高待遇も狙える!精密機械運送専門のドライバーの仕事とは?

高待遇も狙える!精密機械運送専門のドライバーの仕事とは?

  • 投稿日:2017/09/25
  • 更新日:2021/09/07

目次

    医療機関や研究機関で使用される精密機械はデリケートで壊れやすく運送する際には細心の注意が必要です。

    またこれらの精密機械には非常に高価で代替の効かないものも多いため注意深く運送しなければなりません。

    そのため多くの場合に精密機械の種類に応じて特別な梱包を施して専用の車両で運びます。

    それだけでなく車両を運転するドライバーも精密機械の運送に慣れた専門のドライバーが担当するのです。
      
    そこで精密機械の運送を専門とするドライバーの仕事を紹介しましょう。
      

    精密機械にはどんなものがある?

    精密機械には家庭で使われるパソコンや液晶テレビなども広い意味では含まれます。
      
    これらについても梱包や運送には配慮が必要ですが、ここでは特別な車両と専門ドライバーによって対応が必要なものに絞り精密機械として説明します。
      
    まず比較的身近な精密機械としては病院などで使用される医療機器が挙げられます。
      
    例えばレントゲン検査装置は多くの人が接したことがあるでしょう。
      
    ほかにもMRIやCT検査の装置、超音波診断装置なども運送に特別な配慮の必要な精密機械です。
      
    またデータセンターなどで使用されるサーバーなども比較的よく知られた精密機械でしょう。
      
    さらに研究機関や医療機関、工場などで使われる理化学機器や顕微鏡などの光学機器、血液検査装置や水質検査機器なども精密機械として通常の運送では対応できないものです。
      
    このほかにも宇宙開発機関で使われるロケットや航空機のエンジンなどサイズの大きい精密機械などもあります。
      
    これらに共通しているのはいずれも振動や衝撃、湿気などによって破損する危険性が高く通常の運送方法では対応できないという点です。
      

    精密機械を大切に守って運ぶ車両とは?

    多くの場合は精密機械を無事に目的地へ届けるため特別なトラックが利用されています。
      
    このような車両に共通するのは運送中の振動を吸収するサスペンションです。
      
    普通の自動車やトラックにもタイヤから伝わる路面からの振動を吸収するためサスペンションがついています。
      
    しかし精密機器を運送する特殊なトラックにはエアーサスペンションと呼ばれる特別なサスペンションが装備されています。
      
    これは一般のサスペンションで使われているバネの代わりに空気などの気体を圧縮して使用しているものです。
      
    これによって運送の際に受ける突発的な衝撃を最小限に抑えます。
      
    また荷台の高さを感知するセンサーと連動して荷台を水平に保つ機能もあります。
      
    このエアーサスペンションを装備したトラックはエアサス車と呼ばれさまざまな種類があります。
      
    温度や湿度を調整する機能にも車両による違いがあり超精密機器には低音・低湿度を保つ高度な機能を持った車両を利用するなど使い分けられています。
      
    また車両のサイズも機器に合わせて選択されます。
      
    さらに荷台全体が大きく移動して大型の精密機械の積み下ろしに利用されるようなタイプのものもあります。
      

    精密機械運送ドライバーの仕事内容や求められる資質とは?

    精密機械を運送するドライバーの仕事内容はまずエアサス車を安全に運転することです。
      
    この場合の安全とは単に事故を起こさないことだけではありません。
      
    積み荷である精密機械に損傷を与えない慎重な運転をする必要があるのです。
      
    精密機械の運送を依頼する荷主にとって破損は最もあってはならないトラブルといえます。
      
    機械の損害を保険で填補できたとしても運送会社が信頼を失うダメージはほかの荷物とは比較にならないほど大きいものです。
      
    そのためドライバーは周囲の交通状況を常に把握し路面の損傷なども早めに発見して回避しなければなりません。
      
    精密機械を運送するドライバーに必要な資質は注意深さや慎重さといっても良いでしょう。
      
    またスムーズな発進や停止、カーブの走行などを安定して行える高い運転技術も必要です。
      
    会社によってはドライバーの仕事はトラックを運転することだけではありません。
      
    ほかのスタッフとともに荷主から精密機械を預かり梱包するところからドライバーの仕事に含まれる場合もあります。
      
    この場合は輸送先でトラックから精密機械を下ろして設置場所で梱包を解くのも仕事の一部です。
      
    このような場合には梱包技術や精密機械への理解などの専門知識の習得も必要となります。
      
    さらにこの場合は荷主と接する機会も多いので基本的な礼儀やコミュニケーション能力も必要な資質のひとつです。
      

    高待遇も狙える精密機械運送ドライバー

    精密機械の運送を請け負う会社ではドライバーの技術向上のための研修教育を行っています。
      
    その内容は特別な装備を持ったエアサス車の操作方法や運転技術だけではありません。
      
    さまざまな精密機械の特徴を理解して最適な梱包を行う方法なども重要な内容となっています。
      
    精密機械を運送する会社が顧客の信頼を得ていくためにはドライバーも含めたスタッフの専門性を上げることが必須なのです。
      
    そのためドライバーも研修を経て扱える車両の種類を増やせば評価は上がります。
      
    また梱包技術や機械への知識を増やすことで任せてもらえる精密機械の種類を広げていけば会社の中で重宝されるドライバーになることでしょう。
      
    このように精密機械の運送を担当するトラックドライバーは一般のドライバーに比べて専門性の高い仕事です。
      
    また未経験で始めても社内の研修と現場の経験を積む機会が用意されています。
      
    精密機械の運送を専門とするドライバーは特別な専門職であり将来の高待遇も十分期待できる魅力ある仕事だといえるでしょう。
      

      
      
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