自動車が安全に走るためには整備が必要です。自動車整備工場の作業風景をテレビなどで見たことがあるのではないでしょうか。しかし具体的な仕事内容については知らない人もいるでしょう。自動車整備には、定期的な整備と臨時の整備があります。またオーバーホールと呼ばれる特殊な整備も行います。次々と発売される自動車に対する知識も身に付けなければなりません。今回はこのような自動車整備工場の仕事内容について紹介します。
定期的な自動車整備
何の問題もないように思える自動車も少しずつ劣化しています。自動車は多くの部品で構成されていますが、その中には消耗品も多く含まれています。そのため快調に走っていても、突然動かなくなるなどのトラブルに見舞われる可能性があるのです。そのような事態を回避するには定期的な整備が欠かせません。
整備の中心になる作業は、チェックリストに沿って丁寧に点検していくことです。消耗品の中でも、オイルやゴム素材は劣化しやすいので交換することが多いでしょう。またドライバーに、整備前に運転中の違和感などをヒアリングすることもあります。そのような点があれば重点的に点検して、問題を発見した場合は修理を行うことになります。
車好き集まれ~!車検工場の仕事内容とは
臨時の自動車整備
トラブルが起こって普通に走らなくなった自動車が、緊急で工場に持ち込まれることも多くあります。交通事故などに遭遇して大きく破損しているケースも見られます。
そのような自動車に対しては大がかりな整備と修理が必要です。一目見て故障している箇所は分かることが多いですが、その影響が他の部分に及んでいることも珍しくありません。それに気付かずに放置していると、大事故に繋がってしまう可能性もあります。そのため破損個所の修理が終わった後に、一通り点検するのが一般的です。
自動車が動かないけど外的な損傷が見られない場合は、エンジンルームを中心に調べます。バッテリーや配線などの電気系統の点検によって原因が分かることもあります。
部品のオーバーホール
通常の整備より、細かく分解して行う整備をオーバーホールといいます。自動車は多数のパーツで構成されていますが、その中には複雑な機構を持つ機械部品や電子部品などもあります。それらの状態を正確に把握するのは簡単なことではありません。しかし通常は簡単には故障しないので、内部まで精査しなくても問題ないでしょう。
ただし寿命があるので何万キロも乗っていると、やはり劣化して故障することもあります。
自動車が走行するための中枢になる部品が故障すると非常に危険です。またクラシックカーなどの場合は、修理に必要な部品が手に入らないことも珍しくありません。そのような事態を避けたいドライバーから、オーバーホールの依頼を受けて対応することもよくあります。
自動車整備のプロに!自動車整備士の資格について
知識の習得や顧客の対応
自動車の整備には多くの知識が必要になります。働きながら、それらを習得することも自動車工場における仕事の一つです。
各自動車メーカーから毎年多くの新製品が発売されています。自動車によって整備の仕方は異なります。そのため自動車ごとにチェックリストが作られることがほとんどです。整備をしながら、それらについても慣れていく必要があります。
特に構造が異なる自動車が発売された場合は、これまでにないチェックポイントが多く追加されます。燃料電池車や電気自動車、ハイブリッドカーなど、自動車の進化は目覚ましいです。従来の自動車に対する知識しかないと対応しきれなくなります。そのため積極的な情報収集と勉強も重要な仕事といえます。
また持ち主であるドライバーの対応もしなければなりません。結果や注意点などを専門知識がなくても分かるように説明する必要があります。今回紹介したように、自動車整備工場の仕事は安全な運転に欠かせないものばかりです。
