こんにちは。工場・製造業求人サイト「ジョブコンプラス」の編集部です。
建物を造る過程やメンテナンス、また自動車やバイクなどの鈑金といった作業において、塗装工の仕事は不可欠です。
見た目を美しく仕上げ、建物や素材を守る役割も果たす塗装において、塗装工は技術と知識を備えたプロなのです。一人前の塗装工になるためには見習い期間を数年程度経て、塗装の技術や知識を磨くこととなります。
こちらでは、塗装工として働きたいという人のために、仕事内容や気になる年収事情について紹介しています。
塗装工とはどんな仕事?
塗装工は、建物や素材を美しく見せるほか、水分の侵入を防いだり紫外線から守ったりするためにさまざまな塗料を使い分け、塗装を施す仕事です。
建物の塗装の場合、防水処理や塗料を密着させる下塗りを行い、打ち合わせどおりの色に仕上がるように塗料を調合して中塗り、上塗りを重ねて美しく仕上げていきます。
リフォームの場合は、これに加えて外壁の洗浄や古い塗装はがしなどの作業も行います。
さらに高所での作業も行うため、安全な状態での足場組みも塗装工の大切な仕事でしょう。
自動車やバイクなどの鈑金塗装の場合も、下地塗装をしてから元の色と違和感なくなじむように塗料を調合して塗装を行います。
いずれも見た目の仕上がりや建物、素材を守るための高い技術を要し、さらに塗料や材質の性質を熟知しておくことが必要となる仕事です。
男女別に見る塗装工の年収など
気になる塗装工の年収の平均額などを男女別に見ていきましょう。
まず塗装工の男女比ですが、やはり男性が圧倒的に多く9割強となっています。
また女性は勤続年数が短い傾向にあることも含み、男性よりも年収は低い傾向です。
具体的な金額では、男性の平均年収はおよそ約434万円、女性で約283万円であり、その差は151万円くらい開いています。
月収で見ても男性は約30万円、女性は約19万円で、ボーナスの平均は男性でおよそ70万円、女性はおよそ52万円となっています。
同じ仕事をしていても収入に大きな男女差が生まれている仕事です。
塗装工は場合によっては高所での作業もあり体力を使う仕事ですから、現代でも男性中心の業界というのが実情と言えます。
塗装工の年収は年ごとに変化している?
塗装工の年収について金額の推移を見ると、2011年ごろまでは約390万円でしたが、2012年に大きく上昇を見せ約450万円となっています。
これは、東日本大震災の復興により塗装工を始めとして建築業界の需要が増えたことなどが要因と考えられます。
そしてそれ以降ほぼ横ばい状態となり、2015年には約420万円という推移をたどっている状況です。
年齢別の推移では、20代では約180~390万円、30代は約240~480万円、40代になると約310~510万円、そして50~54歳がピークで約370~540万円となっています。
55歳以降は体力的に仕事が厳しくなることも考えられるため、年収は約370~445万円と若干落ち込む結果となっています。
年代ごとの年収額の開きは、建築塗装や鈑金塗装など業種の違いや、一般か親方か、社員か独立開業しているかといった要素が影響しています。また地域によっても差があることは頭に置いておいてください。
塗装工の業種別年収は?
塗装工の年収は業種によっても変わってくるので注意が必要です。
まず、塗装工は建築塗装と板金塗装の2種類に大きく分けられます。
給与体系については、建築塗装の場合は日当制が多く、板金塗装の場合は月給制が多い傾向にあります。
働いた分だけすぐにお金をもらいたい場合は建築塗装、安定して給料を得たい場合は板金塗装が向いているといえるでしょう。
また、工場などの板金塗装のほうが、建築塗装よりも20万~30万円ほど年収が高い傾向があります。
このように、塗装工は業種によっても年収が変わってくることを知っておくとよいでしょう。
性別や地域、働き方などで違う塗装工の年収
塗装工の平均年収について見てきましたが、男性と女性でかなり年収に違いがあることがわかります。
それだけではなく地域差も見られ、やはり建築の需要が大きい都心部や東日本大震災の復興需要がある地域では平均年収が高い傾向にあるのです。
さらに2020年の東京オリンピックに向けて、首都圏では塗装工をはじめとする建築業界は活性化を見せているため、その分年収の地域差にも影響を与えているでしょう。
また、会社に雇用されているかひとり親方として働いているか、さらには独立開業しているかといった働き方の違いでも年収に大きな差が出ます。
もちろんキャリアによって年収は上がっていきますが、同じように数十年のキャリアがあるベテランでも、社員であるかひとり親方であるかで年収は違ってくる傾向にあります。
そして、独立開業をした場合には社員やひとり親方のときと比べて年収をジャンプアップできるチャンスがあるのです。とりあえずこれから塗装工になろうとしている人は、見習いからスタートしてキャリアを積んだ後、身の振り方を考えるといいでしょう。
塗装工になるには?資格は必要?
基本的に、塗装工になるために特別な資格は必要ありません。
ただし、企業によってはすでに塗装工の経験がある人材を求めている場合もあるため、未経験OKの求人を探してみるとよいでしょう。
ひとまず塗装工として職を得たら、働く中でスキルを磨き、キャリアアップを目指すことをおすすめします。
なお、ある程度経験を積むと、塗装技能士という国家資格の取得を求められる場合があります。
3・2・1・特級といったランクがあり、受験にあたっては実務経験が必要となる資格です。
塗装技能士の資格を取ることで顧客の信頼を得やすくなるため、より大きな仕事を任されるようになるはずです。
また、将来的に親方として働きたいと考えている場合、税金などに関する知識も必要不可欠です。
確定申告のやり方や営業で仕事を取る方法など、独立開業に必要な知識を前もって身に付けておきましょう。
塗装工で稼げる人の特徴
塗装工で稼げる人の特徴として、まず向上心があることが挙げられます。
高い向上心を備えている人は、塗装工の仕事で役に立つ技術や知識を積極的に習得しようとします。
塗装技能士の資格を取るだけでなく、他職種の職人と情報交換をして視野を広げるなど、自分磨きを怠りません。
結果として優秀な塗装工へと成長し、他の人より稼げるようになる可能性が高いのです。
次に、コミュニケーション能力が高いことも稼げる塗装工の特徴です。
独立開業すると、自分で営業をかけて仕事を取ってこなくてはなりません。
親方になった後は、コミュニケーション能力の高さが収入に大きな影響を及ぼします。
行動力があることも重要なポイントです。
現場にはさまざまな職種の職人がおり、仕事をするうちに業界での顔も広くなります。
仕事仲間に助けを求められたとき、軽いフットワークで手助けしてあげられる人は、自分が困ったときも手を貸してもらえるでしょう。
最後に、自分の強みを理解しており、それを仕事で活かす術を知っている人も年収が高くなる傾向にあります。
年収事情を理解したうえで塗装工を目指そう!
塗装工の年収は、年齢や地域、性別などによって変わってきます。
建築塗装と板金塗装でも年収に差があるため、自分に合ったほうを選ぶ必要があるでしょう。
また、国家資格の塗装技能士を取得すれば年収も上がりやすいため、積極的に目指すことをおすすめします。
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