お仕事ナビ記事

金属加工のプロ!NC旋盤の工場勤務の年収や資格まとめ!


旋盤加工の現場で必要不可欠なのがNC旋盤です。

旋盤機械を動かし図面通りに製品を作るモノづくりの仕事になります。

この記事ではそんなNC旋盤を扱う工場勤務の仕事を紹介していきます。

NC旋盤とは何かという基本的な知識から作れる製品、仕事に必要な資格を詳しく解説していくのでモノづくりの仕事がしたいという方は参考にしてみましょう。
  




金属加工の生産効率を格段に上げたNC旋盤とは




旋盤とは円柱状の加工物を回転させバイトと呼ばれる刃物を当てることで加工を行う機械のことをいい、この旋盤をコンピューターで数値制御するのがNC旋盤です。
  
NCとは(Numerically Control=NC)の略でNC旋盤はコンピューター制御による旋盤加工に特化した工作機械になります。
  
現在では複数の主軸と回転装置を搭載し生産効率を向上させたCNC旋盤が主流となっています。
  
  
旋盤はこれまで人の手で行われていましたが、ミクロン単位の正確な作業を行うには限界がありました。
  
そこで、精緻な加工が要求される加工物でも正確に大量生産ができるように開発されたのがNC旋盤です。
  
NC旋盤の登場によって金属加工の生産効率は大幅に上昇し、複雑な加工が必要な工業製品も生産が可能になりました。
  
  
NC旋盤は1956年に東京工業大学の中田孝教授によって開発されました。
  
NC旋盤が開発される前はアナログ制御で輪郭をなぞって加工する自動制御工作機が先行していましたが、コンピューターの普及に伴ってNC旋盤が開発されます。
  
1960年代後半には旋盤にサーボ機構がついた製品が開発され、現在では複数のバイトを搭載したNC旋盤が一般的です。
  
現在のNC旋盤はタレットと呼ばれる回転装置にバイトを複数装着することによって、タレットを回転させるだけで異なる加工が可能です。
  
その他にも加工物を取り付ける主軸を複数備えた多軸自動旋盤なども開発され、複雑な加工も自動制御で制作できるようになっています。
  






NC旋盤では身近な製品から工業用まで制作できる!




NC旋盤は円形の金属を加工する工作機械です。
  
自動車の細かい部品や調理器具、アウトドア用品などさまざまな製品をNC旋盤で制作することができます。
  
NC旋盤の特徴は図面通りの寸法で正確に加工を行えるという点です。
  
数ミクロン単位で加工ができるため細かなネジ穴のあるノズルや継手、製品同士を繋げるニップルなども制作可能です。
  
  
基本的に加工物を回転させて不要部分を削り取るためNC旋盤で作られるものは丸い形状になります。
  
このことから丸物加工と呼ばれることもあります。
  
身近なものであれば筋トレによく使われるバーベルのシャフトなどです。
  
シャフトは丸い筒状の金属に左右の重りをつけるための溝が必要です。
  
NC旋盤に加工物を固定し不要部分を削り取る刃を取り付けることでシャフトの溝を掘ることができます。
  
  
その他にも、アウトドアでテントを固定する際のピンや製品を固定するためのボルトなど身近にある製品の多くがNC旋盤によって制作されています。
  
加工技術が発達した今では複雑な形状もNC旋盤で制作できるため、多くの製品が生み出されています。
  
プログラムを入力することで新しい製品を作れることからクリエイティブなスキルも必要となるのがNC旋盤の仕事です。
  
関連記事:「金属加工に不可欠なNC旋盤の業種」






主なNC旋盤加工の種類は5種類!




NC旋盤加工ではバイト(刃)を変えることによって複数の加工が可能です。
  
NC旋盤で主に行われる加工は「外径加工」「内径加工」「ねじ切り加工」「穴あけ加工」「突切り加工」の5種類です。
  
外径加工はNC旋盤で最も基本的な加工方法になります。
  
加工物に外側から刃を当てて不要部分を削り取る加工方法です。
  
製品の仕上げや外側を削り取って任意の形にする際に外径加工が行われます。
  
  
内径加工とは外径加工と逆で、刃を内側から当てることで穴をあけたり、内側に溝を掘ったりする場合に行われます。
  
金属を削り取った際の切りくずが内側に溜まりやすいため、刃の角度を調整して切りくずが外に排出されるようにする技術が必要です。
  
ねじ切り加工とは、ネジを作る際に使われる加工方法になります。
  
ネジ穴は一定間隔に掘る必要があるため、自動送り機能を使っておねじとめねじを掘ります。
  
  
穴あけ加工とは、名前の通り加工物に穴を開ける加工方法です。
  
「ドリルチャック」と呼ばれる専用工具でドリルの刃を固定して加工物に穴をあけます。
  
穴の大きさによってさまざまな用途に使われる製品を制作することが可能です。
  
最後に突切り加工とは、加工物の外側から刃を当てて不要部分を切り落とす加工方法になります。
  
製品の仕上げとして不要部分を切り落とし加工面を綺麗に仕上げる際に行われます。
  






用途に応じた旋盤の機械が開発されている!




ひとくちに旋盤といっても用途や加工物に応じてさまざまな工作機械が開発されています。
  
主な旋盤の機械は「汎用旋盤」「NC旋盤」「卓上旋盤」「正面旋盤」「立旋盤」「タレット旋盤」の6種類です。
  
汎用旋盤(普通旋盤)は旋盤の最も一般的な工作機械になります。
  
補助工具などを取り替えればさまざまな加工ができる反面、バイトの着脱を手作業で行わなければならないため大量生産には向きません。
  
複数の加工が必要な試作品やオーダーメイドの製品を加工する際に利用されます。
  
  
NC旋盤は旋盤加工をすべてプログラムで自動制御する工作機械です。
  
今ではこのNC旋盤が普及しており、精度の高い加工ができるのが特徴です。
  
バイトの着脱から旋盤加工まで全自動で行うため大量生産に向いている工作機械になります。
  
その他にも卓上で利用できる卓上旋盤や大型の製品でも旋盤加工が施せる正面旋盤など用途に応じた旋盤の工作機械が開発されています。
  






気になるNC旋盤工の年収は?




旋盤加工を専門に行う技能士の中でもNC旋盤工は熟練した技術とプログラムに関する知識が要求される仕事です。
  
したがって、NC旋盤工の年収は一般的な旋盤工よりも高い傾向にあります。
  
気になる年収ですが、厚生労働省が発表している賃金構造基本統計調査の2018年の調査によれば男性は約445万円、女性は約317万円となっています。
  
男女の合計平均年収は約442万円です。
  
  
NC旋盤工として昇進した場合、係長クラスで約486万円、課長クラスで約653万円、部長クラスで約818万円となっています。
  
学歴別であれば高卒で約319万円、高専・短大卒で約339万円、大学卒で約442万円です。
  
経験年数にともなって熟練した技術を身に付けて昇進していくと高い年収を得ることができる職種になります。
  
関連記事:「気になる年収!旋盤工の年収はどのくらい?」






NC旋盤工になるなら機械加工技能資格が役立つ!




NC旋盤工は金属メーカーや金属部品の製造・販売を行う企業への就職が一般的です。
  
基本的に入社後に工作機械の使用方法、トラブルが起こった際の対応などの研修を受けて現場で工場勤務を行う流れになります。
  
実際に現場で旋盤加工の知識と経験を積むと機械加工技能士という資格試験を受験することが可能です。
  
機械加工技能士とは、旋盤加工を含めた金属加工の技能レベルを証明する資格になります。
  
金属加工業界では一般的な資格で特級から3級まで技術レベルに応じた試験が用意されています。
  
  
最も受験資格のハードルが低い3級では6カ月の実務経験が受験資格です。
  
機械加工技能士の資格試験では学科試験と実技試験の2種類の試験が行われます。
  
学科試験では作業工程の立て方や工具の選び方、プログラミングに関する知識が必要になります。
  
実技試験は試験時間内に実際に部品を加工し製品を作る試験です。
  
技術レベルに応じた機械加工技能士の資格を取ると、自身のスキルの証明になるだけでなく年収が上がる傾向にあります。
  
NC旋盤工として働くのであれば技術レベルを高めて機械加工技能士の資格を取得するのがおすすめです。
  






金属加工の専門家!NC旋盤工になろう!




金属加工の職種にもたくさんの種類がありますが、その中でもNC旋盤工は高い技術力とプログラミングの両方のスキルが要求される金属加工の専門家です。
  
実務経験を積み高いスキルを身に付ければ高い年収を稼げる職種でもあります。
  
「モノづくりの仕事がしたい」「しっかりとした技術力を身に付けたい」と考えている人はNC旋盤工にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
  


  
  
▼他の記事をチェックしたい方はこちら!
  
関連記事:「NC旋盤のスペシャリスト「機械加工技能士」はどんな資格?」
  
関連記事:「気になる年収!旋盤工の年収はどのくらい?」
  
関連記事:「金属加工に不可欠なNC旋盤の業種」
  
  
▼お仕事を探したい方はこちら!
  
NC旋盤の工場求人をチェック
  



おすすめ求人

人気記事ランキング