日本の自動車メーカーの一翼を担うスバル自動車(正式名称・株式会社SUBARU)は、長きにわたり富士重工業株式会社の自動車部門のブランド名のひとつでした。
  
それが2017年、代表取締役社長の吉永泰之氏曰く『「価値を提供するブランド」として生きていくという「決意表明」』として、名称を株式会社SUBARUに変更し、新たなる一歩を踏み出しています。
  
今回は、そのスバル自動車の現在に至るまでの歴史を紹介していきます。
  

スバル自動車のルーツとは?

スバル自動車のルーツを紐解いていくと、その前身となる産業が民営の飛行機研究所であったことに行き着きます。
  
これを設立したのが、群馬県出身の中島知久平でした。
  
この飛行機研究所は「中島飛行機」と呼ばれ、第二次世界大戦中、旧日本軍の要請に応じさまざまな軍用機や、それに用いるエンジンの開発、製造に携わりました。
  
しかし、終戦後GHQにより全ての航空機の開発や生産が禁止されてしまい、ここで中島飛行機は名称を富士産業に改めました。
  
航空機開発がメインだった技術者たちは、否応なしに別の産業の開発や研究を余儀なくされる羽目になりましたが、その中のひとつに自動車が含まれていたのです。
  
ここから、段々と自動車の開発が始まっていきます。
  

富士重工業株式会社の設立と自動車産業への参入

1950年、GHQにより富士産業は財閥解体の対象となり、工場ごとに15社以上に分割されてしまいました。
  
しかし、1952年のサンフランシスコ講和条約の締結と、翌53年の保安庁(現防衛省)による航空機生産再開の動きを受け、旧富士産業であった各社が再集結することになりました。
  
そして、この再集結した会社が、現在の株式会社SUBARUの母体となる富士重工業株式会社です。
  
分割された会社の内、何社かは再集結に応じませんでしたが、自動車開発部門だった富士自動車工業が加わったことにより、現在までの自動車開発が可能になったといえます。
  
その後、1958年にこれまでの航空機開発の経験や技術などを応用して生み出された「スバル360」を発売しました。
  
当時、平均月収が数千円の中で、国産車は軒並み販売価格が100万円以上していましたが、そこに販売されたスバル360の販売価格は42万円でした。
  
大人4人が乗れて、遠くまで行ける大衆車をコンセプトに開発されたスバル360は、販売価格も圧倒的に低価ということも受け、日本にマイカーブームを引き起こす起爆剤の役割を果たしたのです。
  

四輪駆動に強いスバル

2016年時点で、生産されているスバル自動車の実に98%が四輪駆動車であるという驚きのデータがあります。
  
このようなデータからも、スバル自動車は、現在では四輪駆動に強いメーカーというイメージがありますが、生産当初からそうだったわけではありません。
  
きっかけは、1971年に東北電力から、積雪地でも走れる車が欲しいという要望を受けたことでした。
  
それにより、FF車のスバル・1000バンをベースとした四輪駆動車を開発しました。
  
この車は、手作業で四輪駆動に改造したということもあり、試作車止まりで量産されることはありませんでした。
  
しかし、ここから始まった四輪駆動の技術開発が、スバル自動車の魅力と強みになり、現在の「四輪駆動=スバル自動車」の確固たる地位を築く重要な要素となり続けています。
  

スバルのこだわりと大手メーカーで働くメリットとは?

スバルのこだわりは、四輪駆動の他に、水平対向エンジンと呼ばれる独自のエンジンにも見受けられます。
  
前身の航空機開発の経験や技術を活かして開発されたこのエンジンは、1966年以降、スバル自動車のコア技術としてその走りを支え続けているのです。
  

スバル自動車のような大手自動車メーカーには、いずれも長い歴史とそれを支える強固な技術があります。
  
その中で働くことは、多くのメリットが受けられるでしょう。
  
例えば、最先端の技術や生産現場に関われることで、さらなる自動車への理解を得られたり、関われる密度が濃いほど、大きなやりがいを感じる機会も多くなると想定されます。
  
また、大手自動車メーカーは福利厚生や社会貢献にも力を入れているため、無理なく仕事もプライベートも充実感を得られながら働くことができるでしょう。
  

  
  
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