工場でブルーカラーとして働いている、もしくは働きたいと思っている人は多くいるでしょう。工場といっても、さまざまな内容の仕事があります。
工場で仕事をしたい、工場内でキャリアアップしていきたいと思うのなら、関連する資格を取ることが近道です。
今回は、溶接作業指導者について詳しく見ていきましょう。
溶接作業指導者とはどのような資格で取得条件はあるのか、どんな工場で活躍できる資格なのかなどを紹介していきます。
溶接作業指導者とは?どんな資格なのか
溶接作業指導者とは民間資格で、日本溶接協会が認定しているものです。
この資格はその名の通り、溶接を行う作業員に対して作業工程や溶接設計などの指導を行うための資格になっています。
民間資格ですから、取得が義務付けられているわけではありません。
しかし、溶接に関する高い知識やスキルを証明する資格となっていますので、取得しておいて損はないでしょう。
溶接作業指導者は、建設現場や溶接を行うような工場で現場のリーダーとしての役割を求められることが多いです。
溶接技能者と溶接管理技術者の橋渡し的な存在になることも多く、現場でのまとめ役として活躍することになるでしょう。
作業環境に応じて、溶接現場の管理を行います。
機械による自動化ができないような作業では、その技術の伝承なども求められる重要なポストです。
溶接管理技術者との違いは?
日本溶接協会が認定している資格には、溶接管理技術者というものもあります。
こちらは、溶接作業指導者とは違い指導をするための資格ではありません。
溶接作業の工程や溶接設計などを行うための資格となっています。
溶接管理技術者の場合には、建設現場に常駐することが求められるのです。
工事現場や化学プラント工場、エネルギー施設などで活躍できる資格となっています。
溶接管理技術者は、溶接の設計や品質管理の責任者という意味合いが強いのが特徴でしょう。
溶接管理技術者の資格は、特級・1級・2級とわかれており、それぞれ難易度や必要な実務経験が違います。
特級がもっともレベルが高く、学歴によっては10年の実務経験が求められるのです。
溶接作業指導者の給料は?年収は高くなるのか
溶接作業指導者の年収は、平均して300~400万円だと言われています。
溶接といってもさまざまな現場があり、働く工場や現場によって給料は変動しますが一般的な溶接作業員の平均年収も300~400万円程度ですから、資格取得によって年収が大きく上がることはありません。
しかし、溶接作業指導者の資格を取得しておくことで、管理職として活躍できる可能性もあります。
その場合には、年収が上がることが期待できるでしょう。
関連記事:気になる溶接工の年収・給料はどれくらい?
溶接作業指導者の資格を取るには?条件や取得方法
溶接作業指導者の資格は、受験条件が2つ定められています。
まず、年齢が満25歳以上であることです。
年齢条件を満たしていなければ受験することはできません。
2つ目の条件は、技量資格を持っていることです。
技量資格とは、JISまたは公的団体が行っている溶接技能資格になります。
これを保有しており、かつ一定の実務経験が必要です。
実務経験については区分が細かくありますが、3年以上の経験が必要な場合が多いようです。
溶接作業指導者の資格を取るためには、始めに日本溶接協会が開催している講習を受講しましょう。
講習は全3日間となっています。
講習を受講した後に試験を受けることになります。
試験内容は学科試験で、実技などはありません。
これに合格することで溶接作業指導者の資格が与えられます。
合格率は約100%だとされているので、講習をしっかりと受ければ合格することは難しくない資格です。
試験は毎年1回行われており、開催地によって日程は違います。
受験料は、新規受験の場合には54050円、溶接管理技術者の資格を保有している場合には23600円、再受験は12600円です。
▼他の記事をチェックしたい方はこちら!
溶接管理技術者(WES)の取得難易度や将来性を徹底解説!
溶接工の仕事内容や年収を解説!
工場の溶接の仕事にはどんなものがある?
