非鉄金属精錬工とは、簡単に言えば、非鉄金属を含む鉱石を精錬するなど2次加工を行う職業です。アルミニウムや銅を用いた道具など、私たちが生活する上で必要なものを作る大事な仕事でもあります。日本は特にこうした工業が盛んであり、非鉄金属鉱業の分野では世界的に見ても高い水準の傾向にあるといえます。
そんな非鉄金属精錬工ですが、具体的にどのようなことをする職業なのでしょうか。また気になる年収と男女別の年収についてご紹介いたします。
非鉄金属精錬工の具体的な仕事内容は?
非鉄金属精錬工があつかう「非鉄金属」とは、鋼以外のアルミニウムや銅などの金属のことを指します。近年注目が集まっているレアメタルやレアアースも非鉄金属に分類されます。非鉄金属精錬工は、炉を用いて純度の高いこうした金属を精錬していく仕事です。非鉄金属はそもそも鉱石から取り出されるため、鉱石の粉砕や運搬などの仕事にも従事する場合が多いといえます。
非鉄金属精錬工と一言で言っても、金精錬工や銀精錬工など取り扱う金属によって分かれています。これは金属ごとに精錬方法が異なることがあるためで、多くの非鉄金属精錬工は金属の専門分野があります。常に高温に熱された炉の前で作業をするため、忍耐力や体力が必要となる職業でもあります。
非鉄金属精錬工の年収は男女で差がある?
非鉄金属精錬工の平均年収は、全体的に約432万円です。生涯年収で換算すると、約1億8500万円。忍耐力や体力が必要となる仕事でもあって、サラリーマンの平均年収約420万円よりはやや高くなっています。また企業規模が大きいほど年収が高い傾向にあるのはどの業界でも見られますが、非鉄金属精錬工においても小規模企業との差は少なからずあります。
ちなみに男女比で見ると、男性が約444万円、女性が約338万円とやや差が見られます。女性の従事者自体が全体の約10%と少ないですが、女性の勤続年数が少ないことや仕事の業務内容などが差を生んでいる原因と考えられています。実家が非鉄金属精錬業をやっているなどの理由で女性が従事することが多いようです。
非鉄金属精錬工の年収の推移は?
非鉄金属精錬工の年齢別の年収推移はどうでしょうか。22歳で約337万円、32歳で約413万円、42歳で約534万円、52歳で約505万円となっています。体力が必要となる職業だけあって、30代から40代にかけての年収上昇率が高いです。かえって体力勝負が厳しくなる50代以降は少し減り、ピークは40代と考えることができるでしょう。
また年度ごとの推移で言うと、2009年で約434万円、2012年で約416万円、2015年で約432万円と年度ごとにバラバラではあるものの、大まかに見ると横ばいです。ボーナスを除く月収で見ると30万円のラインを前後しているイメージです。非鉄金属精錬工は金属の生産額や社会情勢に左右されやすいためだと考えられます。
日本の工業を支える非鉄金属精錬工
このように非鉄金属精錬工は日本を支える大切な仕事です。精錬工が作り出した不純物の少ない金属を用いて、さまざまな道具に加工され私たちの手元に来るわけです。特に冶金とも言われる技術は、古くから日本の職人技とも言われており、日本文化を支える重要なものです。近年では後継者不足などが騒がれていますが、日本の工業を支えるのには不可欠です。
非鉄金属精錬工とひとえに言っても金や銅など金属によって専門が異なりますが、全体的に年収でみるとサラリーマンより少し上という位置で、男女別でみると男性の方が約1.3倍高い現状です。また年収推移は30代から40代で上昇率が高く、仕事内容の性質から50代以降になるとほぼ横ばいです。仕事自体は高温となる炉の前での作業になるため、忍耐力や体力は必要となりますが、それだけやりがいがある仕事と言えるでしょう。このように非鉄金属精錬工はサラリーマンよりやや高い年収で、日本の工業を支える重要な仕事なのです。
▼他の記事をチェックしたい方はこちら!
住宅にも自動車にも必要!需要が多い非鉄金属素材の仕事
コツコツ頑張れば高収入も期待できる工場の求人とお仕事の特徴
金属は面白い!様々な製品と業種
▼お仕事を探したい方はこちら!
非鉄金属の工場求人をチェック
