トラックの灯火装置や方向指示器は、ランプ切れに気付いたときに対処すればいいと思っていませんか。方向指示器は後続車や周りに進行方向を伝えるための重要な合図です。
ランプが切れたまま走行していると、思わぬ事故の原因になります。
運転席からはランプ切れに気付きにくいため、責任を持って定期点検を心がけましょう。
この記事では、方向指示器の点検方法やランプ切れの危険性を解説します。
点検ポイント1:フロント部分の点検
まずはフロント部分の点検を行いましょう。
点検項目は、方向指示器である「ターンシグナルランプ」、前照灯の「ヘッドランプ」、前部霧灯の「フォグランプ」です。
ヘッドライトは昼間は使わないため、気付きにくいかもしれません。
ヘッドライトなしでの夜道の走行は非常に危険です。
自分の視界が悪いのはもちろんですが、ランプがつかないことでほかの車からも認識しづらいのです。
必要なときになって焦らないよう、定期点検を怠らないようにしましょう。
また、フォグランプは悪天候による視界不良の際、ヘッドランプの補助的な役割を果たすランプです。
いざというときに頼りになるため、こちらもきちんと点検しておきましょう。
車両の幅を示すクリアランスランプや、ターンシグナルランプと連動して旋回方向を照らすコーナリングランプも、正常に点灯しているかの確認が必要です。
点検ポイント2:リア部分の点検
方向指示器のランプ切れが引き起こす事故とは
方向指示器が役立つのは、右左折の場合だけではありません。
走行中の車線変更やハザードランプで停止した状態からの発進など、意外と使う場面は多いのです。
しかし、もしそのような場面で灯火装置や方向指示器や使えなかったらどうなると思いますか。
周りの車には当然意志が伝わっていませんから、予期せぬ動きに対応できず、追突してしまう可能性があります。
万が一急停車をする場合にも、ハザードランプが使えないため後続車に知らせることができません。
特に、スピードに乗っている高速道路では、一歩間違えれば大事故を引き起こしてしまうでしょう。
トラックのように重量のある車は、なおさら気をつけなければいけません。
方向指示器のランプ切れは罰則の対象に
車同士では会話ができないため、走行中の運転手のコミュニケーションはランプによって行われるのが一般的です。
普段道を走っていて、右折や左折のときに方向指示器をつけないドライバーを見かけるかもしれません。
違反であることはもちろんですが、自分が相手の後方にいるときには、思いがけない動きに驚いてしまいますよね。
最悪の場合は、前方に激突してしまうこともあるでしょう。
方向指示器というのは、道路上の安全を確保するうえで欠かせない存在なのです。
合図なしで曲がってしまうと「合図不履行」に該当し、大型トラックであれば7000円の反則金と1点減点が課せられます。
また、尾灯の整備不良に該当した場合は9000円の反則金(大型トラックの場合)と1点減点に加えて、3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金が課せられるので注意しましょう。
なお、反則金と罰金は処分の分類が異なり、反則金は行政処分、罰金は刑事処分として課せられる過料のことです。
ランプ切れは罰金や反則金の対象に!こまめに点検しよう
灯火装置や方向指示器のランプ切れは、運転席からは死角になっているため走行中に気付くのが難しいかもしれません。
特に、昼間はよっぽどのことがない限り気付けないでしょう。
ランプ切れは些細なことではなく、重大な事故につながる整備不良だということを忘れてはいけません。
気付きにくい場所だからこそ、定期的に点検を行って正常に作動する状態に保ちましょう。
▼他の記事をチェックしたい方はこちら!
トラック運転手なら覚えておこう!原動機の点検方法
トラック運転手のウォッシャーやワイパーの点検方法とは
トラックドライバーになりたい人必見!運転手がやるべき点検って何?日常点検と始業前点検の違い

