数ある資格の中でも、品質管理の工場で活かせる資格はQC検定2級です。2級と聞くだけで難しく感じてしまう人も多いでしょう。
しかし、実際にはどのくらいの難易度なのでしょうか。また、出題される問題や勉強法について気になる人もいるようです。
そこで、QC検定2級の難易度や出題される問題、さらに、勉強法についても詳しく解説します。
QC検定2級を取得するとどんな仕事に就ける?
QC検定は品質管理検定と呼ばれるものであり、一般財団法人・日本規格協会が主催する公的資格です。
試験では、品質管理に関する知識が問われ、2級に合格すると高いレベルでの品質管理ができることが認められます。
2級で求められるのは、一般的な職場で発生する品質に関係した問題の解決や改善ができることです。
また、QC・新QC7つ道具を含んだ統計的な手法が使える必要もあります。
さらに、品質管理の実践について深い理解があり、それをもとに適切な活動ができなければなりません。
QC検定2級は実務で活かせるレベルですので、工場などの品質管理の現場で活躍が可能です。
品質管理手法を用いたリーダー的な役職にも就けるでしょう。
従業員が持つ品質管理に関する知識が客観的に評価できることから、品質にかかわる部署の管理職としても働けるようになります。
QC検定2級ではこんな問題が出題される
QC検定には3級もありますが、2級の場合には難易度が極めて高くなります。
そのため、3級の受験後に2級に挑戦するのがいいでしょう。
試験は、手法分野と実践分野からの出題があります。
手法分野では基本統計量や仮説検定・点/区間推定、相関・回帰分析、実験計画法などの知識が必要です。
これらの問題を解くには、ルート計算までの計算機の使用が認められています。
実践分野からの出題は、品質管理原則や方針・日常管理、マネジメントシステム、さらに、計測・検査、品質保証や標準化、問題解決の手順などです。
そのほかにも、QC・新QC7つ道具に関する設問もあります。
手法分野で難関となるのが基本的な計算式を使う計算問題でしょう。
計算式を思い出していると時間がかかりすぎることもありますので、事前にしっかりと覚え込んでおくことが大切です。
また、実践分野では長文が多く出題されます。
長文に苦手意識を感じないよう、過去問題に意欲的に取り組み、慣れておくのがベターです。
試験は全てマークシート方式で行われることから、マークシートの記入ミスや、塗りつぶしミスにも気を付ける必要があります。

QC検定2級の勉強方法や必要となる勉強時間
QC検定2級は、出題範囲が広く難易度の高い試験です。
そのため、品質管理の知識がほとんどない人は、200時間程度勉強をする必要があります。
職場などで活用していることから、すでに多少の知識はあるという場合でも、100時間程度の勉強は必要でしょう。
参考書を最初から最後まで読み込み、その後、過去問題へと進みます。
参考書の中でわからないことや疑問点が出てきても、深入りしすぎないのがポイントです。
なぜなら、疑問点などを調べながら参考書を読み進めると、時間がかかりすぎるからです。
仕事をしながら勉強をする場合には、勉強をする時間が作れないことが多いでしょう。
そういった理由から、まずは、最初から最後まで読み切るようにします。
読み終えたら、もう一度初めから参考書を読み込むのもコツのひとつです。
繰り返し読むことで、わからなかった点も理解できるようになります。
その後、過去問題や模擬試験に挑戦し、試験の感覚をつかんでおきましょう。
QC検定2級の合格率や難易度はどのくらい?
QC検定2級の合格基準は、手法分野・実践分野の各分野において50%程度の理解があることです。
そのうえで、おおむね70%以上の総合得点が求められます。
2016年の合格率は20.4%、2017年は28.7%、2018年には21%でした。
毎年30%を下回る合格率ですので、難易度は高いといえるでしょう。
2級では、複雑な統計的手法を使用するため、数字や統計に抵抗がある場合には苦戦するケースがみられます。
事前にしっかりと勉強をしてから試験に臨むのがいいでしょう。
