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自動車整備士2級の合格率は?どんな問題が出る?難易度や勉強方法とは?
- 投稿日:2019/06/25
- 更新日:2023/02/16
目次

こんにちは。工場・製造業求人サイト「ジョブコンプラス」の編集部です。
自動車整備士として働くには、国家資格である整備士資格を取得する必要があります。
整備士の資格は1~3級まであり、どのランクの試験を受けるかによって難易度は大きく異なるのです。
この記事では、自動車整備士2級の試験ではどのような問題が出るのか、合格率や難易度、効果的な勉強方法などについて解説していきます。
自動車整備士2級を取得するとどんな仕事ができる?3級との違い
自動車整備士の仕事をするのなら、2級は取得しておいたほうがいいとされています。
自動車整備士3級の場合には、できない仕事が多くあります。
3級は各装置の基本的な整備、つまり点検整備などしかできません。
そのため、足回りの分解整備やエンジンの分解整備などがおこなえないため、業務の幅は狭くなってしまいます。
しかし、自動車整備士2級を取得していれば、車に関わる一般的な整備をすることができます。
足回りやエンジンの分解修理などもできますので、幅広い業務に携われるようになるでしょう。
ただし、車検のための検査や整備後の検査はできません。
板金塗装に関しては、2級整備士でもおこなうことが可能です。
また、自動車整備士2級には3つの種類があります。
「2級ガソリン自動車整備士」「2級ジーゼル自動車整備士」「2級二輪自動車整備士」の3つです。
その名の通り、扱える車種が決められているのです。
一般的なガソリン自動車の整備に携わりたい場合は、2級ガソリン自動車整備士を取得しなければいけません。
すべての資格を取得しておけば、あらゆる車種の整備を担当することができます。
2級自動車整備士の資格は4種類ある!
2級自動車整備士の資格は4種類に分けられます。
ここでは、それぞれの概要について簡単にみていきましょう。
まず、2級自動車シャシ整備士はエンジンとボディ以外のシャシ部分の整備が行える資格です。
扱える自動車としては、普通自動車、軽自動車、四輪および三輪の小型自動車が挙げられます。
なお、自動車検査員の試験を受けるためには、2級自動車シャシ整備士の資格だけでは不十分です。
2級ジーゼル自動車整備士、または2級ガソリン自動車整備士の資格を取得する必要があるので注意しましょう。
2級ジーゼル自動車整備士の資格があると、ディーゼルエンジンで駆動する普通自動車、軽自動車、四輪および三輪の小型自動車を整備することができます。
2級を取得することで、足回りやエンジンの分解整備など、3級ではできないより専門的な仕事もできるようになります。
2級ガソリン自動車整備士は、ガソリンエンジンで駆動する普通自動車、軽自動車、四輪および三輪の小型自動車を整備できる資格です。
最もオーソドックスな資格で、ディーゼルエンジンやシャシの整備も担当できます。
2級二輪自動車整備士は、原動機付自転車や二輪車が整備できる資格です。
2級自動車整備士の平均年収は?
2級自動車整備士の平均年収は約430万円です。
整備士全体の平均年収は約370万円なので、約60万円高いということになります。
整備士としてさらに高収入を目指すのであれば、国家資格である自動車検査員の資格を取得するとよいでしょう。
この資格があると、車検の完成検査を担当できるようになります。
勤めている会社によっては、上位資格を取得することで手当てが付き、給料が上がる可能性もあるでしょう。
まずは汎用性の高い2級ガソリン自動車整備士の資格を取り、ステップアップしていくのがおすすめです。
自動車整備士2級の試験ではどんな問題が出るの?
自動車整備士は、だれでも無条件で受けられるわけではありません。
自動車関連の専門学校や大学を卒業していない場合には、まず自動車整備士3級を取得して3年間整備工場などでの実務経験を積む必要があります。
試験内容としては、学科試験と実技試験に分けられます。
学科試験の科目は、「構造、機能及び取扱い法に関する一般知識」や「点検、修理、調整及び完成検査の方法」、「整備用の試験機、計量器及び工具の構造、機能及び取扱法に関する一般知識」などの6つの科目があるのです。
学科試験は、何種類かの問題を使いまわしているケースが多くなっています。
法令改正があった場合などは、それに合わせて問題が変わる、新しい問題が追加されることもあるのです。
実技試験は、「基本工作」や「修理」、「点検や組み立て、分解、調整及び完成検査」「整備用の機械や工具の取り扱い」の4つでおこなわれます。
自動車整備士2級を取得したい!勉強方法は?
自動車整備士2級を取得したいのなら、整備関係の専門学校や大学に入学して勉強するのが近道です。
専門学校などに通っていれば、3級を取得しなくても2級の試験を受けることができます。
専門学校なら、わからないことや苦手教科も講師に聞くことができますし、授業を受けることで知識やスキルを効率的に学んでいけるでしょう。
整備振興会の講習を受けるといった方法もあります。
整備工場で働きながら資格取得を目指す人を対象にしており、試験のための知識やスキルを学ぶことができるのです。
独学で学ぶ場合の勉強方法としては、過去問を繰り返し解いていくことが効率的だとされています。
自動車整備士2級の学科試験問題の多くは、過去問から使い回されていることが多いのです。
そのため、過去5年分程度で出題された問題を解くことで、合格率は高くなるでしょう。
過去問題は、日本自動車整備振興会のサイトで公開されています。
ダウンロードして、正答率を高めていくのがポイントです。
とはいえ、独学で勉強した場合は合格率が低い傾向があります。
より確実に合格したいのであれば、整備士を目指す人のための養成施設を活用するのがおすすめです。
整備士の養成施設には、一種養成施設と二種養成施設の2種類があります。
まず、一種養成施設は整備の実務経験がない人を対象とした養成施設です。
高等学校卒業以上の学歴があれば誰でも利用でき、全国に約280の拠点があります。
2級自動車整備士を目指す場合の養成期間は、最低でも2年以上です。
次に、二種養成施設は整備の実務経験がある人を対象とした養成施設です。
講習は各都道府県にある自動車整備技術講習所で行われ、全国に約50の拠点があります。
休日や夜間にも講習を行っており、養成期間は約半年です。
自動車整備士2級の合格率や難易度は?
自動車整備士2級の合格率は、受験者の属性によって大きく異なります。
まず、専門学校などの課程を修了した人です。
専門学校などで学んだ人の学科試験合格率は、95~97%と極めて100%に近くなっています。
整備振興会の講習を受けた人の学科試験合格率は、60~90%とこちらも比較的高いパーセンテージになるでしょう。
独学で勉強した場合の合格率は、20~40%となっており、低めなのが特徴でしょう。
このように、自動車整備士2級は専門学校や講習などに通って勉強すれば、難易度の高い試験ではありません。
2級整備士になって仕事の幅を広げよう!
2級整備士になると、3級ではできない幅広い整備を担当できるようになり、仕事の幅が広がります。
職場で資格手当が付く場合もあり、給料も上がりやすくなるでしょう。
整備士としてのキャリアアップを目指すのであれば、2級整備士の資格取得を目指すことをおすすめします。
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