工場によっては、特定化学物質を扱うところもあります。そのような工場では特定化学物質等作業主任者の資格を取っておくと、有意義な仕事ができそうです。その資格の概要や取り方について紹介します。
☆特定化学物質等作業主任者はどんな資格?
特定化学物質等作業主任者は、特定化学物質等を扱う工場などで、作業者たちが特定化学物質に汚染されないように、作業方法の指導や作業環境の改善を行うのが役割です。特定化学物質等作業主任者は、特定化学物質および四アルキル鉛等作業主任技能講習を修了した人の中から、事業者により選任されます。
特定化学物質や四アルキルを製造したり扱ったりする工場などでは、この資格を持っている人を設置することを義務づけられているので、重宝される人材となるでしょう。
このような職場では、化学物質を扱う作業者の指導的立場となり、局所排気措置、除じん装置、排ガス処理装置、排液処理装置等の点検や使用状況についての管理を任されます。講習を受けるのみで取れる資格であるので、比較的取得しやすいことから、取っておいても損はないでしょう。
☆どうやって勉強すればなれる?
特定化学物質等作業主任者になるためには、特定化学物質及四アルキル鉛等作業主任者の資格を取る必要があります。
この資格は、公益社団法人東京労働基準協会連合会による講習を受け、試験を受けると取得できます。講習での勉強する内容は、“健康障害およびその予防措置に関する知識”と“作業環境の改善方法に関する知識”、“保護具に関する知識”、“関連する法令に関する知識“についての学習を行います。
講習は全部で12時間にわたります。当日の講習をしっかりと聞いておけば、特に事前に学習しておく必要はないでしょう。修了試験は一時間かけて行われますが、各科目の得点が40%以上の得点率で、全科目の合計得点が満点中60%以上の得点率であれば合格です。得点率からいってもさほど難しいわけではありません。あらかじめ勉強しておきたいのであれば、“ 特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者テキスト”が販売されていますので事前に入手して目を通しておくと良いかもしれません。
☆資格を取得するのに条件はあるの?
特定化学物質等作業主任者になるために必要な、特定化学物質及四アルキル鉛等作業主任者の資格を取るにあたって、特に条件が必要あるわけではありません。
強いてあげるとすると、講習を受けるのに講習料金である12,340円とテキスト代の1,940円が必要であることと、講習会の当日にスケジュールを合わせることができることくらいです。作業経験や学歴などは一切問われません。
☆受験はどうやって行うの?
特定化学物質及四アルキル鉛等作業主任者の資格を取るためには、公益社団法人東京労働基準協会連合会に申し込みを行う必要があります。申し込みの方法は、インターネットによる申し込みと、申込書を利用した方法があります。
事前に講習料金とテキスト代金を支払う必要がありますが、銀行振込・現金書留・東京労働基準協会連合会への直接持ち込みの3種類から選択可能です。また、インターネットで申し込みを行う場合は、東基連合会へ入会し会員番号を取得する必要があります。
講習会および試験は、年に4回行われます。平成28年については、4月21~22日、5月9日~10日、5月26日~27日、6月20日~21日です。4回とも2日間かけて行われ、初日は朝9時から夕刻16時40分まで、二日目は朝9時から夕刻17時40分までです。
講習の会場は、JR新小岩駅南口から1.3キロメートルのところにある、公益社団法人東京労働基準協会連合会の本館にて開催されます。当日持参するものは顔写真付きの受講証と、正式受講申込書、筆記用具です。写真のサイズは、縦3センチメートル・横2.4センチメートルの写真です。
さまざまな製品に利用される化学に関わる仕事
