バッテリーはトラックにとって欠かすことのできない重要パーツです。しかも、消耗品でもあり、使い続けているといずれは寿命を迎えてしまいます。
つまり、突然、トラックが走らなくなったなどというようなことがないようにするためにも、運転手にとってはバッテリーの点検が重要になってくるというわけです。
そこで、いざというときに困らないよう、バッテリーの点検方法や交換の仕方などについて解説をしていきます。
バッテリー液の成分と液が減少する理由
バッテリー液の成分は蒸留水と硫酸を混ぜあわせてできた希硫酸です。
この液が一定以上減ってしまうと本来のパフォーマンスを発揮できなくなってしまいます。
そもそも、液がなぜ減っていくのかというと、主な理由は2つあります。
まず、その一つが液の蒸発です。
バッテリーは基本的にエンジンルームに装備されていることが多いものですが、充電していくことでエンジンルームは高温になっていきます。
その結果、液が蒸発して量が減少していくというわけです。
そして、もう一つの理由が電気分解です。
液体の成分である希硫酸は充電と放電を繰り返していく内に電気分解の作用によって水素と酸素の気体に分解され、蒸発していきます。
いずれにしても、バッテリーを使用する以上は液体の減少は避けられないということになります。
バッテリー液の量を確認しよう!バッテリーの点検方法
トラブルを未然に防ぐには液の量が適切かを定期的にチェックする必要があります。
そのチェック方法ですが、まず、バッテリーの容器を正面から見ます。
すると、「LOWER LEVEL」「UPPER LEVEL」と書かれた2本の線があるのが見えるはずです。
その2本の線の間に液面が位置していれば、液量は問題ないということになります。
ただ、外から見ただけでは液面がどこにあるのかがよく分からない場合があります、そのときは容器にペンライトの光を当ててみましょう。
それでも液面の位置がはっきりしない場合は割り箸などの細長い棒を使います。
キャップを開けてそこから棒を入れ、どのぐらい入れれば先端が濡れるかによって液面の高さを確認するというわけです。

バッテリー液の補充方法と注意点
バッテリーには6つのキャップがあるので、まずそれらをすべて外します。
もし、固くて外せないという場合はドライバーか硬貨を使用すれば開けることができるはずです。
そして、その上で、それぞれの穴から蒸留水を注入していくわけです。
その際、間違っても蒸留水の代わりに水道水を使用するなどということはないようにしましょう。
水道水にはナトリウムやカルシウムといった不純物が混じっているのでトラブルの原因となってしまいます。
蒸留水は液面がUPPER LEVELの位置に近く、また、6つの箇所の液面が極力同じ高さになるように入れます。
ただ、UPPER LEVELを超えてはいけません。
なぜなら、液が多すぎると中身が噴出して車の内部を腐食させてしまうおそれがあるからです。
それから、作業中は液が体に付着しないように注意することも大切です。
服にかかると穴が開き、目に入ると失明のおそれがあります。
それを避けるためにも、ゴム手袋やゴーグルなどを装着して身を守り、その上で、慎重に作業を行うようにしましょう。
日々の点検をしっかりと行ってトラックの故障を未然に防ごう!
トラックの運転手にとってトラックは大事な商売道具です。
当然のことながら、道具がなければ仕事を続けていくことはできません。
そうした事態を避けるには、なにより道具の手入れが重要になってきます。
トラックでいえば日々の点検がそれにあたります。
日常的な点検をしっかりと行い、故障が起こりにくいコンディションをキープしていきましょう。
バッテリー液のチェックと安全に注意した補充を心がけよう!
バッテリーの中にあるバッテリー液は高温や電気分解などによって蒸発を続けています。
そして、一定量を下回ると、バッテリーそのものが動かなくなってしまいます。
それを避けるには日常的にバッテリーをチェックし、必要に応じてバッテリー液を補充することが大切です。
ただ、バッテリー液の成分は希硫酸であるため、非常に危険です。
補充の際には体にかからないよう、注意を怠らないようにしましょう。
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