警備基礎知識記事

警備員として働くなら知っておこう!仕事道具のまとめ


いざ警備員として働くことになった場合、常に携帯しておくべき仕事道具がたくさんでてきます。

それぞれの使い道を知っておかないと、いざというときに対応できません。

ときには自分の安全に関わることもあるので、道具の知識は必須だといえるでしょう。

この記事では、警備員の仕事道具とそれぞれの特徴、使い方についてまとめていきます。
  

 


警備員の代名詞は「警笛」!一般人に対して使ってもいいの?





■ドライバーの注意を喚起する
  
警備員が携帯する道具の中でも、警笛は使う機会が多いものです。
  
車両に対して鳴らし、事故のないよう安全な誘導に使用します。
  
特に、一般車両を停止させるときなど、口頭で声をかけてもドライバーには届きません。
  
そのため、警笛で注意を引くことが多くなります。
  
そのほか、警笛には危機を周囲に知らせる役割もあります。
  
警笛を吹くのが苦手な人は、しっかり音を出せるように練習しておくとよいでしょう。
  
  
■人に対しては使わない
  
警笛を「通行者を呼び止めるために使う」道具と勘違いしている人もいます。
  
しかし、警笛は原則として一般人に向けて吹くものではありません。
  
人には口頭で話しかけます。
  
あくまで車両に対して注意喚起するときに使うものなので、間違えないようにしましょう。
  

 


警備員が「白手」をするのは作業のためではない?





■誘導をしやすいように
  
略して「白手」と呼ばれる「白手袋」は、警備員の必需品です。
  
多くの職場では勤務中の警備員は、常に白手をつけておくこととされています。
  
まずあげられる理由は、「誘導」のためです。
  
警備員は身振り手振りによって通行人や車両を誘導します。
  
そのとき、手の動きが目立たないと意図が伝わりません。
  
そこで、周囲の風景に溶け込みにくい白手が重宝されるのです。
  
  
■指紋を残さない
  
次に、「捜査の邪魔にならない」ことです。
  
警備員は職業の特性上、犯罪現場に遭遇する可能性もあります。
  
そのとき、自身の指紋が残っていると捜査に支障をきたしてしまいます。
  
そこで、ふだんから白手を着用し、指紋がつかないように気をつけているのです。
  

 


しっかり使い方を覚えておくべき「誘導灯」!サインが伝わるように





■夜道でもドライバーにメッセージを伝える
  
「誘導灯」「誘導棒」と呼ばれるアイテムも、交通整備を行う際に必要のアイテムです。
  
誘導灯は発光して暗闇でも見えやすくなるため、夜道を走るドライバーも警備員の存在に気づきやすくなります。
  
警備員が持参しなくても、多くの現場では誘導灯を支給してくれます。
  
  
■サインを覚えて交通整備を
  
誘導灯を使いこなすには、ドライバーへのサインを知っておきましょう。
  
たとえば、停止してほしいときは地面と水平に誘導灯をかざします。
  
また、徐行してほしいときは誘導灯を左右にゆっくりと振ります。
  
サインの意味が分かっていないドライバーにも、雰囲気で伝えることが大切です。
  

 


合図は絶対に間違えない!交通誘導には「手旗」を用いる





■手旗の使い方は責任重大
  
交通誘導では手旗を使うこともあります。
  
天気のいい日には手旗を用いる現場も多く、警備員として働くなら、しっかりと合図を覚えておきたいところです。
  
手旗には動きにさまざまな意味があるため、無駄な動きをすると意図しているものとは違う合図と解釈される可能性もあります。
  
また、間違って合図をしてしまうと交通事故につながるリスクも出てきます。
  
  
■赤旗と白旗の組み合わせで合図
  
手旗は右手に白、左手に赤を持つのがルールです。
  
基本姿勢として、体はねじらずまっすぐ立ちます。
  
赤旗を上げると停止、白旗を車両に向けて振ると進行など、合図は細かく決められています。
  
そのほか、幅寄せや徐行といった指示も、手旗で表現することができます。
  

 


鍵の管理を徹底させる「キーケース」「キーチェーン」





■警備員は鍵の管理も任せられる
  
施設の鍵を管理することも警備員に求められる仕事のひとつです。
  
キーケースやキーチェーンが現場から支給されなかった場合、自身で調達することも視野に入れましょう。
  
なるべくコンパクトで、ポケットに入れられるサイズが理想です。
  
  
■紛失や盗難を防ぐ
  
キーケースやキーチェーンの目的は、鍵を他人の目にさらさないことです。
  
悪意のある人物が鍵の種類を知ってしまうと、侵入のヒントを与える可能性があるからです。
  
また、鍵が複数ある場合、キーチェーンがないと管理しにくくなります。
  
そもそも、鍵を裸でポケットに入れていると紛失や盗難に遭うリスクが高まります。
  
鍵を預かる立場となるからには、細心の注意を払いましょう。
  

 


いざというときは身を守ってくれる!「マグライト」





■頑丈なのにコンパクト
  
コンパクトであるにもかかわらず、頑丈なマグライトは警備員が常備する懐中電灯です。
  
夜間の巡回などには欠かせないアイテムで、基本的には利き手とは逆の手でマグライトを持ち、通常は点灯させないまま移動します。
  
危機を感じたときだけマグライトを点け、対象の確認に使用します。
  
  
■相手を怯ませるときにも使える
  
マグライトが重要なのは単に「暗闇を明るくできるから」だけではありません。
  
いざというときは、襲撃者に光をあてることで目くらましの役割も果たすのです。
  
警備員という職業の特性上、護身の道具を堂々と持ち歩くことはできません。
  
そのため、相手を怯ませ、その隙に態勢を整えられるマグライトは頼もしい道具といえるでしょう。
  

 


緊急性の高い仕事でのみ所持できるのが「警戒棒」





■警戒棒は無条件で所持できる?
  
「警戒棒」は、略して「警棒」と呼ばれることも多い道具です。
  
30cm超、90cm以下の長さと決められており、長さに応じて重量にも規定が設けられています。
  
警備員が身を守るために欠かせない道具なのですが、無条件で携帯できるわけではありません。
  
届け出なしに警戒棒を持ち歩いていると罰金処分を科されることもあります。
  
  
■携帯していい状況とそうでない状況
  
警戒棒の携帯が認められるのは「緊急性が高い」とみなされる状況のときだけです。
  
たとえば、交通誘導などの現場では携帯自体が認められていません。
  
一方で、身辺警護といった危険が含まれる仕事では所持が許されています。
  
そのほか、携帯する際には第三者から見て警戒棒があるとすぐ分かることも条件のひとつです。
  

 


警備員の身を銃弾から守ってくれる「防弾チョッキ」





■パネルとカバーの組み合わせ
  
銃撃を受けたときに体を守るための道具です。
  
防弾チョッキという名称が一般化しているものの、実際には「防弾パネル」と「カバー」をセットにしたアイテムです。
  
ちなみに、刃物に対する防護を行う「防刃チョッキ」もあり、身辺警護などの任務には不可欠です。
  
  
■期待しすぎは禁物
  
防弾チョッキを使用する際は、効力を期待しすぎないことが大切です。
  
防弾チョッキにも隙間はありますし、強力な火器はパネルを貫通してしまいます。
  
また、パネルで防げたとしても衝撃がまったくないとは限りません。
  
たとえチョッキをまとっている状況下でも、警戒を怠らないことが絶対条件です。
  

 


車や人に蛍光塗料を付着させる「カラーボール」





■逃走する犯人めがけて投げよう
  
防犯グッズとして多くのシチュエーションで用いられているアイテムです。
  
犯罪者に遭遇した際、警備員1人では対処できず、逃走されることも少なくありません。
  
そのような場面で、犯人が逃げ切ることを難しくするためにカラーボールを用います。
  
カラーボールは車や地面にぶつかると飛散し、蛍光塗料を定着させます。
  
逃走先で塗料が検出されれば、犯人を見分けることが可能です。
  
  
■足元を狙うのがコツ
  
人に対して使用するときは、足元を狙うとよいでしょう。
  
体を狙ってもカラーボールは割れない恐れがあります。
  
また、避けられると無関係の人に当たることもありえます。
  
足元を狙ったほうが塗料は飛び散り、犯人に付着しやすくなるのです。
  

 


伝統の防犯グッズ「刺又」は現代でも効果はあるのか





■複数人で使うアイテム
  
時代劇に登場する刺又ですが、実は現代の警備員に支給されることもあるのです。
  
実のところ、刺又は単体で使ってもそれほど効力はありません。
  
しかし、複数人で用いれば威圧感があるうえ、相手の逃げ道を無くすことができます。
  
  
■体格差を埋められる
  
刺又には、相手との距離を確保できるというメリットもあります。
  
体格や力に差がある場合、無暗に取っ組み合っても警備員が負かされてしまうでしょう。
  
しかし、刺又があれば少なくとも手足をつかまれるようなことになりません。
  
警察が駆け付けるまでの時間稼ぎにもなります。
  

 


警備員として働くからには道具の使い道も確認しよう




防犯や防護、交通誘導など、警備員が用いる道具にはさまざまな目的があります。
  
現場に着任したからには、状況に応じて道具を使い分けなくてはなりません。
  
また、道具の中には使い道に制限やルールが設けられているものもあります。
  
トラブルを避けて安全に仕事を続けられるよう、警備にまつわる道具の知識は正しく覚えておきましょう。
  


  
  
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