トラックの走行可能な距離はどれくらい?

トラックの走行可能な距離はどれくらい?

  • 投稿日:2017/09/26
  • 更新日:2021/09/07

目次

    ドライバーとして長年働いている人の中には自分でトラックを所有し独立することを考えている人もいるのではないでしょうか。
      
    そんなときに気になるのがトラックの走行距離です。
      
    トラックを1台購入するには大きな金額が必要なため、事前に「どれくらいの期間使えるのか」「その期間でどれくらい仕事ができるのか」は知っておきたいものです。
      
    一般的な乗用車の走行可能距離は約10万kmとされていますが、トラックの場合はどうなのでしょうか。
      

    トラックのサイズによって走行可能距離も異なる

    使い方やメンテナンスの具合に大きく左右されるため、ひとくくりにはできません。
      
    一般的には小型トラックの場合はガソリンエンジンで約20万km、ディーゼルエンジンで約30~50万kmは走るといわれています。
      
    ガソリンエンジンの場合はメンテナンスをこまめに行っていても、走行距離が増すにつれてオイルもれを起こしやすくなってしまいます。
      
    こうなると修理には20万円近くかかることもあり、買い替えのタイミングといえるでしょう。
      
    ディーゼルエンジンは非常に頑丈な作りになっており、修理の必要性もほとんどない優秀なエンジンです。
      
    1t~3tクラスでディーゼルエンジンが採用された小型トラックであれば、走行可能距離は約50万kmになることもあります。
      

    中型・大型トラックの初期費用は高い!でも安定性は抜群!

    トラックには大型になればなるほど走行可能距離が延びるという特徴があります。
      
    これは元より長距離走行を想定して作られていることが大きいでしょう。
      
    パーツが細かく分類されているため、悪くなった部品のみを交換することができるようになっている点もポイントです。
      
    これにより消耗品を交換する経費を低く抑えることができるだけでなく、メンテナンスが容易になっています。
      
    こうした背景もあって、走行可能距離は中型トラックの場合では60万kmほど、大型トラックの場合は100万km前後だといわれています。
      
    定期点検のみでこれくらいは走るといわれていますので、エンジンのオーバーホールを行うことでより長距離を走ることも可能でしょう。
      

    メーカー保障期間もひとつの目安

    新車を購入した際のメーカー保証期間もひとつの目安となるでしょう。
      
    トラックのメーカー保証は小型トラックで10~15万km、大型トラックで50~60万kmに設定されています。
      
    これは先ほど紹介した走行可能距離のおよそ半分の距離になっています。
      
    メーカーの保証期間は一般的にその製品が通常使用していて壊れない期間でもありますから、どのメーカーの製品でもこの距離までは修理の必要なしに使用できると考えてよいでしょう。
      
    実際には定期点検をしっかり行えばまだまだ走るわけですから、保証期間終了のタイミングで売りに出せば中古トラック市場に出しても高値で買い取ってもらうことができます。
      
    トラックの買い替えを検討している場合はメーカー保証期間もひとつの目安となるでしょう。
      

    走行可能距離と日ごろのメンテナンスは密接にリンクしている

    普通乗用車に比べてトラックは長距離走行を前提として作られています。
      
    そのためエンジンは大きく、車体は頑丈に作られている傾向です。
      
    そのため長持ちしやすく普通車に比べると何倍もの距離を走ることが可能です。
      
    その一方で普通車にはない注意点もあります。
      
    トラックの多くのパーツは修理や交換がしやすいようにむき出しになっているため、外部からの衝撃によって破損する機会も自然と増えてしまいます。
      
    そのため普通車以上に定期的なメンテナンスが欠かせないといえるでしょう。
      
    定期点検で破損箇所やナットの緩みなどを発見することで、大きな事故や損害を防ぐことができます。
      
    トラックは元が頑丈に作られているだけに、こまめに修理や交換を行うことで走行可能距離を伸ばすことが可能です。
      
    逆にいうと日ごろのメンテナンスがおざなりになっていると、当初の予定よりも早くダメになってしまうことも十分に考えられます。
      
    トラックはドライバーにとって相棒のような存在ですから、日ごろから大切に扱いたいものです。
      

      
      
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