溶接工とは日本のものづくり産業を支える、いわば技術のスペシャリストです。溶接は「融接」や「ろう接」「圧接」の3種類に大別され、高品質な溶接加工のためには「強度」「繊細さ」「美的センス」などさまざまなスキルが求められます。そのため熟練度が重視されますので、幅広い年齢層の人が働いているのもこの仕事の大きな特徴といえるでしょう。
  
今回は溶接工の「具体的な仕事内容」や「平均年収」「必要な資格」などについてご紹介します。

溶接工の具体的な仕事内容とは!?

溶接工の主な仕事内容は、アークなどを発生させて複数の金属などを溶接(溶かして接合する)作業です。日本の「ものづくり産業」になくてはならない仕事であり、高度な技術スキルが必要となります。その技術スキルをアップするために、「アーク溶接作業者」など幾つかの資格を取得することも溶接工のキャリアアップのためには有効でしょう。溶接工は、造船、自動車などの「製造工場」を中心に多くの人が活躍して働いています。
  
主に重量物を溶接する作業が中心となるため、腰痛などにも悩まされることもあるかもしれません。長時間のかがみ・立ち仕事に耐えられる「体力」が必要となります。また、火花が散る危険作業も多いので「集中力」も必要不可欠でしょう。

溶接工の男女別年収をチェック!

2015年の賃金構造基本統計調査によると溶接工の男女別比は、男性は96.6%、女性は3.4%となっており、圧倒的に男性の割合が多い職種といえるでしょう。また、溶接工の平均年齢は、男性が40.6歳、女性が44.5歳となっており他の職種の平均年齢よりも若干高い傾向となっています。
  
そして、男女別の平均年収をみてみると男性は412万円、女性は288.3万円、さらに平均月収では、男性は29.4万円、女性は19.9万円の結果となっています。ただし、都心部に近いエリアの方が年収も高い傾向があるなど勤務地によって年収も異なります。また、溶接工の種類や複数の資格取得保有者の場合では年収差の可能性もあるでしょう。

溶接工の年収や超過実労働時間で分かること

同じく賃金構造基本統計調査による溶接工の年収の推移をみてみると、2009年では404.4万円、その後も400万円前後の横ばい傾向をたどっています。一方で超過実労働時間の推移をみてみると、2009年では15時間、2015年では23時間と年々増加傾向にあります。これは、業務量は徐々に増加しているのにもかかわらず、年収UPにはあまりつながっていないとも考えられるでしょう。
  
また、同調査の企業の規模別年収データ(2015年)をみてみると、10人~99人の企業の平均年収は、390.1万円、1,000人以上の企業の平均年収は、503万円という結果が出ており、企業の規模が大きいほど高収入の傾向にあるといえるでしょう。

溶接工に必要な資格やキャリアステップとは!?

溶接工の仕事では、ガスを使用したり火花が散ったりするなど危険作業も多いものです。そのため安全性と技術知識を学ぶ上で資格取得は重要となります。溶接工の資格の代表格は、ガス溶接の国家資格の「ガス溶接技能者」や、実務経験3年以上で受けられる「ガス溶接作業主任者」、アーク溶接の国家資格の「アーク溶接作業者」などがあります。
  
溶接工に向いているのは、ものづくりに興味がある人や、体力・忍耐力がある人などです。機械化が進んでいるとはいえ需要も多く、自分の努力次第では腕一本で働いていける可能性もあるでしょう。将来的な溶接工のキャリアステップとしては、資格を取得して指導者として働いたり、独立して活躍したりするなどの道もあります。
  
このように溶接工は専門的知識と高度な技術スキルが必要な仕事です。集中力や体力も人一倍必要ですが、ものづくりが好きな人には大きなやりがいを感じられるでしょう。
あなたも一流の溶接工になるべくキャリアをスタートさせてみましょう。

  
  
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