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交通誘導の警備員はどのくらいの年収・給料を稼げるの?
- 投稿日:2017/12/27
- 更新日:2022/05/23
目次

こんにちは。警備員求人サイト「ジョブコンプラスS」の編集部です。
警備員といってもその仕事内容や作業する現場はさまざまで、工事現場や商業ビルなど、あらゆる場所で活躍しています。
その中で、交通誘導の警備員は、道路工事の現場などで自動車や歩行者を誘導するのが主な仕事です。
パートやアルバイトで働く人が多い中、正社員として登用される交通誘導警備員も少なくありません。
そんな交通誘導の警備員は、どのくらいの収入で働けるのでしょうか。
今回は、交通誘導の警備員がどの程度の年収を稼げるのか調べてみました。
警備員の雇用形態にはどんなものがある?
警備員にもさまざまな雇用形態があります。
警備会社と直接雇用契約を結んで正社員として働いている警備員や、パートやアルバイトという勤務形態で活動している警備員、さらには人材派遣会社から派遣されて働いている派遣警備員などもいます。
この中で、高い年収が見込めるのはやはり警備会社に直接雇われている正社員でしょう。
正社員として働く場合は、主に月給制や年俸制で収入が計算されます。
一方、パートやアルバイト、また派遣社員で働く場合は、時給制で収入を計算するのが一般的です。
この中で、いわゆる交通誘導を行う警備員は、正社員よりもパートやアルバイトで働いている人が多い傾向にあります。
それは交通誘導が警備業務の中でも初歩的な作業が中心であるためです。
もちろん、交通誘導の中にも資格がなければできない仕事もありますが、警備員になったらまずは道路工事の現場などで交通誘導をする仕事を任されることが多くなるでしょう。
交通誘導員の仕事内容とは?
交通誘導員が働く場所は、道路、商業施設、工事現場の3つに大別されます。
道路で工事を行う際、交通誘導員は道路に立って業務を行わなければなりません。
工事の影響で道路が片側通行になる場合、交通誘導員はそれぞれの方向から進んでくる車を状況に応じて止め、渋滞や事故が起こらないように交通の流れを整えます。
一部区間がすべて通行止めになる場合は、現場に通行止めを示す看板を置き、侵入してくる車に対しては迂回路などを説明するのが交通誘導員の役割です。
次に、商業施設での業務は「駐車場内の誘導」と「歩行者の安全を確保するための誘導」に分けられます。
交通誘導員は駐車場の出入り口に立ち、歩行者の様子をうかがいながら車に指示を出します。
駐車場内で車を安全に誘導し、満車になれば看板を掲げるなどするのも業務の一環です。
工事現場では、死角を確かめながら大型の工事車両を誘導したり、一般の車や歩行者の安全を確保したりする必要があります。
交通誘導員として働くための条件とは?
交通誘導員として働くためには、警備業法で定められた欠格事由に当てはまらないことが条件となります。
欠格事由の一例として挙げられるのが、18歳未満であること、禁固以上の刑の執行から5年以上経過していないこと、アルコールや麻薬の中毒者であることなどです。
欠格事由に当てはまらない場合も、交通誘導員は就業に先立って講習を受けなければなりません。
この講習は新任研修と呼ばれており、警備員を目指す人が必ず受けなければならないものです。
新任研修は基本教育と業務別教育に分かれており、それぞれ15時間以上の学習が義務付けられています。
基本教育で学ぶのは、警備の仕事をこなすうえで最低限必要な基礎知識です。
警備業務実施の基本原則や警備業法、事故発生時の応急措置、護身用具の使用方法などを学びます。
交通誘導員の業務別教育で学ぶのは、車両や歩行者の誘導、雑踏の整理方法、警備業務で使う資機材の使用方法といった実践的な知識で、15時間のうち8時間は現場で教育することが認められています。
交通誘導員に向いている人の特徴とは?
自分に交通誘導員の適性があるかどうかを見極めるためにも、交通誘導員に向いている人の特徴を押さえておくとよいでしょう。
まず、冷静で判断力があることが挙げられます。
交通量の多い場所で業務を行うとき、つい間違った判断をすれば事故などに発展する恐れがあります。
どんな状況でも焦らず、落ち着いて的確な判断ができる人は交通誘導員に向いているでしょう。
次に、忍耐力があることも重要な資質です。
1日中道路に立って仕事をこなすためには忍耐力が求められます。
交通量が少なく業務が少ないときも、車が通るときは問題なく誘導しなくてはならないので、集中力も備わっていることが大切です。
忍耐力に加えて、過酷な環境での勤務にも耐えられる体力がある人は交通誘導員に向いています。
その他、コミュニケーション能力も役に立ちます。
交通を滞らせている車の運転手に移動を頼む、短気な運転手に対応する、迂回路を教えるなど、交通誘導員は人と関わる場面も少なくないためです。
交通誘導員が気を付けるべきポイントとは?
交通誘導員を目指すに先立って、気を付けるべきポイントについても押さえておきましょう。
まず、体調管理を徹底することが大切です。
交通誘導員は渋滞や事故などを防ぐために働いており、業務中の油断は許されません。
体調が悪いときは判断力が鈍り、自分の指示の間違いで重大な結果を引き起こすことになる恐れもあるでしょう。
常日頃から体調管理に気を付け、体調が悪いときは躊躇せず会社に報告する必要があります。
次に、円滑なコミュニケーションを心がけることも重要なポイントです。
交通誘導員の対応が悪いとスムーズな誘導も難しいため、接客の基本を知っておくと役に立つでしょう。
気持ちよく働くために、現場の人たちとコミュニケーションをとることも欠かせません。
最後に、交通誘導員は自分の身の安全を守ることが第一です。
交通誘導員は仕事中、道路上などの危険性が高い場所で立ち続けることになります。
常に周囲に目を配り、自分の安全を確保するよう心がけましょう。
交通誘導の警備員の年収はどのくらい?
基本的に交通誘導だけを行っている警備員は多くありません。
なぜなら、警備業務にはさまざまな種類があり、資格や経験を積めば高収入を目指せる警備業務も中にはあるからです。
交通誘導などの警備業務のことを雑踏警備といい、雑踏警備をするにあたっては基本的に必要になる資格はありません。
そのため、交通誘導を含めた雑踏警備の場合、警備員の給与水準もそこまで高い金額は望めないでしょう。
警備員の給料は時給で計算されることが多く、雑踏警備の時給は900円から1100円くらいというのが相場です。
したがって、仮に時給1000円で1日8時間働いたとすれば、1カ月25日間勤務したとして月収は20万円になります。
これを年収換算すると240万円です。
もちろん、地域や警備会社によって時給は変わってきます。
また、日勤ではなく夜勤で働けば、より高い時給で働くこともできるでしょう。
一方、施設警備や現金輸送などの警備業務には資格が必要になり、資格を取得することによって比較的高い収入を得ている警備員も決して少なくありません。
資格を取得すると任される仕事も隊長クラスになります。
隊長クラスの警備員になると、時給もアップして年収300万円を超えることも珍しくありません。
また、正社員として活動している警備員の年収相場は340万円です。
警備員として高い年収を得るためには、やはり資格を取得することや正社員を目指すことが近道といえます。
より高い年収を目指すためには
交通誘導の警備員はそこまで高い時給を狙えないものの、働き方によっては高収入を得ることも不可能ではありません。
まず、警備員として働く地域です。
やはり地方よりも都市部の方が平均時給が高いですし、都市部の方が道路工事も多いので警備員の需要も高い傾向にあります。
警備員は慢性的な人材不足の状態にあるため、警備員に対する需要を満たすために高い時給で求人を出している警備会社も少なくありません。
複数の警備会社を比較して、より時給が高い方に応募を出すというのも高収入を得るための方法です。
また、日勤よりも夜勤の方が時給は高くなります。
警備員の仕事は基本的にシフト制ですから、働きたい時間帯を自分で選択することが可能です。
夜勤を中心に多めのシフトを入れれば、交通誘導でも高い時給で働くことができるはずです。
もちろん、身体を壊してしまっては元も子もありませんから、夜勤を中心に働く場合は体調と相談しながら適度に休みをいれることも大切です。
計画的にシフトを入れて働くことができれば、日勤で仕事をするよりも高い年収を狙うことも十分にできます。
ただ、時給ベースで高い年収を稼ぐには限界もありますから、より高収入を目指すならやはり資格の取得は不可欠になるでしょう。
資格を取得すれば、パートやアルバイトから正社員に登用される道も広がります。
決して高くないといわれる警備員の収入も、シフトの工夫や資格の取得によっては高くすることも可能なのです。
より高い年収を目指すためにも、ぜひ働き方について検討してみてください。
警備の仕事で役に立つ資格とは?
警備員としてのキャリアアップを目指す場合、資格取得を検討するのもおすすめの方法です。
警備員に関する資格を取ることで、より高い年収が目指せるかもしれません。
キャリアアップに役立つ資格としては、「警備員業務検定」「機械警備業務管理者」「警備員指導教育責任者」などが挙げられます。
警備員業務検定は警備業務の種別に応じて用意されており、一定レベルの技能や知識が備わっていることを証明できる資格です。
交通誘導員の場合、「交通誘導警備業務検定」の資格取得を目指すことになるでしょう。
まずは2級を取得し、それから1級を取得することで警備員指導教育責任者の講習が受講可能になります。
機械警備業務管理者は、監視カメラなどの機械を使った警備業務に関する国家資格です。
機械装置の維持や管理など、機械警備に関する知識や能力が問われます。
警備員指導教育責任者は、取得すると警備員を指導することができるようになる国家資格です。
警備会社からの需要が高く、年収アップにも直接関わるので積極的に目指すとよいでしょう。
交通誘導と交通整理の違いとは?
交通誘導とよく似た言葉に「交通整理」がありますが、この2つには明確な違いがあります。
交通整理とは、道路や交差点で車の流れをコントロールし、円滑にすることです。
災害や事故などがあったときは人員が派遣されて手信号などで交通整理を行いますが、これは主に警察官の仕事です。
交通誘導はあくまでも協力要請であり、警備員の指示に法的拘束力はありません。
一方、交通整理は法的拘束力があり、指示に反した場合は罰則の対象となります。
信号無視やスピード違反と同じように、道路交通法で定められているのです。
交通誘導員が行う交通誘導に法的拘束力はなく、警察官が行う交通整理には法的拘束力があるということは、一般常識として知っておくとよいでしょう。
交通誘導員になって高収入を目指そう!
交通誘導員の仕事は、工事現場や商業施設などで車両を誘導し、歩行者や一般車両の安全を確保することです。
体力や集中力が求められますが、人の安全を守りながらやりがいを感じられます。
資格取得などで高収入も目指せるので、挑戦してみる価値はあるでしょう。
「ジョブコンプラスS」では、警備員の仕事に特化して多数の求人を取り扱っています。
交通誘導員の仕事も紹介しているので、興味がある人は条件のよい求人を探してみてはいかがでしょうか。
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