工場などで働きたいと考えている人やすでに働いている人のなかには、機械保全技能士に興味がある人もいるのではないでしょうか。製造業を営んでいる工場では、従業員に対して機械保全技能士の受験を勧めているケースもあります。
この記事では、機械保全技能士の試験内容や合格率、試験に向けてどのような勉強をすればよいのかについて解説します。
機械保全技能士とは
機械保全技能士とは、工場などに設置してある機械のメンテナンス能力をはじめとした機械の正常な稼働を維持して保全するための能力を認定する国家資格です。
公益社団法人日本プラントメンテナンス協会が、国からの業務委託を受けて運営しています。
機械系保全作業と電気系保全作業、設備診断作業の3つの区分があり、学科試験も実技試験も3つのうちいずれかを選択する形式となっています。
すでに工場での実務経験がある人であれば、勤務先で必要となる区分の資格を取るのがよいでしょう。
資格試験への申し込みには個人申請と団体申請の2種類があり、企業が従業員に対して受験を推奨している場合には、試験費用の一部または全部を負担してくれる可能性があります。
3級は、年齢や学歴、実務経験の有無などに関係なく誰でも受験することができます。
2級は受験資格として2年以上の実務経験、1級は7年以上の実務経験が必要です。
さらに上の特級は、1級合格後に5年以上の実務経験がないと受験できません。
機械保全技能士の試験内容は?
3級の学科試験は、真偽法30問で試験時間は60分です。
機械一般、電気一般、機械保全法一般、材料一般、安全衛生が共通の試験内容であり、機械系保全法と電気系保全法から取りたい資格の内容いずれかを選択します。
実技試験は、機械系保全作業の7課題70分または電気系保全作業の2課題110分のいずれかを選択します。
2級と1級の学科試験は、真偽法25問と四肢択一式25問で100分です。
共通の試験内容は3級と同様であり、機械系保全法・電気系保全法・設備診断法から取りたい資格の内容を1つ選択します。
実技試験は、機械系保全作業なら80分、電気系保全作業なら110分、設備診断作業は2級が80分で1級が100分です。
特級の学科試験は、五肢択一式50問で120分です。
工程管理、作業管理、品質管理、原価管理、安全衛生管理及び環境の保全、作業指導、設備管理、機械保全に関する現場技術が試験内容となっています。
実技試験は、計画立案等作業試験が150分です。
現場における具体的な課題を表やグラフ、図面、文章などによって掲示させ、計画立案や計算、予測を行わせることで総合力を問う試験となっています。
機械保全技能士の合格ラインや合格率は?
どの級であっても、学科試験は100点満点中65点を取れば合格です。
実技試験は、60点以上で合格です。
受験者の平均点に関係なく一定の得点に達すれば合格ですので、問題の難易度が高い年は合格率が低くなります。
3級の合格率は、2015年で約74%だったのに対して2018年は約48%、2級の合格率も2015年で約46%だったのに対し、2018年では約18%になっています。
1級の合格率は、2015年で約31%が2018年では約12%まで下がりました。
しかし特級の合格率においては、2015年で約12%と低かったにも関わらず、2018年では約21%に上がりました。
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機械保全技能士の勉強方法は?
機械保全技能士の勉強方法としては、過去問や対策テキストをしっかりと解いて問題傾向をつかむのが望ましいです。
合格率は年々下がっていますが、平均点に左右されないため65点をきっちり取れるように勉強することが求められます。
合格率の低下は問題が難化している可能性もありますが、受験者のレベルが下がっているだけの可能性もあります。
過去問や対策テキストで、合格に必要な点数が取れるよう勉強しましょう。
機械保全技能士資格を受験してみよう
多くの企業で取得を推奨しているのは、機械保全技能士の2級です。
受験資格が実務経験2年以上ということもあり、工場での仕事に慣れてきたところでの受験となるでしょう。
もちろん、工場での勤務に入る前に予備知識として3級の試験を受けてみるのもよいのではないでしょうか。
機械のメンテナンスは、工場にとって欠かせないものです。
しっかりとした知識と技術を身につけるためにも、機械保全技能士の受験を考えてみてください。
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