働き方ガイド記事

期間工はメリットも多いがクーリング期間には注意が必要!


長期間同じ職場で働くのは苦手だという人や、職場での濃密なコミュニケーションは避けたいと感じている人にとって、期間工という労働形態を選択するのがおすすめです。
 
期間工には多くのメリットがありますが、クーリング期間には注意する必要があります。期間工のメリットとクーリング期間についてご紹介します。

 


☆期間工で働くメリットと注意点




期間工という働き方の特徴は、労働契約期間があらかじめ決まっていることです。
 
一定の場合契約の更新もありますが、制限もあります。しかし、自動的に一定期間経過すると労働契約が終了するのは、ずっと同じ仕事、同じ職場で働くことに抵抗がある人にとっては大きなメリットといえるでしょう。
 
また、仕事内容もそれほど高度なノウハウを求められることはありません、もちろん業務内容に合ったそれなりの専門能力は求められますが、気軽にできる仕事ともいえます。
 
さらに、定められた労働時間だけ働けばいい種類の仕事ですので、残りの時間はすべて自分のために使うことができます。趣味の時間に充てることも、自己研鑽に使うことも自分で自由に決めることができる点が魅力です。
 
給料の面では、アルバイトと比較すると高い給料がもらえますので、短期的に集中してお金を稼ぎたい人には向いているでしょう。しかし、注意点もあります。それはクーリング期間です。

 


☆クーリング期間とは何か?




期間工の労働契約は、有期労働契約の一種です。労働契約法では、有期労働契約の場合、反復更新されて通算5年を超えた場合は、労働者が申し出ることによって正規雇用(無期労働契約)に転換できるとしています。
 
また、雇止め法理にも注意が必要です。有期労働契約が終了して雇用関係がなくなることを雇止めといいます。この雇止めはむやみにやってはいけないことになっています。客観的に合理的な理由がなく、社会通念上相当ではないような場合、雇止めは認められません。また、期間工の契約期間は最大2年11ヶ月(3年を超えない)となっています。
 
さらに、クーリング期間に関する知識も持っておいた方がいいでしょう。クーリング期間とは、一度契約期間が終了した場合、6カ月間を置かないと同じところでは再契約ができないことをいいます。ただし、別の会社で期間工として働くことはできます。
 
こういったことは、期間工としてしばらく働くつもりがある場合は、よく理解しておく必要があるでしょう。

 


☆クーリング期間の適用事例




クーリング期間について、具体的な適用事例でみておきます。まずA社で期間工して働いていた人が平成28年3月に契約満了になり更新がなかったとします。
 
その後、その人が3カ月ほど休養をとって、再度A社との期間工契約に臨もうとすると、前契約終了から6カ月中であるクーリング期間中の応募となるため、A社はその人を採用することができないのです。
 
この規定の背景には、過去、仕事が減った時期に期間工の契約更新をせず雇止めにして、少し経って仕事量が増えてきたらまた同じ期間工を雇うということが横行していたことがあります。このような状況になると、期間工の人は不安定な立場になってしまいますので、労働契約法上、クーリング期間を置くことで雇止めと短期間での再雇用を繰り返すことを防止したのです。
 
もちろん、期間工の自由意思で同じ会社で短期間の間に辞めたり働いたりを繰り返したいと考える人もいるかもしれませんが、その場合、クーリング期間には十分注意することが大切です。

 


☆最後に




期間工には魅力的なメリットも多数あります。しかし、短期間で同じ会社を辞めたり再雇用されたりするのは、クーリング期間の影響で制約があるため十分注意が必要です。そのような制約を正しく理解した上で、自分に合った働き方を見つけるといいでしょう。


 
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