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ホンダによる自動車の安全性への取り組み「パッシブセーフティ」を解説!


ホンダは万が一の事故の際でも自動車の乗員を守るために、パッシブセーフティ技術を向上させて安全性を高めています。
テレビコマーシャルや自動車のカタログなどで、ホンダの安全技術についてある程度は知っているという人も、具体的に何がすぐれているのかはわからないということもあるでしょう。
  
そこで、この記事では、パッシブセーフティについて紹介し、ホンダによる安全性への取り組みについて、衝突安全設計ボディとエアバッグシステムを例にして解説していきます。
  




ホンダの「パッシブセーフティ」技術とは?衝突安全設計ボディを紹介!




「パッシブセーフティ」とは、万が一事故が起こってしまった場合、自動車の乗員への被害を最小限におさえるために開発された安全技術を意味します。
  
事故回避を目的とした「アクティブセーフティ」とともに、自動車の安全性を語るうえで重要な考え方です。
  
ホンダは、このパッシブセーフティ技術の向上を目指して、自動車のボディやエアバッグシステムなどの研究を進めています。
  
現在、ホンダがどのようなことを実現しているのか見ていきましょう。
  
事故で自動車が衝突を起こした場合、ボディにかかる衝撃は相当大きなものになります。
  
ボディがその衝撃を吸収しきれないとき、乗員へのダメージも大きくなってしまうのです。
  
ホンダは、衝突時に起こるボディの変形をコントロールする独自の技術「G-CON」を開発しました。
  
その結果、乗員をしっかりと保護して、事故のダメージを軽減することが可能となっています。
  






事故の相手側も保護できるホンダの衝突安全設計ボディ!




ホンダの衝突安全設計ボディは、事故の際に自分の車だけでなくて、相手車両に与えるダメージも軽減します。
  
これは「コンパティビリティ対応ボディ」と呼ばれ、衝突したエネルギーを広範囲に分散させることで双方の乗員を守るのです。
  
また、事故を起こした相手が歩行者の場合、歩行者のダメージを最小限におさえる仕様も施されています。
  
衝突のエネルギーをバンパーやボンネットでやわらげるのです。
  
さらには、衝突時にボンネットフードの後ろ側が持ち上がり、硬いエンジン部分に歩行者の頭部が直接ぶつかるのを防ぐ「ポップアップフードシステム」が採用されています。
  
ホンダには、「Safety for Everyone」という考え方があり、自動車やバイクの乗員だけでなく、歩行者や自転車に乗っている人の安全にも配慮したものづくりが実践されています。
  
道路を利用するすべての人にとって安全が保たれるための技術開発が、G-CONやコンパティビリティ対応ボディを生み出したのでしょう。
  






長い研究の末に実現したホンダのエアバッグシステム




ホンダは早い段階からエアバッグの研究に取り組み、1987年には国産車で初めてエアバッグシステムを実現しました。
  
運転席エアバッグは、事故時の衝撃をセンサーで感知してふくらみます。
  
シートベルトと併用することで、ドライバーの頭部や胸部にかかる衝撃を軽減することが可能です。
  
運転席に座るドライバーは、ハンドルと背もたれのせまい空間に身を落ち着ける必要があります。
  
また、アクセルやブレーキペダルに足が届くように座らなければなりません。
  
そのため、エアバッグがふくらむ際、ドライバーがどのような姿勢をとっているのかある程度予想できるのです。
  
その一方で、助手席に座る乗員の姿勢はさまざまです。
  
背筋を伸ばして座る人もいれば、シートを倒して楽な姿勢を保つ人もいるでしょう。
  
ホンダは、助手席の乗員がどんな姿勢をとっていてもエアバッグが機能するように、「トップマウント式」と呼ばれる技術を開発しました。
  
この技術により、事故の際にはエアバッグがフロントウィンドウに沿うようにしてふくらみ、事故の衝撃をやわらげてくれます。
  
ホンダのトップマウント式がすぐれた技術であったことから、現在では多くの自動車メーカーによって採用されています。
  






さらに安全性が高くなったホンダのエアバッグシステム




2008年に開発されたホンダの「i-SRSエアバッグシステム」は、従来品を超える安全性能を獲得しました。
  
それまでのエアバッグは、事故の際に一方向への力でふくらんでいました。
  
そうすることで、瞬時に乗員を守ることが可能となっていたのです。
  
しかし、その反面で、エアバッグが乗員に及ぼす衝撃が強くなってしまうという傾向がありました。
  
i-SRSエアバッグシステムは、渦巻き状に縫製されたエアバッグが、その縫い目を切りながらふくらみます。
  
その結果、ふくらむ際のエネルギーが自然に拡散し、乗員が受ける衝撃が軽減されたのです。
  
また、このエアバッグシステムは、内圧を一定に保つことで持続力も獲得しました。
  
そのため、乗員の体格の違いや、着座位置が人によって大きく異なる助手席でも十分に対応することが可能です。
  
  
さらに、ホンダは側面から衝突された場合に備えて、衝撃を吸収する「i-サイドエアバッグシステム」と、乗員の頭部を保護する「サイドカーテンエアバッグシステム」を開発しました。
  
事故時に強い衝撃を受けることが多いドライバーの足下を保護するため、「運転席用SRSニーエアバッグシステム」も実用化しています。
  
運転席のひざ前でエアバッグが展開することで、ダメージの軽減だけでなく、事故の衝撃で体が浮き上がってしまうことも抑制できます。
  
このように、ホンダは衝突安全設計ボディやエアバッグシステムなどの開発・改良を推し進めることで、パッシブセーフティの安全技術を向上させ、私たちの安心や安全を守る努力を日々行っているのです。
  
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