トラックドライバーの仕事は、目的地まで安全運転で到着することです。そのためには、トラックの法定点検だけでなく、日常点検を欠かすことはできません。
トラックの点検作業も業務の1つだといえるでしょう。
なかでもフロントガラスの汚れがひどいと対向車や歩行者がよく見えず、重大事故につながる可能性があります。
そこで、この記事では安全運転に必要なウインド・ウォッシャーやワイパーの点検方法について紹介します。
ウインド・ウォッシャー液の点検方法と補充する目安
ウインド・ウォッシャーはフロントガラスに泥や黄砂などの汚れがついて見えにくくなっている状態を解消してくれます。
しかし、手軽に使用できるからといって使い過ぎてしまうと、いつのまにかなくなっていることがあります。
液量を点検するためには、まずトラックのフロント部分のカバーを開けることです。
すると、フタにくじらが潮を吹いたようなマークがついているタンクがあることが分かるでしょう。
それがウインド・ウォッシャー液の入っているタンクです。
運転手によってウインド・ウォッシャーを使う頻度はそれぞれなので、一概にどれぐらい減っていたら補充したほうがいいかという目安になるものはありません。
ただし、逆にいうと満タンで困ることはなにもないので、点検したときは常に補充するよう心掛けるとよいでしょう。
ウインド・ウォッシャーの噴射状態の点検も忘れずに
ウインド・ウォッシャーの点検は液の残量をチェックするだけでは終わりません。
なぜなら、液の残量は十分あっても、うまく噴出されないケースがあるからです。
噴射状態をチェックするときは、通常通り噴出用のスイッチまたはレバーを「ON」にしてきちんと噴射されるかどうか確認します。
もしも噴射状態が悪い場合は、「モーターが故障している」「ノズルが詰まっている」などが考えられます。
モーターが故障している場合は、業者へ修理を依頼したほうが無難です。
ただし、実際にはノズルが詰まっているだけのケースが多いので、まずは安全ピンの先などでノズルの先端の詰まりを取り除いてみましょう。
再度試してみて、無事に噴射すれば問題ありません。

フロントガラスの視界を保つためにはワイパーの点検も大切
フロントガラスの視界を良好に保つための装置としてはワイパーも重要です。
ワイパーの動作状況の点検方法は実際に作動させてみることです。
まずは、水をかけるなどしてフロントガラスを濡らし、雨が降った日と同じような状況を作り出します。
その後、ワイパーを作動させてみてきれいに水滴をふき取ってくれれば問題ありません。
しかし、万が一たくさんの水滴が残ってしまう場合や正常に作動しない場合、ワイパーそのものをチェックしてみましょう。
多くの場合、「ゴムやアームの劣化」が原因です。
また、水滴をきれいにふき取った場合でも作動中に異音がするときは、やはりゴムが劣化している可能性があります。
ゴムの交換自体はそれほど値段の高いものではないので、早めの交換を心がけましょう。
全日本トラック協会が示している日常点検項目とは
トラック運転手の仕事はほんの少しの判断ミスで交通事故を起こす可能性があります。
そのため、日常点検はとても重要で全日本トラック協会も基準を公表してトラック運転手たちに周知しています。
その項目は今回紹介したウインド・ウォッシャーやワイパーだけではありません。
実際にはかなり細かく決められています。
たとえば、ブレーキでは「ブレーキ・ペダルの踏みしろが適当で、ブレーキの効きが十分であること」や「ブレーキオイルの液量が適当であること」などが挙げられています。
それ以外にも「タイヤ」や「バッテリー」「原動機」「灯火装置および方向指示器」「エアタンク」などについてチェックするように求めているのです。
トラック運転手として働くからには、これらの項目をしっかりと実施するようにしましょう。
トラック運転手として働くならしっかりした日常点検を行おう
トラック運転手になると毎日トラックを運転することになります。
運転するのは晴れて視界の良い日だけではありません。
ときには、大雨や暴風雨の日に運転しなければいけないこともあるでしょう。
そのようなときに備えてウォッシャーやワイパーの日常点検は重要です。
法定点検だけに頼ることなく責任を持って自分の目でしっかりチェックし、安全運転を行うように心がけましょう。
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