警備コラム記事

隊長になるメリットとは?警備員の階級制度を解説!


警備員には階級制度があり、階級が上がっていくたびに責任が重くなっていきます。

そのかわり、給与面やキャリア面などにおけるメリットも少なくありません。

これから警備員として働きたいと思っているなら、階級の仕組みをしっかり理解しておきましょう。

この記事では「隊長」という階級について詳しく解説をしていきます。
  

 


警備員の階級制度は?どのような階級に分かれているのか




■年齢やキャリアでステップアップ
まず、警備員の階級制度は所属する組織によって大きく異なります。
  
ただ、おおまかに「年齢や能力に応じてステップアップしていく」という基本は変わりません。
  
多くの警備員は、まず「警備士」からキャリアをスタートさせます。
  
そして、その次の段階として「上級警備士」に出世します。
  
その次が「警備長」です。
  
この段階になると、集団のリーダーとして大きな責任を背負うことも珍しくありません。
  
さらに「上級警備長」と続きます。
  


■階級制度のない警備会社もある
上級警備長の上は「警備司令補」「警備司令」「警備司令長」となります。
  
これらは、警備会社の上層部に与えられている階級です。
  
そもそも、警備員の階級制度は警察や消防署をイメージして作られました。
  
そのため、階級の名称がどのような警備会社でも統一されているとは限りません。
  
また、公的に認められている制度とも言えず、実際に階級制度を取り入れていない警備会社もあります。
  
ただ、組織内の上下関係をはっきりさせるなどの目的で、多くの現場にて採用されてきました。
  

 


階級制度を設けている理由とは?どのようなメリットがあるか




■業務分担が公平になる
警備員が階級制度によって評価されるメリットは「業務内容の分担が公平」になることです。
  
階級の高い警備員がより責任のある業務を引き受けることで、キャリアやスキルによるアンバランスさを解消できます。
  
また、経験の浅い警備員からすれば、より重要度の高い仕事を任せてもらえるためのモチベーションにもなるでしょう。
  
さらに「組織の連携」をスムーズにする意味もあります。
  
誰が誰に指示を出すのかが明確化するので、業務上の混乱を避けられます。
  


■組織が一枚岩になるため必要な制度
「忠誠心」も階級制度が組織にもたらす恩恵です。
  
階級が与えられることによって、警備員には「会社から評価されている」という自覚が生まれます。
  
その結果、より高い階級を目指そうと努力を重ねるようになります。
  
そして、会社への忠誠心が芽生え、一枚岩の組織となっていくのです。
  
そのほか、階級が上になれば現場から管理職へと移行できるので、年齢を重ねてまで体力的にきつい仕事をしなくてよくなります。
  
管理職になると、経験を若手に引き継いでいくための仕事を中心に据えていきます。
  

 


「隊長」とは?就任すると警備員の仕事内容はどのように変わるのか




■現場の中心となって警備活動を指揮する
警備員が特別な資格を取得すると「隊長」という役職を任されることもあります。
  
隊長は普通の警備員と比べ、より広い範囲の業務を指揮しなくてはなりません。
  
自らも現場に出動しながら、警備チームが組織的に働けるよう司令を行います。
  
たとえば、部下の持ち場を考えたり、警備する現場の危険なポイントを調べたりするのも隊長の役割です。
  
現場で何らかのトラブルがあったときも、警備員は最初に隊長へと指示を仰ぎます。
  
隊長は警備の現場における監督だと言えるでしょう。
  


■隊長は現場以外でも活躍できる
現場以外にも、隊長に課せられている業務は少なくありません。
  
隊長になることで、さまざまな仕事の選択肢は広がります。
  
その点では、基本的に現場での仕事が中心となる普通の警備士と区別できます。
  
まず、隊長は若手を育てるためのプログラムにも取り組めます。
  
警備に必要なスキル、ルールなどを段階的に授けていく業務です。
  
また、警備会社の代表としてクライアントと話し、契約を取ったり相談に乗ったりするのも隊長の務めです。
  

 


隊長になるメリットその1.給与がこれまで以上に高くなる




警備員は雇用形態によって年収が大きく異なる職業です。
  
なぜなら、職に就くための資格は特に必要ないので、さまざまな給料形態で従業員を雇っている警備会社が多いからです。
  
アルバイトや見習いの警備員ともなれば、年収が200万円未満のことも少なくありません。
  
ただ、正社員になれば年収の目安は300万円ほどになります。
  
そして、隊長に就任すれば責任が重くなるぶん、300万円台にまで跳ね上がるケースもあります。
  

 


隊長になるメリットその2.キャリアアップに役立つ




■キャリアを築く原動力に
警備会社によっては、キャリアアップのビジョンが明確に見えないこともあります。
  
警備員の階級制度は公的な制度ではないので、すべての会社で採用されているわけではありません。
  
明確な階級のない会社も多く、こうした現場では警備員が何を目指して働けばよいのか見失いがちです。
  
しかし、隊長という階級がはっきりしているなら、とりあえずの目標に向かって努力を続けられるでしょう。
  
また、階級によって権限が裏打ちされているので、重要事項に対しても自信を持って指揮できるのがメリットです。
  


■転職時にも有利
転職などの形でキャリアアップを目指したい警備員にも、隊長という階級制度は役立ちます。
  
隊長クラスの警備員は経験や能力だけでなく、リーダーシップも備わっていると考えられます。
  
つまり、警備会社からすれば新人を育てるよりも、即戦力としての働きを期待して採用できる人材なのです。
  
隊長経験者は転職時の履歴書、面接などで経歴を強くアピールできます。
  
隊長として成し遂げた業績などを紹介すれば、人事担当者からより高く評価されるでしょう。
  


本来なら、転職によってキャリアが振り出しに戻ってしまうことも珍しくありません。
  
しかし、警備会社と相思相愛の状態で入社できるなら、好条件から新しい職場に就くことも可能です。
  
これまで積み重ねてきたキャリアを無駄にすることなく、新天地でも重要な任務をこなせます。
  
向上心が強く、より恵まれた会社で働きたいと考えているなら、階級が上がってから転職するのが賢明でしょう。
  

 


隊長になるための条件は?どこで資格を取得するのか




■警備員の区分とは
そもそも警備会社には、業務区分ごとに責任者を配属させなくてはならないという義務があります。
  
まず、施設や機械などの警備に当たるのが「1号業務」です。
  
交通や雑踏は「2号業務」、貴重品や危険物の警備は「3号業務」です。
  
そして、要人警護は「4号業務」であり、それぞれに隊長を配置しなくてはなりません。
  
つまり、隊長は現場を束ねられるだけのスキルを有しているべき人材と言えます。
  
そのため、隊長に任命されるには、特別な資格を取得しておくことが必須です。
  
警備員になること自体に資格は必要ないものの、隊長を目指すなら資格取得に動きましょう。
  


■警備業務検定の1級・指導教育責任者
隊長になるには「警備業務検定の1級」と「指導教育責任者」を取得します。
  
警備業務検定とは、警備員として必要なスキルと知識を確かめられる内容です。
  
「施設警備」「雑踏警備」など、業務ごとに分かれているのが特徴です。
  
なお、1級は2級を取得後、1年以上の実務経験を重ねないと取得できません。
  
そして、指導教育責任者は警備員に指導や教育を行うため欠かせない資格です。
  
こちらは、取得する業務内容の現場で3年以上の実務を重ねておく必要があります。
  
双方の資格を有している警備員は、隊長になることができます。
  

 


警備員としての出世を目指すならまずは隊長になろう!




キャリア志向のある警備員なら、まずは隊長を目指しましょう。
  
隊長になれば部下を指揮したり教育したりする任務が与えられます。
  
よりやりがいのある仕事が増えるので、警備員を続けるうえでのモチベーションとなります。
  
出世や給料アップなど明るい将来も見えてくるので、警備員になるときは階級制度に注目しておきたいところです。
  


  
  
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