自動車製造は、日本が世界に誇る代表的な基幹産業のひとつです。
国内には複数の大手自動車メーカーがありますが、どれも世界に向けて商品を輸出するなど事業規模は大きく、それに伴い全国複数個所に生産工場を構えています。
ほかの業界と比較しても、比較的経営は安定していると言えるでしょう。
ここでは、主に商用車の製造を行っている日野自動車株式会社について、国内にある生産拠点とそれぞれの概要について紹介していきます。
日野自動車について
1910年に「東京瓦斯工業」の名称で操業した日野自動車。
1942年に日野重工業として設立され、2018年現在では主にトラックやバスといった商用車の製造を行っています。
最大手自動車メーカーであるトヨタ自動車の連結子会社でもあり、一部の工場では受注生産の形で、トヨタブランドの小型乗用車やSUVなどの生産も行われています。
日野自動車がトヨタの傘下に入ったのは、1965年のことでトヨタグループに入ってからは50年以上です。
国内生産拠点として、4つの工場のほかに2つのテストコース、また全国各地に配車、部品センターを構えるなど、大企業だと言えるでしょう。
連結子会社である販売会社も全国各地で営業を行っています。
国内以外にもアジア圏に生産拠点を構え、2007年からは海外向け販売台数が国内向けを上回っています。
日野自動車の国内生産拠点について
日野自動車は、全国に4カ所ある、日野、羽村、新田、古河工場で、商用車などの生産を行っています。
自動車の製造はプレス、車体溶接、塗装、エンジン搭載、バンパーやタイヤなどの取り付け、そして検査などと、組み立てにはさまざまな工程があり、大がかりです。
日野自動車の生産工場では、トヨタ生産方式を全面的に取り入れており、高品質、高性能の車が効率よく生産されています。
国内の4つの生産工場の概要は以下のとおりです。
・日野工場
〒191-8660 東京都日野市日野台3丁目1番地1
東京都日野市に位置する日野工場は、日野自動車の本社工場です。
4つの拠点のなかで最も歴史が古く、1942年より操業開始。
さらに、4つの拠点のなかで最も小さい約30万平方メートルの敷地において、大型、中型トラックの組み立てから検査までの一連の作業を行っています。
主な生産車種は、レンジャーやプロフィアなど。
生産キャパシティは約10万台ほどです。
周辺環境への配慮とスペース問題などの理由からこれ以上の増産が難しく、2020年をもって日野工場のすべての機能を古河工場に移転することが発表されています。
移転と同時に、日野工場は閉鎖される予定です。
・羽村工場
〒205-8660 東京都羽村市緑ケ丘3丁目1番地1
東京都羽村市に位置する羽村工場は、1963年に操業を開始しました。
工場の広さは4つの拠点の中でもっとも広く、敷地面積は約77万平方メートルです。
羽村工場では、小型トラック、プロペラシャフトやアクスルなどの部品製造に関する一貫作業に加えて、トヨタ車の受託生産を行っています。
主な生産車種は、日野デュトロ、ランドクルーザープラド、トヨエースなど。
・新田工場
〒370-0344 群馬県太田市新田早川町10番地1
群馬県太田市に位置する新田工場は、1980年に操業を開始しました。
約39万平方メートルの敷地において、中・小型エンジン、大・中型トランスミッション、中・小型アクセルの加工から組み立てまでの作業を行っています。
・古河工場
〒306-0110 茨城県古河市名崎1番地
茨城県古河市に位置する古河工場は、2015年に操業開始と4つの拠点のなかで最も新しい工場です。
操業直後は、海外工場で組み立てる、ノックダウン生産用部品の供給拠点としての機能のみでしたが、2016年より本格稼働しています。
約66万平方メートルの敷地において、順次日野工場からの製造を受け継ぐ形で、大型、中型トラック、ユニット部品、ノックダウン部品などを生産。
2020年以降の生産キャパシティは日野工場の倍である20万台規模となる予定です。
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