社会人の寮生活ってどんな感じ?メリット・デメリットや必要なマナーを紹介

10月14日更新

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社会人の寮生活ってどんな感じ?メリット・デメリットや必要なマナーを紹介

  • 投稿日:2016/11/29
  • 更新日:2024/06/28

目次

    こんにちは。工場・製造業求人サイト「ジョブコンプラス」の編集部です。

    社員寮のある求人を検討する際に、寮生活を送れるか心配になる人もいるのではないでしょうか。寮生活は生活費が安くなったり、職場環境になじみやすかったりするメリットがあります。その一方で、お風呂やトイレが共用のためにプライベートが確保しづらいといったデメリットもあります。

    今回は、社員寮の特徴やメリット・デメリットを踏まえ、寮生活でストレスを溜めないためのポイントを解説します。さらに、社会人として知っておくべき寮生活のルール・規則・マナーなども紹介するので、ぜひ参考にして下さい。
      
      

    寮生活を送る社員寮とは?

    「社員寮」とは、企業が従業員向けに提供する共同住宅のことです。福利厚生の一環として、通勤の利便性や生活費の軽減を図るために用意されます。

    社員寮には、企業が所有する「社有寮」と、外部の物件を借り上げた「借り上げ寮」の2種類があります。社有寮は寮費が安く抑えられ、より経済的です。借り上げ寮は元々一般向けの物件であるため、立地や間取りの選択肢が広がる場合があります。

    社員寮と似た言葉に「社宅」がありますが、それぞれに明確な定義があるわけではありません。一般的に、社員寮は共有部を持つ単身者向けの住居とされています。
      
      

    社会人の寮生活は楽しい?入寮するメリットを解説

    社会人が寮生活を送ることで、さまざまなメリットが得られます。生活費を抑えたり人間関係を築きやすかったり、職場の近くに住むことができたりといった利便性が寮生活の魅力といえるでしょう。ここでは、これらのメリットを詳しく解説します。
      

    家賃や食事代が安く生活費を抑えられる

    寮生活の大きなメリットのひとつは、生活費を大幅に抑えられることです。特に家賃や食事代の大幅な軽減が期待できます。
      
    社員寮の家賃は、自分で賃貸物件を借りる場合に比べて20〜50%程度安くなります。単身者であれば無料〜3万円程度で借りられることも多いです。さらに、初期費用や退去時のハウスクリーニング代も不要としている企業も少なくありません。
      
    また、食堂が併設されている寮では、一食当たり300〜800円程度で食事が提供されます。材料費や調理費込みの金額のため、外食と比べた場合はもちろん、自炊と比較しても食費の節約になるでしょう。
      
    寮費の中に水道光熱費や駐車場代まで含まれることもあり、総合的に見て寮生活は非常に経済的で、貯金をしたい人には特におすすめです。
      
      

    同僚や上司と人間関係を築きやすい

    社員寮には共用部が多く設けられており、同僚や上司と顔を合わせる機会が増えます。職場だけの付き合いに比べてコミュニケーションが取りやすく、人間関係を築きやすい環境であるといえます。
      
    また、一人暮らしの寂しさを感じづらくなるため、仕事に集中して取り組めるのもメリットです。知っている人が周囲に住んでいることで、セキュリティ面でも安心感があります。災害時や緊急時にも、近くに助け合える仲間がいるのは心強いです。
      
      

    会社の近くで生活できる

    社員寮は職場の近くに立地していることが多く、通勤の利便性が高いです。電車であれ自動車であれ、職場が遠いと通勤に時間がかかって疲れも溜まりやすくなります。職場に近い寮生活なら通勤時間を短縮でき、自由な時間が増えます。徒歩や自転車ですぐに行き来できる会社の場合、人混みや渋滞などによるストレスもありません。
      
    時間的な余裕ができれば、十分な休息をとることができます。さらに、趣味やスキルアップ、副業などに時間をかけることも可能です。心にゆとりが生まれ、より充実した毎日を送ることができるでしょう。
      
      

    社会人の寮生活のストレスや不安とは?入寮するデメリットを解説

    寮生活にはメリットが多い一方で、プライベート面に関するデメリットもいくつか存在します。社員寮に入居してから後悔しないよう、事前に把握しておきましょう。以下、それぞれのデメリットを詳しく解説します。
      

    プライベートが満喫できずつらい

    社員寮には同僚や先輩社員も住んでいるため、入口や通路、階段などで日常的に会うことになります。知り合いのいない賃貸住宅に住むのと比べれば、なにかと気をつかう場面が多いです。

    近所付き合いと称してプライベートに干渉される可能性もあり、自宅なのにリラックスできないと感じる場合があるかもしれません。オフの日は仕事との関わりを一切持たず、プライベートを満喫したいという人には、寮生活がつらいものになる可能性があるでしょう。
      
      

    プライベートが仕事に影響する

    社員寮では、同僚や先輩社員にプライベートの生活態度を見られることがあります。プライベートでの行動が仕事に影響を与えないよう、普段のあいさつや礼儀、共用部の使い方、騒音などに気を配らなければなりません。

    人によってモラルやマナーの基準が異なるため、自分では問題ないと思っていても批判される可能性があります。とはいえ、社会人として常識的な生活を送っていれば、大きなトラブルになることは少ないでしょう。
      
      

    お風呂・洗濯・トイレなどが共用の場合がある

    社員寮では、お風呂やランドリールーム、トイレ、キッチンなどが共用になっている場合があります。居住者同士のコミュニケーションが増える反面、周囲に気をつかって設備を使用しなければならないことにストレスを感じるかもしれません。

    お風呂やキッチンなどを使用できる時間帯が決められていて、好きなタイミングで使えない社員寮もあります。その代わり、共用設備のメンテナンスは管理会社が行うため、掃除や修理の手間がないのはメリットといえます。
      
      

    寮生活でストレスを溜めないためのポイント

    寮生活を快適に過ごすためには、ストレスをいかに溜めないかが重要です。入寮前と入寮後にそれぞれ気を付けるポイントがあります。ここでは、ストレスを溜めずに生活するための具体的な方法を紹介します。
      

    入寮前のポイント

    入寮前に以下の準備をすることで、寮生活のストレスを軽減することができます。
      

    寮の周辺施設まで確認しておく

    入寮前には、寮の設備や部屋の間取りだけでなく、周辺の店舗や施設についても調べておくことが重要です。社員寮の近くにスーパーやコンビニ、飲食店などの生活必需品を揃えられる場所があるか確認しましょう。
      
    娯楽施設や公園といったリフレッシュできる場所も、ストレス解消に役立ちます。さらに、病院や薬局が近くにあれば、体調がすぐれない時も安心です。周辺環境を事前に把握しておくことで、寮生活での利便性がアップします。
      
      

    個室の社員寮を選ぶ

    プライベートを確保したい人や、お風呂やトイレ、洗濯機といった水回りの共用をしたくない人は、個室の社員寮を選ぶことをおすすめします。企業によっては、一般的なアパートと同じような間取りになっている借り上げ寮への入居が可能です。
      
    自室にキッチンやバスルームがあり、自分の好きな時間に利用できてストレスがありません。プライバシーも十分に確保されるため、リラックスして一人の時間を過ごせるでしょう。ただし、個室の寮費は高くなることが多い点に注意が必要です。
      

    入寮後のポイント

    入寮後は以下の2点に留意し、日常生活でストレスを溜めないように工夫しましょう。
      

    できるだけ一人の時間を確保する

    職場の人間関係にストレスを感じている場合、社員寮でも同様のコミュニケーションを求められることはつらいものです。無理に付き合いを続けると、さらにストレスが溜まってしまい、仕事に悪影響を及ぼす恐れがあります。
      
    ストレスを感じた時は、寮でのコミュニケーションの機会をできるだけ減らし、一人の時間を確保してプライベートを楽しむことが大切です。適度な付き合いを保ちつつ、自分の心の状態にも目を向け、同僚や上司と適切な距離感を保つように心がけましょう。
      

    気軽に相談できる人をつくっておく

    寮生活で辛さを感じた時に、気軽に相談できる人をつくっておくことは非常に有効です。同僚や上司、寮の管理人、派遣会社の担当者など、頼れる人を見つけましょう。特に、上司や寮の管理人、派遣会社の担当者は問題解決のノウハウを持っていることが多く、有益なアドバイスを得られる可能性があります。
      
    仕事とは別の友人・知人に相談するのも一つの方法ですが、仕事への理解がある人に相談した方が、より適切なサポートを受けられるでしょう。
      
      

    寮生活にルール・規則はあるの?(門限・異性の立ち入りなど)

    社員寮には、会社ごとにさまざまなルールや規則が設けられています。これらのルールや規則は、共同生活を円滑に進めるために必要なものです。もし破ってしまうと、警告を受けるだけでなく、最悪の場合には退去を命じられることもあります。社員寮の一般的なルールや規則は以下のとおりです。

    ・門限:深夜の帰宅には門限が設けられている場合があります。
    ・異性の立ち入り:寮内への異性の立ち入りが禁止されているケースは多いです。
    ・騒音:周囲の迷惑にならないよう、深夜や早朝に大きな音を立てないようにします。
    ・共有スペースの適切な使用:共用スペースを適切に使い、使用後には清掃します。
    ・ゴミ出し:ゴミ出し日程や分別方法に厳しいルールが設けられていることがあります。
    ・飲酒・喫煙:寮内での飲酒や喫煙は、指定された場所でのみ認められていることがあります。

    どのようなルール・規則があるのか、違反するとどのような措置が取られるのかを事前に確認しておきましょう。
      
      

    社員寮での寮生活で注意するべきマナーとは?

    社員寮でトラブルなく寮生活を送るためには、社会人としての基本的なマナーを守ることが大切です。ここでは、あいさつや共有スペースの使用、騒音対策、同居人への配慮について解説します。
      

    あいさつをきちんとする

    あいさつは良好な人間関係を築くための基本的な行動です。毎日のあいさつを欠かさないことで、周囲とのコミュニケーションが円滑になります。逆に、あいさつを怠ると、他人に冷たい印象を与えたり、誤解される原因となったりすることがあります。あいさつを習慣にすることでお互いが信頼できる間柄になり、寮生活がより快適なものになるでしょう。
      
      

    共有スペースはきれいに使う

    共有スペースを清潔に保つことは、寮生活では必須のマナーです。自分以外の居住者が使用することも考慮しなければなりません。使った後は必ずきれいにして、次の人が気持ちよく使えるように心がけて下さい。ゴミを放置しない、乱雑に扱わない、汚したらすぐに掃除するなど、他者に不快な思いをさせないよう、共有スペースを大切に使う意識を持ちましょう。
      
      

    騒音に気をつける

    寮生活では、騒音を出さないように注意します。深夜のテレビや音楽のボリューム、ドアの開閉音など、周囲の居住者が不快に感じないように配慮が必要です。騒音はストレスの原因になりやすいため、苦情や注意を受けることになります。寮内を静かな環境に保ってみんなが快適に生活できるよう、一人ひとり自覚して行動することが大切です。
      
      

    同居人に思いやりを持つ

    相部屋の場合、同居人に対する思いやりのある態度が大切です。共有スペースを独占しない、相手の物を勝手に使わない、お互いのプライバシーを尊重するなど、同居人を思いやる行動を心がけましょう。例えば、夜遅くに大声で電話をしたり、無断で相手の私物を拝借したりすることは厳禁です。お互いに気持ちよく生活できるよう、話し合いや取り決めをしておくのも良いかもしれません。
      
      

    寮生活をするために必要な荷物は?

    寮生活に必要な荷物を準備する前に、まず寮の設備や間取りを確認しましょう。その上で必要な衣類、家具、家電、生活用品をリストアップするとムダが発生せず、効率が良いです。以下、必要な荷物を種類別に紹介します。
      

    まずは寮の「設備」や「部屋の間取り」を確認しよう

    荷物を準備する前に、まず寮の設備や部屋の間取りを確認することが重要です。備え付けの設備が充実している場合、用意した荷物が不要になることがあります。また、部屋が狭くて持ち込んだ荷物が収まらない事態も起こりえます。

    現在住んでいる部屋と比べて、どれくらいの荷物を持ち運べるのかを見極めることが大切です。引っ越し前に不要な物は処分し、必要なものだけを持っていくようにしましょう。後から用意できるものは無理に持ち込まず、入寮時はなるべく最低限の荷物にしておくのがおすすめです。
      
      

    衣類(洋服)

    入寮時には、以下の衣類を持っておくことをおすすめします。

    ・仕事用の制服
    ・スーツ
    ・普段着
    ・下着
    ・靴下
    ・寝間着
    ・防寒具
    ・雨具

    洗濯機が共有の場合、洗濯できない日があることも考慮して少し多めに用意すると良いでしょう。特に下着や靴下は十分なストックがあると安心です。季節や天候に合わせて対応できるよう、一通りの衣類を準備しておきましょう。
      
      

    家具(収納)

    社員寮に備え付けの家具を確認した上で、足りない物をリストアップしましょう。以下は、必要になる可能性がある家具の例です。

    ・机
    ・椅子
    ・クローゼットまたは衣装ケース
    ・棚・本棚
    ・ベッドまたは布団

    部屋のスペースを考慮した上で、必要最低限のものを用意するようにしましょう。余計な家具を設置して、生活しにくくならないように注意して下さい。
      
      

    家電

    備え付けの家電以外で、使う可能性があるものをリストアップします。新たに用意する家電としては、以下のものが挙げられます。

    ・冷蔵庫
    ・電子レンジ
    ・炊飯器
    ・扇風機
    ・暖房器具
    ・アイロン
    ・ドライヤー
    ・電気シェーバー
    ・パソコン

    パソコンを持っていく際は、インターネットが使えるかも確認しておくと良いでしょう。通信環境がない部屋の場合は、自分で契約して用意する必要があります。
      
      

    生活用品

    引越し先でも入手できる生活用品は、無理に持って行く必要はありません。すぐ使う分だけに抑えて、引っ越しの荷物を減らしましょう。以下に、入寮時に用意する生活用品の例を挙げます。

    ・食器
    ・調理器具
    ・洗剤
    ・掃除用品
    ・タオル
    ・バスタオル
    ・洗面道具
    ・ボディソープ
    ・シャンプー
    ・リンス
    ・ティッシュペーパー
    ・トイレットペーパー

    寮生活を送りながら、必要に応じて生活用品を買い足して下さい。
      
      

    寮生活は生活費を抑えながら仕事仲間と楽しく生活できる!

    寮生活には多くのメリットがあります。家賃や食費が安くなるので生活費を抑えられ、上司や同僚との仲も深めやすいです。通勤のわずらわしさからも解放され、職場の近くに住む利便性を感じられるでしょう。デメリットもありますが、ストレスを溜めないよう行動し、ルールや規則、マナーを守って生活すれば、仕事仲間と楽しく生活できるはずです。

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