が該当するのです。
関連記事:「警備業務検定の種類とは」
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