車両の寸法や積載量が違う?ドライバーなら知っておきたいトラックの規格

車両の寸法や積載量が違う?ドライバーなら知っておきたいトラックの規格

  • 投稿日:2017/11/26
  • 更新日:2021/09/07

目次

    トラックと一言でいっても、その種類はさまざまです。車両の寸法や積載量などの規格によって種類が異なっています。
      
    そしてトラックの規格に合わせて積載する荷物の内容が変わってくるため、使用するトラックによって業務も変わってくることが一般的です。
      
    そのためトラックドライバーになりたいと考えている場合には、まずトラックの種類を知り、自分が希望する仕事との関わりを考えておくことが必要となります。
      
    そこで、業務内容に大きな関係を持つトラックの規格について種類ごとに詳しくご案内します。
      

    3つの種類に分けられる!それぞれのトラックの規格とは?

    トラックの種類は大きく3つの種類に分類されます。
      
    一番小さいものが小型トラック、一番大きいものが大型トラック、小型トラックと大型トラックの中間の規格のものが中型トラックです。
      
    3つの種類は寸法や最大積載量などによって分けられますが、規格を定めたトラックに関わる法律や制度は複数あります。
      
    通称「車両法」と呼ばれる国土交通省による道路運送車両に関する法律、警察庁所管の通称「道交法」と呼ばれる道路交通に関する法律、有料道路を利用する際の料金区分といったものです。
      
    また、これらに加え、各車両メーカーやトラック業界などが目安としている基準や、具体的な数字の制限がない分類もあります。
      
    このため種類を分ける目安となる詳細な数字が異なる場合もあることを理解したうえで状況に応じた判断をすることが求められます。
      
    勘違いをしていませんか?4t・8t・10tトラックの違いとそれぞれに必要な免許
      

    2トントラックと呼ばれているけど3トン未満!?普通免許で運転可能な小型トラック

    トラックの中でも一番小さい規格をしているのが小型トラックです。
      
    一般的には2トントラックや3トントラックなどが小型トラックに該当します。
      
    車両総重量は5トン未満で、なおかつ最大積載量が3トン未満であるものです。
      
    そして小型トラックが該当する小型自動車について道路運送車両法で定められている車両寸法は全長が4.7m以下、全幅が1.7m以下、全高が2m以下となっています。
      
    形状にはさまざまなものがあり、荷台がフラットになっている平ボディのものやアルミ製の四角い箱型の荷台を持ったバンボディといったものが代表的なものです。
      
    また小型とはいえ、荷台に冷蔵や冷凍装置が付いている冷凍冷蔵車や、保冷ができるように加工されている保冷車といったタイプもあります。
      
    【全日本トラック協会】車両総重量と積載量
    http://www.jta.or.jp/coho/hayawakari/8.sekisai.html
    【全日本トラック協会】車種区分
    http://www.jta.or.jp/coho/hayawakari/5.kubun.html

    小型と大型の中間!中型トラックの具体的な規格とは

    小型トラックと比べるとサイズが大きくなる中型トラックは、通称「4トントラック」と呼ばれています。
      
    普通免許の取得だけで運転できる小型トラックとは異なり、中型トラックでは中型自動車免許が必要です。
      
    「4トントラック」と呼ばれていますが、車両総重量や積載量の限度が4トンまでであるという決まりはありません。
      
    小型トラックを超える規格のトラックを指し、車両総重量は5トン以上11トン未満、最大積載量は3トン以上6.5トン未満までとなっています。
      
    さらにサイズでいえば全長が12m以下、全幅が2.5m以下、全高が3.8m以下の車です。
      
    小型トラックと同じ平ボディやバンボディ、冷凍冷蔵車といった形状のものがあるほか、バンボディの両サイドを開くことができるウィングボディや、荷台を幌シートで覆ったタイプのトラックなどもあります。
      
    【全日本トラック協会】車両総重量と積載量
    http://www.jta.or.jp/coho/hayawakari/8.sekisai.html
    【全日本トラック協会】車種区分
    http://www.jta.or.jp/coho/hayawakari/5.kubun.html

    8トンや10トンクラス!トラックの最大規格となる大型トラック

    迫力ある大きなサイズをした大型トラックは、長距離を走る仕事に利用されることが多い車です。
      
    30人以上の乗車定員に対応する大型自動車に必要な大型車免許を取得していることが必要となります。
      
    大型トラックの車両のサイズは中型と同じく全長が12m以下、全幅が2.5m以下、全高が3.8m以下です。
      
    ただし、車両総重量は道路交通法で定められている大型自動車の規定である11トン以上、最大積載量も同じく道路交通法で定められている6.5トン以上となっています。
      
    これは8トンや10トンクラスのトラックが該当します。
      
    さらに詳細に分類して中型トラックと大型トラックの中間サイズとして積載量が6.5トンや8トンクラスのトラックを「増トントラック」と呼ぶこともあります。
      
    トラックは規格によって運べるものが変わってくるため業務にも違いが出ることがあります。
      
    また、取得している免許の規定を超える規格のトラックを運転することはできません。
      
    このため、運転する際には事前に正しい知識を持っておくようにしましょう。
      
    【全日本トラック協会】車種区分
    http://www.jta.or.jp/coho/hayawakari/5.kubun.html
    【トラック王国ジャーナル】トラックの種類・サイズ・形状・寸法、小型・中型・大型のちがい
    https://www.55truck.com/journal/6.html 

      
      
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