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トラックドライバーもかかる可能性があるエコノミー症候群!?
- 投稿日:2017/10/27
- 更新日:2021/09/07
目次

長時間座ったまま運転をするトラックドライバーの中には、ひどい腰痛や肩こりなどの症状に悩む人が多いようです。
これらは一種の職業病と考えられていますが、さまざまな症状の中で意外と「エコノミー症候群」はトラックドライバーには関係がないと思われがちです。
しかし、狭い車内で同じ姿勢を保つことで、エコノミー症候群にかかる可能性は大いにあります。
ここではエコノミー症候群とは何か、その原因や予防などについて詳しくご紹介します。
エコノミー症候群とは?
飛行機のエコノミークラスのように狭い空間に長時間座っていると、足の静脈に血の塊(血栓)ができて血液の循環を妨げます。
すると、座った姿勢からいきなり立ち歩き始めることで、足にできた血栓が血液の流れに乗って肺へたどり着き、肺の動脈を塞ぐ「肺塞栓症」を引き起こしてしまいます。
これがいわゆる「エコノミー症候群」です。
別名を「旅行者血栓症」といい、エコノミークラス症候群やロングフライト血栓症などとも呼ばれます。
エコノミー症候群の主な症状としては、足のむくみや痛み・胸痛・動悸息切れ・呼吸困難などが挙げられ、最悪の場合は死に至るケースもあります。
エコノミー症候群と聞いて軽い症状だと思っている人は多いかもしれませんが、実は恐ろしい病気なので気をつけなければいけません。
エコノミー症候群の原因
エコノミー症候群を引き起こす主な原因としては、運動不足と乾燥が挙げられます。
エコノミー症候群は飛行機に乗る際だけでなく、長時間の車の運転や列車での移動、座りっぱなしのデスクワークなど、長時間同じ姿勢を保つ場合にも起こる可能性があります。
長距離を長時間かけて運転するトラックドライバーには腰痛や肩こりを患っている人が多く見られますが、エコノミー症候群にかかる可能性も高いので注意が必要です。
また、乾燥した環境や飛行機内のように気圧が低い環境では、体内の水分が蒸発しやすく血液の粘度が高くなる傾向にあるため体内で血栓ができやすいと言われています。
窓ガラスを通して日光を浴び、狭い空間でエアコンを使用するなど意外と車内は乾燥しているため、トラックドライバーにもエコノミー症候群が起こりやすくなるのです。
エコノミー症候群の予防法
エコノミー症候群を予防するためには適度な運動が大切です。
なるべく長時間同じ姿勢をとらないようこまめに休憩を入れ、ストレッチで体を伸ばしましょう。
特に、ふくらはぎを揉むのは予防に効果的です。
トラックの中でマッサージをするのもいいですが、できれば少しの時間だけでも外に出て体を動かすことをおすすめします。
運転の際にはあまり締め付けない服装をするのも効果的です。
また、乾燥はエコノミー症候群の原因の一つなので、適度な水分補給も心がけてください。
眠気覚ましのためにコーヒーを飲みたくなるかもしれませんが、カフェインには利尿作用があるので体内の水分が排出されやすくなります。
汗をかくことも考え、普段よりも多めの水を補給しましょう。
(参考URL)
テラテクニカル株式会社:http://tera–technical.com/エコノミー症候群の予防と対策/
日頃の生活習慣でもエコノミー症候群を予防できる
トラックドライバーは1日の大半を座ったまま過ごすので、荷物の積み下ろしで体力は使うものの運動不足の人が多いようです。
特に、普段からメタボ(肥満)や糖尿病などの生活習慣病にかかっている人はエコノミー症候群にかかりやすくなります。
また、喫煙をするとニコチンにより血管が収縮され、血流が悪くなることから血栓ができやすくなります。
喫煙者は血液の粘度が高くなる傾向にあり、こちらもエコノミー症候群を発症しやすくなるため気をつけましょう。
長距離運転のトラックドライバーはストレスから喫煙をする人が多いようですが、体の負担を減らすためにもなるべく禁煙もしくは吸う本数を減らしてみてはいかがでしょうか。
飛行機だけではなく長時間同じ姿勢をしていると発症する可能性があるエコノミー症候群は、不快症状を引き起こし最悪の場合には死の危険性がある病気です。
安全な運転をするためにも適度な運動や水分補給、生活習慣の見直しをおすすめします。
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