一般的に期間工の仕事は自動車や電子部品の製造工場、物流倉庫などが多く、ハードな肉体労働をイメージする人は少なくないでしょう。
確かに身体を使う仕事も多くありますが、大きい荷物はフォークリフトを使って運ぶこともあるので、体力に自信がない人や女性でも就職を目指すことは可能です。
フォークリフトを使えば数百kgのものでも軽々持ち上げられますが、その運転には資格が必要です。期間工を目指すなら、フォークリフトの資格は持っておくべきなのでしょうか。
フォークリフトとは?
フォークリフトとは、重量物を積み上げるための小型車両であり、前面に水平にフォーク状の2本のアームが取り付けられているのが特徴です。
動力はガソリンですが、アームの昇降や傾斜は油圧を利用して動くようになっています。小さなものでも積載能力は1t程度あり、大きなものになれば40tの荷物でも持ち上げることができ、工場や建設現場などの荷物の運搬作業で活躍しています。荷役の最大荷重が1t未満の場合には資格取得者の指導の下であれば無資格でも操縦可能ですが、1tを超える場合には資格が必要です。
ちなみに資格を持っていても、フォークリフトに荷物を積んだ状態で公道を走ることは禁止されています。そのため、フォークリフトを使うのはあくまで倉庫内や工場内のみです。
免許の取り方
フォークリフトの資格は、正式には「フォークリフト技能講習修了証」といいます。国家資格ではありますが、試験があるわけではなく講習を受けることで取得できます。現在持っている資格、フォークリフトの操縦経験の有無、またどれくらいの大きさのフォークリフトを運転するのかによって必要な講習は変わってきます。
たとえばフォークリフトを操縦した経験はないが、普通自動車免許を持っているという人が最大荷重1t以上のフォークリフトを扱いたい場合には、学科7時間、実技24時間で取得が目指せます。もし大型特殊免許を持っていて、すでに3ヶ月以上運転経験がある人ならば学科7時間、実技4時間で終えることもできます。
このように、自身の状況に応じて必要な内容が変わってくるので、わからないことは講習所のスタッフに聞いてみましょう。
誰でも受けられる?費用は?
フォークリフトの免許を取るための条件は18歳以上であること、矯正視力が0.7以上であること、赤・青・黄の3色を見分けられること、普通程度の会話を聞き取れる聴覚があることなどです。
健康な人なら、誰でも挑戦しやすい資格といえるでしょう。フォークリフトの講習は自動車学校など、都道府県の労働局長登録教習機関で受けることができます。費用については講習を受ける場所によって若干の違いがありますが、2~5万円程度のことが多いようです。値段に幅があるのは人によって受ける講習が異なるからです。
先ほど例に挙げた、「普通免許は持っているが、フォークリフト経験のない人」ならばおおよそ3万円、「大型免許を持っていて、フォークリフト経験のある人」ならおおよそ2万円が目安です。
期間工の就職に役立つ?
フォークリフトは最大荷重が1t未満の場合には無資格でも運転することは可能です。しかし、有資格者ならば無資格者への指導ができるなど、仕事の幅が広がります。
また、期間工の求人サイトを見ればわかりますが、フォークリフトを扱う仕事は数多くあります。操縦さえできれば誰でも重い荷物を動かすことができるので、力がない人や女性でも仕事の可能性が広がります。そのため保有しておいて損はない資格といえるのではないでしょうか。
アピールのために履歴書に書く場合には、自身の受けた講習を記載します。1t以上のフォークリフト操縦に関する講習は「フォークリフト運転技能講習」、1t未満の講習は「フォークリフト運転特別教育」です。それぞれ講習名のあとに「修了」と書き加え、自身の保有する資格は何かをはっきり記載しましょう。
期間工にとって、フォークリフトの資格は絶対になくてはならないものではありませんが、持っていることで選べる仕事の幅が広がる資格のひとつです。これから期間工として働くことを考えている人なら、取得を考えてみてはいかがでしょうか。
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