昼夜問わず稼働し続けている工場は、日本全国で多数存在しています。そういった工場はなぜ常に稼働し続けることができているのでしょうか?使っている機材のメンテナンスはどうなっているのでしょうか。随時買い直しているのか、それとも常時メンテナンスしているのか気になるところです。
  
潤沢な資金を持っている工場ならそういった運用も可能になりますが、全ての向上が有り余る資金で運営しているわけではありません。工場が常時問題なく稼働し続けている裏には、大小さまざまな問題を解決する保守管理担当者が存在しています。そこで今回は、工場における保守管理の仕事について解説していくことにしましょう。

☆保守管理とはどのような仕事内容か

保守管理とは、工場内に設置されている各設備が問題なく稼働するよう管理する仕事です。問題が発生している場合には、それを解消するために全力を尽くすことになります。例えば空調が止まっている場合、なぜ止まってしまったのか、どこを直せば空調が復旧するのかを調査して修理等の対応を行い、工場全体が問題なく稼働し続けられるようにするといった仕事が発生します。
  
こういった設備の復旧作業は、設備によって対応方法が異なるため、日頃使っている人でも簡単に直せるものではありません。そのため、保守専門の担当者が必要不可欠であると言えます。逆に考えれば、保守管理担当者をおいていない工場で事故等の不測の事態が発生すると、誰も対応できずに工場全体が停止してしまうことになるでしょう。このような事態が長期間もしくは頻繁に続けば、クライアントや上層部からの信用を失ってしまい、工場そのものの閉鎖に繋がる可能性もでてきます。保守管理とは「工場が常に稼働し続けられる状態を担保する」ことで、利益をもたらす仕事であると言えます。

☆工場の夜勤で行われる保守管理業務の実態とは

夜間、特に深夜は、保守管理業務者が活躍する時間帯です。作業員が少ない時間帯だからこそできる作業があり、そういった作業を行うために保守管理担当者が夜勤として出勤します。調査や点検を含めた色々な作業を行い、工場が翌日も同じように稼働し続けられるようにメンテナンスを実施するのです。日頃使用されているラインの機械は、停止している深夜のみメンテナンスが可能な場合が多く、この時間に的確なメンテナンスを行うことが工場全体のパフォーマンスや寿命に大きく関係してきます。
  
例えば常に回り続けているベルトコンベアがある場合、日中はラインが稼働している限り停止させることはできません。しかし常に回しっぱなしではモーターや歯車に劣化が生じ、いつの日か急に壊れてしまう可能性がありますよね。このような不測の事態を防ぐため、ベルトコンベアが停止しているタイミングで分解し、モーター等の各種パーツに不具合や劣化が起きていないかを調べ、交換や修理を行い、翌日も安全に使える状態にします。
  
加えて保守管理業務は一人で行うことは少ないものです。組み立て直しの段階で、ボルトが一本でも緩んでいれば事故が発生する可能性が高くなり、非常に危険です。このようなケアレスミスを防止するために、必ず二人一組で各作業を行い、ダブルチェックを実施するのが一般的。精密さや正確さ、慎重さが問われる仕事であると言えます。

☆保守管理の仕事で注意したいこととは?

保守管理は何よりも安全第一。
前述したように、保守管理のお仕事は工場に存在する様々な機材の面倒を見ることです。その中にはかなりの重量を誇る機材もあれば、端々が鋭利に尖っているものも存在しています。そういった機材を触れながら調査・分解・修理などを行うので、常に危険がある仕事であることは想像に難くありません。
  
例えばモーターの交換作業を行う作業があったとして、そのモーターが完全に停止していることを確認せずに手を伸ばせば、大きな事故に発展しますよね。その事故の被害者は、他ならない保守管理担当者です。保守管理担当者が欠員となれば、工場内の機材をメンテナンスできる人間が現場からいなくなってしまい、工場の稼働率に大きな影響を与えかねません。一つ一つの作業を安全かつ慎重に、必ず二人以上で作業の確認を行うという心構えが必要になるのです。

  
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