工場勤務においては立ち作業が一般的であるため、座り仕事についてはそのメリットとデメリットについてあまり知られていないかもしれません。
  
立ち作業に比べて座り仕事のほうが楽であると単純に考えていると、実際に働いたときにその期待を裏切られる結果になってしまうでしょう。
  
どのような仕事であっても、特徴を理解して十分に気をつけながら働くということが大切です。
  
ここでは、座り仕事のメリットとデメリット、注意点などについて、立ち仕事と比較をしながら紹介していきます。

1 工場勤務における座り仕事とは?

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1-1 集中力を要する組立作業
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工場のライン作業は基本的には立ち仕事です。
  
しかし、集中力を要するような組立作業の場合には座り仕事になっていることもあります。
  
例えば、ほんの少し振動を加えただけでも不良が発生してしまうような精密部品の組立などの場合、立って作業をするには向いていないでしょう。
  
ライン作業とはいってもさまざまな工程がありますので、座り仕事として募集がされていても立ち仕事をやることもあります。
  
同じラインで働いているアルバイトが休んだときに、そのアルバイトが普段やっている立ち仕事の一部をやらなければいけないということなどもあります。
  
絶対に立ち仕事はやりたくないという事情がある人は、あらかじめ面接のときにその事情を伝えておきましょう。
  

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1-2 小さな部品の検査
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顕微鏡やマイクロスコープを使って小さな部品を検査する仕事などでは、むしろ座り仕事のほうが多くなるでしょう。
  
半導体工場で半導体ウェーハを、顕微鏡を使って検査をする仕事などは座り仕事となっていることが多いです。
  
しかし、同じ仕事内容でも工場によってやり方はさまざまですので、精密部品の検査の仕事も立ち仕事としている工場も存在します。
  
立ち仕事と座り仕事を決めるひとつの基準は、作業効率が上がるかどうかということです。
  
座って作業をしたほうが効率や仕事の精度が上がる場合には、座って仕事をするように指導をされる可能性が高いです。
  

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1-3 梱包、箱詰めなどの軽作業
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完成した製品を箱詰めする作業などでは、座り仕事となっていることもあります。
  
梱包の仕事と一口に言ってもさまざまであり、大きなサイズのダンボールへ製品を詰める仕事であれば座ってやることはできないでしょう。
  
一方で、比較的小さな製品を梱包するときには集中して作業をする必要があるので、座り仕事となっているケースも多いです。
  
工場によってやり方はさまざまであり、「立って作業をしたほうが効率は良いから」と、小さな製品を梱包する作業でも立って行うように指導をする工場もあります。
  

2 工場勤務の座り仕事は健康に影響する?

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2-1 腰痛や肩こりなど、健康への影響
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座り仕事が健康に影響するかどうかは、基本的には作業のやり方次第となります。
  
ずっと同じ姿勢でイスに座りながら作業をしていると、腰痛や肩こりなどの病気にかかりやすくなります。
  
休憩時間などを利用して軽い運動やストレッチをすることがおすすめです。
  
労働者が怪我や病気をすると企業にとっても損失となりますので、基本的には無理な仕事をやらされることはないはずです。
  
腰痛や肩こりになるとしたら、それは休憩時間の過ごし方、プライベートでの健康管理が問題である可能性も考えましょう。
  

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2-2 健康を維持する工夫
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腰痛や肩こりはデスクワークをしている女性によくあるトラブルです。
  
デクスワークをしている人がやっている腰痛や肩こりの対策が役に立つでしょう。
  
よく紹介されているものとしては、次のようなものがあります。
  
・イスに深く腰掛けて、背筋を伸ばした状態で仕事をする
・机と身体の間にあまり隙間ができないようにする
・足を組まない
・適度にストレッチを行う
工場での座り仕事では、基本的にリーダーの指示に従って作業をすることになりますが、正しい姿勢でイスに座ることや足を組まないようにすることなどは本人の意識の問題です。
  
最初は正しい姿勢で仕事ができていても、疲れてくると姿勢が崩れがちになってしまうので気をつけておきましょう。
  
ストレッチについては仕事中にすることは難しいので、休憩時間を利用してストレッチをするようにしておきます。
  
家に帰ってから家族に手伝ってもらったり器具を使ったりして、本格的なマッサージをするとより効果的です。

3 工場の立ち仕事と比較をしたときのメリットとリスク

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3-1 脚に負担がかからないというメリット
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工場勤務でよく耳にする不満が、立ちっぱなしなので脚が疲れるということです。
  
コンビニバイトなどの接客業でも基本的には立ち仕事ですが、レジ打ち、品出しなどのさまざまな作業をするため、それほど脚に負担はかからないようです。
  
同じ姿勢でずっと立っているという状態のほうが脚に負担がかかりやすいのです。
  
座り仕事のメリットは、イスに座って作業をすることができるので、脚に負担がかからないということです。
  
工場で働きたいけれど立ち作業が向いていないので諦めていたという人でも、座り仕事ならば安心して応募をすることができます。
  
工場勤務の場合、座り仕事だからといってずっと座りっぱなしというわけではありません。
  
精密部品の検査の仕事で、前工程から流れてきた製品を機械にセットするときは立ち、顕微鏡で検査をするというメインの作業は座ってやり、検査が終わった製品を次の工程へ流すために立つという流れになっていることもあります。
  
適度に立ち作業が入っている場合のほうが、座りっぱなしの作業よりも健康に良いという側面があります。
  

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3-2 座りっぱなしの仕事はリスクもある?
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工場勤務は健康に良いというイメージがありますが、座り仕事の場合にはむしろオフィスワークと同じ問題を抱えていると言えます。
  
ずっとイスに座った状態で作業をする場合、正しい姿勢を維持するように意識をしていないと、腰痛や肩こりになってしまう可能性が高くなります。
  
さまざまな仕事を任せられているケースで、適度に立ち作業も含まれているとリスクを減らせます。
  
積極的にさまざまな仕事を覚えていきたいというやる気を見せていると、さまざまな仕事を教えてもらえるようになる可能性が上がります。
  
座りっぱなしの仕事にリスクがあるかどうかは、人それぞれです。
  
休日にスポーツをやっている人、平日にも朝早くに起きてランニングやウォーキングをして健康維持のための努力をしている人などは、座りっぱなしの仕事でも健康を維持できる可能性が高いでしょう。
  
仕事でも座りっぱなし、休日にもなにも運動をしていないという人は、やや注意が必要となります。
  
どのような仕事をしているのかによって休日の過ごし方を変えることがおすすめです。
  
仕事で身体を動かしていない人は、休日は意識をして運動するようにしておきましょう。
  

4 工場勤務の座り仕事は人によって向き・不向きがある

工場勤務の座り仕事にはメリットがありますが、腰痛や肩こりになってしまって健康を害してしまったらデメリットのほうが大きくなります。
  
体力に自信がある人は長所を活かせる立ち仕事のほうが向いていると言えます。
  
一方で、体力に自信がない人は座り仕事のほうが良いとは一概には言えず、体力をつけるために立ち仕事をやったほうが良いという考え方もできます。
  
メリットとデメリットをよく理解して、メリットのほうを大きくするように意識して仕事をしたり、休日の過ごし方を変えたりすることが重要になるでしょう。
  
一口に座り仕事とは言っても、本当にずっと座りっぱなしの仕事から、メインの作業は座ってやるがその他にも立ち作業が含まれているという混合のケースもあります。
  
募集要項をよく読んでから応募をして、疑問点があれば面接のときにしっかりと質問して確認するようにしましょう。

  
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