警備コラム記事

警備員としてのスキルアップの方法とは?


警備員の仕事は定年を迎えた方や中高年の方の再就職先というイメージがあるので、体力さえあればそれほど多くのスキルを必要とされないととらえられがちです。
  
しかしながら警備員の仕事は商業施設や交通誘導の現場などで、人々の安全を守る役割のある大切な仕事。
  
大型施設の増加や増え続ける外国人観光客といった昨今の事情もあって、スキルの高い警備員への需要はますます高くなってきています。
  
ここではそんな警備員としてのスキルアップについて必要な方法について説明します。

 


警備員としてスキルアップするには?警備員の実務経験




警備員としてスキルアップしていくには「警備員としての実務経験を積むこと」と「警備関連の資格を取得すること」が基本となります。
  
まず「警備員としての実務経験を積む」には、警備会社へ就職したのち、法定の講習(30時間以上)をしっかり受講して現場に出ることから始まります。
  
警備の現場は商業施設や大型施設の巡回警備を行う「施設警備」と、工事現場や駐車場などで行う「交通誘導」、そしてお祭りやコンサート、花火大会などで人の流れを整理する「イベント警備」などが代表的です。
  
体力的にきついとされているのは「交通誘導」や「イベント警備」ですが、さまざまな現場を経験しておくことは警備員としてのスキルアップに欠かせません。
  
多くの現場を経験しながら、同時に関連資格や必要となる訓練を積んでいき、会社内での昇進や大手の警備会社への転職を目指すというのが、警備員としてのキャリアアップの王道です。

 


警備員の代表的な資格は?




警備員のスキルアップに欠かせないもう1つの要素が「警備関連の資格を取る」ことです。
  
代表的な資格は国家資格である「警備業務検定」です。
  
施設警備業務、交通誘導警備業務、雑踏警備業務、貴重品運搬警備業務、核燃料物質等危険物運搬警備業務、空港保安警備業務の6種類に分かれています。
  
資格がなくても業務を行うことは可能ですが、保有していると社内でのキャリアアップや転職時、また実際の業務において大きなアドバンテージとなります。
  
それぞれ1級と2級に等級分けされており、1級を取得するには1年以上の実務経験が必要で、学科試験を含む合計16時間の特別講習を受講する、もしくは公安委員会が実施する検定試験だけを直接受験するという方法で取得します。
  
いずれも4万円弱の費用がかかりますが、資格取得支援を実施している警備会社がほとんどで、警備会社に就職後に資格を取得するというパターンが多いです。

 


他にもある警備関連のいろいろな資格




「警備業務検定」以外にも警備関連の資格は意外と多いです。
  
例えば施設警備などで必要になる「防火センター要員」や「自衛消防技術検定」、「防火管理者」といった防火関連の資格。
  
いずれも指定の講習を受講することで取得できます。
  
またAEDの使用やケガ人の応急措置に関する技術を取得することができる「上級救命講習」なども施設警備やイベント警備の業務には欠かせません。
  
こうした資格は特別手当が付くことも多く、施設管理の仕事にも生かせるので管理職を目指す方にもおすすめの資格です。
  
多くの警備員を管理、指導するための資格としては「警備員指導教育責任者」という国家資格があります。これは実務経験が3年以上ある方が取得できるもので、警備会社での管理職に就くためには必須となる資格です。

 


「資格」と「実務経験」の両輪でスキルアップ!向上心があれば断然有利!




警備員の仕事に就く方にはとりあえず職を求めて業界に入ったという方も多く、積極的に向上心のある人材は少ないという事情があります。
  
ただしこのことは警備業界でのキャリアアップを目指す方にとっては大きな追い風です。
  
警備業界への需要自体はますます高くなっているので、スキルの高い人材はどの現場であっても重宝される傾向にあります。
  
したがって会社の支援を受けながら資格を取得して現場での経験を積んでいくと、入社から3年程度で管理職にまでキャリアアップすることも難しくはありません。
  
管理職になれば年収は350万円から400万円前後になりますから、たとえ中高年からのスタートであったとしても大きなチャンスのある業界であるといえるでしょう。
  
また外国人観光客の増加にともなって多少の語学力があるとさらに有利です。
  
英語はもちろん、軽い日常会話ができる程度で中国語が使いこなせる人材ならば多くの現場で引っ張りだこになります。
  
東京オリンピックなどを見据えてこうしたスキルを計画的に身に付けていくことも大事です。
  
資格、実務経験、語学力など、向上心を持ってスキルアップに取り組んでいけば、警備業界での活躍の場は想像以上に広がっていくでしょう。


  
  
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