トラックドライバーなら知っておきたい!トラックの事故率

トラックドライバーなら知っておきたい!トラックの事故率

  • 投稿日:2017/07/29
  • 更新日:2021/09/07

目次

    新聞やニュースで目にすることが増えてきたトラックの事故ですが、その多くは業務中に起こっています。
    一般車両を巻き込んで大きな事故に発展してしまうケースも少なくありません。
      
    実際にトラック事故の割合はどれくらいあるのでしょうか。
      
    そして、事故を起こさないために必要なこととはなんでしょう。
      
    普段からドライバーとして心がけておきたいことや、トラックを運転する上で安全に配慮した職場の選び方について解説していきます。

    一般車両を巻き込んでの死亡事故に多い原因とは?

    全日本トラック協会がまとめたデータによると、2011年〜2016年の5年間で発生した事業用車両による死亡事故は、全体のおよそ半数以上が対車両となっています。
      
    注目すべきは、この5年間のどの年も割合には大きな差がないということです。
      
    毎年ほぼ同じ割合で死亡事故が発生しています。
      
    車両の中には自転車も含まれており、一般車両を巻き込んでの死亡事故率が高いことがうかがえます。
      
    そして、発生時の状況で最も多いのは直進中の事故です。
      
    しかも加速時ではなく一定のスピードを保持して走行している時の事故発生率が高く、全体の半数以上という割合が出ています。
      
    このことから、トラックドライバーによる判断ミスや前方不注意が事故を招きやすいということがいえるのではないでしょうか。

    事故のおよそ半数は会社から離れた地域で起こっている

    トラックドライバーによる事故率を示すデータによると、多少の地域差は見られるものの、どの事故も約半数近くが会社所在地以外の都道府県で起こっています。
      
    土地勘の薄い地域や長距離での事故発生率が高いということがいえるのではないでしょうか。
      
    事故発生時の時間帯については、4時〜6時という早朝が他の時間帯より若干高い傾向はみられるものの、どの時間帯にも大きな差は出ていません。
      
    一般的に逆光で見えにくくなると言われている夕方の時間帯の事故率はそれほど高くはないので、逆光による見落としや判断ミスが事故につながるとはいえないことが分かります。
      
    それよりも不慣れな道路事情や長距離運転による疲労の方が、高い事故率につながりやすいと考えられます。
      
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    不注意が原因?対人事故で多い原因とは?

    対人事故について最も多く見られるのが横断中の事故です。
      
    横断歩道を横断中の事故が全体の約3割、そしてそれ以外の場所での横断中も同じく全体の約3割となっています。
      
    注目すべきは、対人事故に限らず事故を起こすトラックドライバーの多くが運転に慣れているという事実です。
      
    最も事故が多いのは免許取得年数10年以上のトラックドライバーで、全体の8割以上を占めています。
      
    これはデータを出した2011年〜2016年の間でほとんど変化は見られません。
      
    運転に不慣れなドライバーより運転に慣れてきたベテランドライバーの方が、通常は安全と考えられる場所での事故が多いということがうかがえます。
      
    経験を積んだトラックドライバーほど慎重な運転が必要といえるでしょう。

    十分な休息と余裕のある業務が事故を防ぐ

    全日本トラック協会が出した2011年〜2016年のデータをもとに、トラックドライバーによる死亡事故の事故率と主な原因などを見てみました。
      
    全体的にいえるのは、通常は安全と考えられる状況での事故が意外にも多いことではないでしょうか。
      
    直進走行中や歩行者が横断中の事故など、しっかり目視していれば回避できそうな事故が多いのが特徴的です。
      
    免許取得年数10年以上のベテランドライバーが8割以上も占めているということを見ても、過信や慣れからくる単純ミスが事故を招いていると考えることができます。
      
    しかし、事故の原因は過信や慣れだけではありません。
      
    十分な休息をとって判断力の低下を抑えることも必要です。
      
    トラックドライバーとして常に安全運転を心がけることも大切ですが、走行距離をふまえてスケジュールに余裕を持った業務管理を徹底している会社を選ぶことも重要ではないでしょうか。
      
    死亡事故を起こさないように安全で健全なトラックドライバーとして働くために、過密スケジュールの排除などに徹底した会社選びをしましょう。

      
      
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