世界的にみても、性能が高いとされる日本車。自動車の細部に至る機器まで丁寧に製造されているため、故障が少なく、信頼性が高いのが特徴でしょう。そんな自動車の製造工場で勤務する人々はいったいどれくらいの年収を稼いでいるのでしょうか。
  
一般に自動車メーカーの給与は高いといわれますが、その噂の真偽を確かめてみることにしましょう。お金をすぐに貯める必要がある方には自動車メーカーはありがたい業界といえるはずです。

自動車製造にはどんな人々が関わるのか?

自動車は部品を製造し、各パーツを組み立て、完成車として製造します。製造工程はロボットに委ねられている点も多く、人が行うのは、主に機械操作(マシンオペレーター)、溶接、塗装、ベルトコンベア上を流れる自動車の組み立て作業、検査・検品です。
  
自動車を組み立てる技術者のことを「自動車組立工」といい、エンジンやライトなど部品・付属品の取り付け作業を行います。通常、5名から10名ほどのスタッフでチームを組んで作業を行い、ラインを止めてしまわないようにチームワークが特に重要となります。
  
単純作業を行う人よりも複数のラインを担当する人や責任者の方が年収は高い傾向にあります。加えて、自動車メーカーの中には別途数万円の経験者手当を支給するところもあります。

勤務体系別にみる!自動車メーカーで働く人々の給与

一般的に求人情報が多いのは「期間工」「期間従業員」と呼ばれる一定期間だけ勤務する契約社員です。デジタル家電など他の工業従業員の時給が1100円程度であるのに対して、自動車製造業では時給1200円から1300円程度といわれており、やや高いといえるでしょう。
  
このため、期間工として働く方の中には、一般職の正社員と変わらない金額(400万円から450万円)を稼ぐ人もいます。さらに多くの工場では寮が完備されており、家賃がいらないので、貯蓄しやすい環境といえます。ただし、採用の時点では期間が限定されているため、1年間働ける保証がないのが心配な点かもしれません。
  
これに対し、正社員として働くと、充実した福利厚生を受けることができ、さらに大手自動車メーカーであればボーナスを含めると年収700万円を超えることも珍しくありません。

自動車メーカーで働くのに有利な資格ってあるの?

一般的に自動車製造業の求人情報において、必須とされる資格はありません。車好きであれば実際に働いたときに知識を吸収しやすいといえるかもしれませんが、特に資格や実務経験にこだわらず、興味のある案件を見かけたなら応募してみると良いでしょう。
  
ただし、就職にあたって、いくつか有利に働く可能性のある資格があります。それは自動車の整備技能を示す自転車安全整備士や自転車技士などです。これらの資格はいずれも、受験資格として2年の実務経験が必要ですが、合格率は70%と比較的高いので、受験資格を満たすならば取得しておくといいかもしれません。そのほか正社員の登用にあたって、TOEICなどの資格を判断材料の1つとする企業もあります。

月収以外にもある!自動車工場で働く人々が受け取れるもの

工場勤務をしてみたいと思っても、どのような基準で求人情報を選別すればいいのかわからない人もいるでしょう。給与面でみると、大手の自動車メーカーでは、月収のほかに慰労金、報奨金、交替手当、入所祝い金などを受け取ることができます。慰労金や報奨金はいわばボーナスのようなもので、支給条件を満たしていると6か月など一定期間を満了するごとに支払われ、通常更新の度に金額が高くなっていきます。
  
期間工であれば書類選考だけで採用されるケースも多いのですが、面接がある場合には、体力勝負の業界なので健康体であることをアピールすると良いでしょう。また、1人いないだけで全体に迷惑がかかるので、遅刻や欠勤の心配がなく、マナーをきちんと守れることをアピールすることも大切です。給料が高い分、工場勤務は慣れるまではなかなか大変なことも多い業界ですが、工場勤務の年収は高く、効率よくお金を貯めたい方には嬉しい業界といえるでしょう。

  
  
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