大量に重い荷物を運ぶ場面ではフォークリフトが活躍します。フォークリフトを運転することができれば工場などでそのスキルを活かすことができるでしょう。フォークリフトの運転には専用の資格が必要になることはご存知の方は多いと思います。しかし、その資格が2種類に分かれていることはご存知でしょうか。また、公道で運転する際には別の資格が必要になります。この記事ではそれらの違いと、それぞれの取得方法について解説します。

☆資格の種類は何によって決まるのか

フォークリフトは車体前面にある荷物用の2本のつめ(フォーク)の上に荷物を乗せて運びます。乗せることのできる最大の荷物の重さ(最大積載荷重)はフォークリフトの種類によって異なります。実は運転に必要となる資格は、運転しようとしているフォークリフトの最大積載荷重によって変わってくるのです。具体的には最大積載荷重が1トンを超えるかどうかが基準になります。

☆最大積載荷重が1トン未満の場合

最大積載荷重が1トン未満の場合は「フォークリフト運転特別教育」を修了する必要があります。フォークリフト運転特別教育は全国各地にある教習機関で受講することができます。原則12時間以上の履修が必要となりますが、自動車運転免許を所持している場合は10時間以上の履修となります。学科と実技に分かれており、学科では取り扱い方法や力学、法令といった内容を学びます。特別教育には終了試験がないので、上記の講習を修了するだけで資格を得ることができます。比較的簡単に取得できるので多くの人にお勧めできる資格であると言えます。

☆最大積載荷重が1トン以上の場合

最大積載荷重が1トン以上の場合は「フォークリフト運転技能講習」を修了する必要があります。フォークリフト運転技能講習も同様に全国各地にある教習機関で受講することができます。原則35時間の履修が必要ですが、他の自動車運転免許の有無や実務経験によって必要な履修時間を11時間にまで免除させることができます。フォークリフト運転技能講習は学科・実技ともに修了試験が課されるため資格取得の難易度は上昇します、しかし、その分できる仕事の範囲が広くなるため取得を検討してみるのもいいでしょう。

☆公道で運転するためには特殊自動車運転免許が必要

上記の資格は私有地での運転操作に限ったものです。公道でフォークリフトを運転するためには別途、特殊自動車運転免許が必要になります。フォークリフトはそのサイズや最高速度に応じて「小型特殊自動車」「新小型特殊自動車」「大型特殊自動車」の3つに分類されます。特殊自動車運転免許のうち「小型特殊免許」を所持していれば小型特殊自動車を、「大型特殊免許」を所持していれば上記3 種類全ての特殊自動車を運転することができます。ただし、これらの免許を所持していても荷物を積んだ状態で公道を走ることができないので注意しましょう。小型特殊自動車は学科試験に合格するだけで免許が取得できる他、普通自動車運転免許を所持していることでも運転することができます。大型特殊自動車運転免許は教習所で一定の教習を受講し、検定に合格することで取得することができます。普通自動車運転免許を所持している場合は、大型特殊免許の取得までに最低4日かかると言われています。普通自動車運転免許を取得している方であれば比較的簡単に取得ができます。特殊自動車運転免許を所持していればフォークリフト以外にもショベルカーやロードローラーなどといった多くの作業用自動車を運転することができるので、さらなる活躍の幅が広がることが期待できます。
自身のスキルアップのために取得を目指してみるのも一つの道でしょう。