生まれも育ちも都会だという人が、地方での暮らしや就職に憧れるのは決して珍しいことではありません。
地方には都会にない素晴らしい風景やコミュニケーションが存在しています。
しかし、地方で暮らすためには転職をしなければならず、志望動機をきちんと練らなければなりません。
Iターン転職はUターン転職とは違い、今まで暮らしたことのない土地に生活の基盤を移すので、志望動機作りも難しい側面があることでしょう。
今回はIターン転職に役立つ志望動機のヒントを紹介していきます。
地方企業が望むものは何かを念頭に置いて志望動機を考えよう
地方の企業は、どちらかといえば地元で育ち地元の学校を出た人材を多く採用しがちです。
そういった人材の応募が多数派なのはもちろんのこと、ある程度地元の性格を知っている人のほうが営業や販売がしやすいということもあるからです。
しかし、マンネリや閉塞感のある企業も少なからずあるので、Iターン転職の希望者は志望動機のなかに「企業に新しい風を起こしたい」という旨を織り込むと良いでしょう。
ただし、既存の体制をひっくり返すといった意味ではなく、あくまで新鮮な空気を持ち込む程度にとどめておきます。
地方では、新しいものを嫌い昔からの慣習を守りたいのではないかというイメージがあるかもしれませんが、地方は少子高齢化が進み徐々に活気がなくなってきています。
そのため、よそから来た人によってもたらされる新しいアイディアを求める声は強くなってきています。
その土地を魅力的に感じた理由も志望動機になる
Iターン転職はUターン転職とは違い、仕事探しの候補地はほとんど無限にあります。
したがって、転職先企業の面接官は、なぜこの土地を選んだのかを知りたいと考えることでしょう。
地方の多くは仕事先も娯楽も少なく、エリアによっては、夏はとても暑く冬は厳しいといった住みにくい条件の場所もあります。
地方企業は、地方での暮らしに耐えられずすぐによそへ転職してしまう人材を採りたくないと考えているでしょう。
そのため、いかにその土地に興味があるかを伝える必要があります。
このとき、たいそうな理由をつけなくても大丈夫です。
「この地域に親戚が住んでいて所縁がある」「学生時代旅行や研究などで頻繁に訪れており地域性をよく知っていて、転職するならこの地域が良いと思っていた」などでも良いでしょう。
今までの経験を生かしてどれだけ企業に貢献できるかをアピール
Iターン転職で仕事探しをする際に、武器としてよく使われるのが今まで培ってきたキャリアです。
なぜその土地で仕事探しをしたいのかという理由が明確になったあとは、なぜその会社にIターン転職をしたいのかを説明する必要があります。
志望動機の一例として挙げられるのは「前職の営業職で鍛えられたスキルで御社の製品を日本全国に広めたい」などです。
企業は年齢や出身地方よりも、どれだけ会社に貢献できるかを重要視します。
自分のキャリアがどうその企業に役立つかを志望動機に織り込むと、Iターン転職が成功しやすくなります。
志望動機にはその会社で働く上での目的意識や会社に対する共感、向上心を含めて積極的にアピールすると良いでしょう。
Iターン転職の志望動機にも注意点はある!ポイントを押さえて転職を有利に運ぼう
Iターン転職での志望動機を練る際に気をつけておきたいのは、上から目線にならないということです。
「地方なら私のキャリアが生かせると思いました」という言葉のなかには、地方を少し見下した言い方が含まれています。
また、地方の企業では高い学歴や素晴らしいキャリアよりも、即戦力となって企業に貢献してくれる人材を求める傾向にあります。
高学歴や大手勤務経験などを志望動機に盛り込みすぎると、プライドが高く協調性がないと感じられてしまうおそれもあるため、面接中は相手から触れられない限り、こちらからも極力話さないようにすると良いでしょう。
大企業の名前よりも、勤めていたあいだ何をしたか、どんな成果を上げたか、それがこの企業でどう生かせるかを語ったほうが効果は高いと考えられます。
また、その地域には単なる興味本位で暮らしたいというわけではなく、骨を埋める覚悟だという姿勢を見せることも大切です。
Iターンは生活を一変させるだけに、採用する企業側にとっても「すぐ都会に帰ってしまわないか」と不安に感じることがあります。
企業側の心配を取り除く内容を志望動機に盛り込んで、Iターン転職をぜひ成功させてください。
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