自動車の整備系業務は、主に3つの仕事内容にわけることができます。
  
1つ目が「点検整備」です。点検整備では、簡単にいえば自動車の状態をチェックする業務です。自動車は目に見えた故障がなくとも、部品が消耗していたり、どこかが劣化していたりすることがあります。点検整備では定期的なメンテナンスによりそうした劣化を事前に把握し、自動車が根本的な故障をきたさないための整備をします。いわゆる車検はこの点検整備に当たります。
  
2つ目が「緊急整備」です。緊急整備とは実際に事故などで自動車が破損してしまった場合に行う整備のことです。エンジン系の点検をしたり、破損している部品の交換などをして、自動車が再び走れるように整備します。
  
3つ目が「分解整備」です。分解整備はオーバーホールともいわれる作業で、非常に高度の技術が要求される整備業務です。自動車の核となる機械的な部品を分解し、点検することで故障している部分を見つけて修理をします。