工場の作業の中で未経験者でも始めやすい仕事の一つにピッキングがあげられます。しかし、資格や経験に左右されにくいというだけで、楽な仕事というわけではありません。
ピッキングは責任ある重要な仕事です。
そこで、ピッキング作業の仕事内容とミスで起こりやすい問題、さらにミスを予防する方法について解説していきます。
工場のピッキング作業の仕事内容とミスで起こりやすい問題
ピッキングは指示書や発注書などを見ながら作業に必要な部品や品物を集めていく仕事のことで、トータルピッキングとシングルピッキングの2種類に分けることができます。
トータルピッキングとは必要な部品や品物を全部まとめて集め、その後で個別に仕分けしていく方法です。
一方、シングルピッキングははじめから個別に集めていく方法のことをいいます。
ピッキングは簡単な作業に見えるかもしれませんが、重要な仕事です。
例えば機械の部品などを集める場合、一つでも抜けてしまえば組み立てることができません。
間違えて違う部品をピッキングしたときも同じことがいえます。
品物の場合も同様で、商品に同梱されているはずのものが欠けているとお客様に迷惑がかかります。
さらに会社全体の信用問題にもつながるでしょう。
ピッキングでのミスを予防する方法①場所を覚える
ピッキングは効率よく部品や品物を集めていくことが求められる仕事です。
そのためには、工場内のどこに何が置かれているか早く覚えることが重要といえるでしょう。
場所をしっかり覚えることは、同時にミスを防止することにも役立ちます。
覚え方は自分がわかりやすい方法でかまいません。
例えば、部品がある棚の形状や色などの特徴を覚えるのも方法の一つです。
少しでも早く覚えられるよう、工場の間取り図を書いて記憶するのもいいかもしれません。
また、形状や色が似ていて間違えやすいような部品や品物があれば、間取り図の中にメモを書き入れるのもいいでしょう。
JANコードがある場合は下4桁の数字を確認することも重要です。
ピッキングでのミスを予防する方法②正確に数える
数を正確に数えることはピッキングの基本といえます。
ピッキングしたものをその場で速く数えることも大切ですが、もっと重要なのはリストに書かれた数を間違えないことです。
集めなければならない数を錯覚して不足を出すということは、ピッキングで起こりやすいミスにあげられます。
記憶したつもりでも、必ずその都度リストを確認することを忘れないようにしましょう。
また、何度か集めている部品であっても毎回必ず同じとは限りません。
いくつ集めるのかを毎回きちんと確認し、集めるときは指差しや目視で速く正確に数えることを身につけましょう。
ピッキングでのミスを予防する方法③わからないときは聞く
どのような仕事でも、就いたばかりのうちは慣れることで精一杯ということは多いものです。
置かれている場所がわからない場合は、自分だけで解決しようとせずに近くにいる人に聞きましょう。
同じピッキングの仕事をしている人にコツを教えてもらうのも、ミスの防止につながります。
工場勤務が長い人であれば、間違えやすい部品についても把握しているものです。
忙しいときに声をかけるのは気が引けるかもしれませんが、時間がかかったりミスをおかしたりする方が迷惑をかけることになります。
また、何らかの事情で棚を移動していることもあれば、一時的に違う場所に置いていることもあります。
何か疑問を持ったりわからなかったりしたときには、誰かに聞くこともピッキングのミス防止につながるのです。
場所を覚えて数や特徴を把握することがピッキングミス防止のコツ
ピッキングは実際にやってみると神経を使う仕事です。
ミスをすればお客さまや工場全体に迷惑をかけてしまうこともあります。
それだけに工場の中でも重要な仕事といえるのです。
ピッキングでミスを防止するには、まず部品や品物の場所を覚えるようにしましょう。
そして数をその都度きちんと確認し、わからないことは周囲に聞く姿勢が大切です。
