お仕事ナビ記事

ブルーカラーなら知っておきたい!ばね指の原因・予防・治療


「ばね指」とは、指が文字通りバネのように弾ける症状を引きおこす指関節の病気のひとつです。スマホが日常生活に浸透するようになり、指を使う機会が増えたことから、この病気の認知度も高まってきているかもしれません。実はこの病気は工場で働く方々にとって職業業ともいえるものなのです。




もっと詳しく教えて!ばね指ってどんな病気なの?




手をグーパーと閉じたり開いたりしてみたとき、通常なら痛みは生じませんよね。しかし、「ばね指」だと引っかかるような違和感や痛みがあったり、そもそも指を曲げることができなかったりします。正式名称を「狭窄性腱鞘炎(きょうさくせいけんしょうえん)」というばね指は、指を曲げる筋肉の腱(筋肉と骨をつなぐもの)が通る腱鞘に起きる炎症のことで、腱鞘炎の1つです。
  
約7割のケースで親指に発症し、次いで中指や薬指に起こります。何本かの指で同時期に起きてしまうこともあります。また、初期症状があらわれてから、数年後に激しい痛みがあらわれることもばね指の特徴の1つです。






女性に多いばね指、工場勤務の人々にばね指が多いのはどうして?




その患者のほとんどが女性だとされているのは、ばね指の主要な原因がホルモンバランスの乱れや加齢による筋力低下にあるからです。もっとも、その原因の1つとして、「指の酷使」も大きく関係しているため、ブルーカラーの人々にとってばね指は職業病の1つです。同じ体勢で同じ負荷が長時間かかると、筋肉や腱に炎症が起きてしまうのです。そしてこれを放置すると悪化し、ばね指となってしまいます。さらに、ストレスも原因の1つだといわれています。






指を使えなくなってしまう前に!常日頃から予防を心がけよう




酷使という程度にまで指を動かしているのに、突然ばね指となり、動かすのに痛みを伴うようになってしまうと、非常に困りますよね。
  
仕事で指を使っているならなおさら、ばね指になったからといって、すぐに休暇をとることもできず、しばらくは痛みを我慢しなければならないという方も多いでしょう。それでは効率が下がってしまいますし、何より自分が大変な思いをします。
  
そこで重要となるのが、いかに予防するかです。1番いいのは指を使わずに休ませることです。短時間休ませるだけでも、指にかかる負担は大きく変わります。とはいえ、なかなか難しいという方も多いでしょう。そこでオススメなのが、筋肉の緊張を緩めるために、こまめにストレッチを行うことです。指の曲げ伸ばしや手首をぐるりと回してみるだけでも効果があります。






大切な指だからこそずっと使い続けられるように




予防をしていても、仕事で指を使わなければならず、ばね指になってしまったという場合、まず保存療法によって治療を行うことになります。
  
保存療法には、装具を装着して強制的に休ませるという方法やステロイドの注射をして炎症を抑えるという方法があります。いずれもすぐに効果があらわれるものではなく、それ以上痛みをひどくしないように行うものです。適切に治療すれば手術をしなくても痛みが鎮まっていく可能性は十分にあります。
  
ところが、残念なことに一定期間が経過しても症状が改善しなかった場合には、腱鞘切開術と呼ばれる手術を行うことになります(すぐに治療する場合には、いきなり手術療法を行うこともあります)。局所麻酔薬を用いて、炎症の起きている指の付け根の靱帯性腱鞘を切開するものです。短時間の手術であり、通常1週間から10日ほどで抜糸しますが、手術という段階に進むまでに治した方が良いことは言うまでもないでしょう。
  
指の酷使によって生じる病気、ばね指。工場などで働いて指を使うからこそ、仕事終わりのストレッチなどを欠かさないようにして、大切な指をずっと使っていられるようにしましょう。





おすすめ求人

人気記事ランキング