私たちが普段生活するうえで使う機械製品。そんな機械製品に密接に携わっているのが機械組立工です。自動車ひとつとっても、部品を組み立て調整をする機械組立工がいなければ安全に乗ることはできません。機械を安全に使用するために一役買っている職業と言えます。
  
そんな大小さまざまな機械を組み立てる機械組立工ですが、一体どのような仕事で年収はどのくらいなのでしょうか。今回は私たちの生活を支える機械組立工について、仕事内容と年収の側面からご紹介いたします。

機械組立工の仕事内容とは?

機械組立工の主な仕事は、指定の組立図面に従って部品を組み立てて、最終的に調整まで行うというものです。すでにメーカーが作り上げた部品を組み立てていくのがメインで、建設機械や農業用機械、自動車にいたるまで組み立てる機械によって種類はさまざまです。また組み立てた後の調整では、顧客に納品するまでの一連の流れを担うことが多々あります。組み立てた機械が仕様通りのできあがりであるかどうかを検査したり動作確認を行ったりします。
  
なお技能試験である「仕上げ技能士」と言うものはあるものの、機械組立工になるための特別な資格は必要ありません。ただし技術の発展によって機械が多く普及していることもあり、より精度の高い組立が要求されています。

機械組立工の男女別にみる年収は?

機械組立工の気になる年収ですが、業界全体での平均年収は430万円程度(2015年)。総合職のサラリーマンなどと比較するとやや高めといった印象です。作業環境は昔に比べて良くなっているとはいえ、それでも立ちっぱなしの長時間労働や、体力が必要な場面も多々あります。
  
ちなみに全体では430万円程度ですが、男性が約467万円、女性が約284万円と差がついています。かなり大きな差ですが、これには2つの理由が考えられます。1つは女性の場合、派遣社員や非正規労働者の割合が大きいこと。ボーナスも男性の半分以下です。もう1つは女性の機械組立工は、大型や重量のある部品を扱わず、仕事内容が小物部品や精密機器の組み立てに限られること。仕事内容に制限があるため収入に差ができるのです。

機械組立工の年収はどのように推移している?

それでは機械組立工の年収は、年齢ごとにどのように推移していくのでしょうか。基本的にどの職業にも言えることですが、年齢を重ねるごとに年収は増えていきます。22歳前後で約344万円、32歳前後で約498万円、42歳前後で約530万円、52歳前後で約555万円となっています。精神力や体力が必要となる機械組立工では、20代~30代にかけての年収上昇率が高いようです。
  
また年度ごとの推移ですが、全体の年収を見ると2009年には約425万円となっています。2015年の数値が約430万円ですから、ゆるやかな上昇をしていることが分かります。実際、機械組立工はその年に従事した仕事量などにも左右されるため一概には言えませんが、徐々に増えていっているのは事実です。

機械組立工はこれからさらに進化していく業界!

このように機械組立工は、一般的なサラリーマンと同等かややそれを上回る程度の年収であることが分かります。長時間同じ作業を行う精神力や、重いものを持ったり大型部品を扱ったりする体力、また精密機械を扱う集中力などが必要となる仕事です。与えられた部品を組み立て、顧客に渡すまでの調整まで行う機械組立工は非常に重要な役割を担っていると言えます。中には途中で独立をして、特許を取るなどして大業を成す人もいて、やりがいのある仕事でもあるでしょう。
  
年収だけ見れば男女差が激しいのは事実ですが、工場のイメージも刷新するなど、労働環境の改善に業界を挙げて取り組んでおり、今後は男女問わず多くの人が入りやすい職業になることは間違いないでしょう。近年ではロボット事業などの技術発展が著しいため、ますます機械組立工のニーズが高まると考えられています。私たちの生活を便利にして支えてくれる機械組立工の今後の成長に期待しましょう。

  
  
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