1度都会に出て就職したとしても、生まれ育った地元に戻って生活したいという人は案外多くいます。
このように、地元に戻ることをUターンといいますが、生活の基盤を整えるには仕事を変えなければならず、転職は必要不可欠です。
転職は確かな志望動機がないと難しいものですが、Uターン転職の場合も同様にしっかり相手を納得させられる志望動機を用意する必要があります。
そこで今回は、Uターン転職をより有利に進められる志望動機の書き方や考え方について詳しく解説していきます。
地元に貢献したいという強い思いを前面に押し出す
Uターン転職の強みは、ずばり転職活動エリアが生まれ育った故郷だということです。
これは、IターンやJターン転職の人にはない有利な点なので生かさない手立てはありません。
「地元に貢献したい」というのは、鉄板の志望動機となりえます。
しかし、多くのUターンで仕事探しを考えている人たちは、テンプレートのようにこの志望動機を使うので、いかに地元に貢献したいかという意志を相手にわかるように伝える必要があります。
多くの地方では少子高齢化が進んでおり、町全体に活気がなくなっていっています。
そういった地元が置かれている状況を背景にして、どうすればその窮地を救えるか、あるいは自分が貢献できるかをアピールすると良いでしょう。
具体的な貢献例が思い浮かばなくても、少なからず「今日の私の礎となった地元に恩返しをしたい」といった旨を告げることは大切です。
故郷へ戻りたい素直な理由を織り交ぜる
地元に戻って仕事探しをしたいと考える理由にはさまざまなものがあることでしょう。
Uターン転職制度を応援している地方自治体もあるため、その支援を目当てにUターン転職を考えることもあるかもしれません。
Uターン転職をする理由に、誰もが面接で話すようなテンプレートの志望動機を話したとしても、面接官の関心を買えないおそれがあります。
それどころか、薄っぺらいと思われることさえあるので、きちんと本心を話すことも大切です。
たとえば、地方自治体のUターン支援制度を活用して割安で一戸建てを購入できるのなら「家族の将来を考えて家を購入し、子育てしやすい地元に引っ越すことにした」というのも良いでしょう。
生活に結びついた志望動機は、長く働ける人材を希望している企業にとっては魅力的に映ります。
NGの志望動機は「ただ単に地元で働きたい」
Uターン転職で失敗しやすい志望動機に、単に「地元で働きたいから」というものがあります。
あなたが面接官になってこの言葉を伝えられたとき、一体何を感じるでしょうか。
地元で働きたいというだけでは「都会でがんばれなかったから戻ってくるのか」「親元で暮らしたくなったのか」など、なんとなくネガティブな印象を持ってしまうかもしれません。
実際「地元で働きたいから」だけでは「その地元企業」で働かなくても良いということになるのでマイナスの印象を与えるでしょう。
Uターン転職での仕事探しの際は、なぜ地元に戻って働きたいのかという志望動機を練るとともに、なぜその企業を選んだのかも説明できるようにする必要があります。
その際には、今までのキャリアや地元貢献に直結しやすい点などを説明すると良いでしょう。
地元企業はキャリアがすごい人よりも長く働いてくれる人を求めている
Uターン転職では、今までの学歴やキャリアが華々しい人よりも、より長くその企業で働いてくれる人を求める傾向にあります。
地方のなかでも、特に中小企業では学歴やキャリアをそれほど気にしないケースも多くあるので注意が必要です。
逆に、高すぎる学歴とキャリアを持っているから落とされるということもありえます。
なぜなら、企業としてはきちんと上司のいうことや会社の方針に従ってくれる人材を求めるため、プライドが高く他人の意見を聞かないタイプの人は敬遠してしまいがちだからです。
地方には地方独特の採用基準があるため、都会での転職活動のように、自分の経歴を存分に利用する方法は有効的ではないことも多いでしょう。
Uターン転職の難しいところは、故郷だからといって仕事探しが常にうまくいくわけではないということです。
しかし、ほかの人にはない有利な志望動機が使えることもあるので、上手に自分の生い立ちの強みを生かし、希望する企業に転職できるよう努力してみてください。
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