トラック運転手として働きたいと思っているものの、どのような業務内容なのか具体的にイメージできていない人も多いでしょう。
荷物を預かって安全に目的地まで運ぶという流れは、どこの会社でも共通していることです。
また、トラックに不具合がないかどうか点検することも大切な業務の1つといえます。
そこで今回は、トラック運転手に求められる点検業務について詳しく紹介していきます。
運転前に欠かせない始業前点検
トラックを走らせる前に、運行の妨げになることや違法なことがないかどうかをチェックするのが始業前点検の目的です。
タイヤ・ワイパー・ウインドウォッシャー液などトラックの外側から点検する項目もあれば、エンジンオイルのようにキャビンを上げなければチェックできない場所もあります。
事業用のトラックやバスなどを運行する場合、点検内容を日報などに記すことが法律で義務付けられています。
始業前点検は事故などから身を守ることだけでなく、事業所が今後も営業を続けていくために欠かせない業務であるといえるでしょう。
始業前点検は日常点検と違うの?
始業前点検と日常点検が同じものとして扱われている事業所も少なくありません。
厳密にいうと、始業前点検は運行を開始する前に行う点検で、正常に動くかどうか確認する意味合いがあります。
そして、始業前点検・中間点検・就業後点検などすべての点検をひっくるめて日常点検といいます。
中間点検と終業後点検は義務付けられているものではないので、事業所によっては省いているケースもあるでしょう。
点検記録は運行管理者や整備管理者が目を通し、不具合や修理の必要性を考えます。
ドライバーが運行管理者や整備管理者にトラックの不具合を伝えるためにも、1つ1つのチェック項目をしっかり点検し記録することが大切です。
始業前点検や日常点検は、ドライバーの大切な業務の1つといえます。
エンジンオイルの減り具合やタイヤの空気圧・ナットの緩みなど、丁寧な点検が安全な運行にもつながります。
ここをチェック!点検の具体的な項目
車両の点検となると難しいのではないかと不安になる人も少なくありません。
しかし、ドライバーとして採用されれば、点検事項について事前に説明があるので経験がない人でも問題なくこなすことができます。
項目に沿って点検し、用紙にチェックを入れるスタイルの事業所がほとんどです。
ブレーキに関する点検内容は、液量・空気圧・ペダルの踏みしろとレバーの引きしろなどが挙げられます。
タイヤであれば、空気圧・亀裂や損傷の有無・ホイールに異常がないかなどが点検事項です。
また、エンジンオイル量やエンジンをかけた際の異音がないかどうかなど、走行距離や運行状況に応じた適切な時期に点検することが求められます。
始業前点検をした場合でも、方向指示器やマーカーランプの球切れなど運行中にトラブルが起こることも考えられます。
長時間運転する場合などは、パーキングなどで中間点検をすることで異変にもいち早く気づくことができるでしょう。
教えて!点検を怠るとどうなる?
点検を怠って運行した場合、故障や思わぬ事故の原因となることもあるでしょう。
また、整備不良で警察に指摘され罰金が科せられる可能性もあります。
ウインカーやブレーキランプの球切れや接触不良によって点滅しなかった場合、後続車が追突したり周囲の車や歩行者を危険にさらしたりすることもあります。
10分程度で完了する始業前点検の有無が、運行中の安全面にも大きく影響することを頭に入れておきましょう。
また、万が一点検がおろそかになっていたことが原因で事故が起これば、運行管理者の責任を問われることにもなりかねません。
つまり、点検を怠るということは事故などのリスクだけでなく事業所の存続にも大きく関わるということです。
トラックの運転手として働きたいと考えているのであれば、始業前点検や日常点検の重要性をしっかり理解しておきましょう。
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