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大手4社をピックアップ!タクシードライバーの給与や待遇は?
- 投稿日:2017/10/27
- 更新日:2021/09/07
目次

タクシードライバーに就職や転職を考えているなら、スムーズに働けるように業界についてあらかじめ知っておくとよいでしょう。
どのような働き方をしているのか、給与はどうやって支払われているのかなど、疑問は多いはず。
実際にはいくつかの勤務体系や給与形態があり、タクシー会社によって異なってきます。
ここでは、タクシードライバーになるために必要な基礎知識と、業界を代表する大手4社の給与や待遇についてご紹介します。
タクシードライバーの基本知識
タクシー業界で仕事探しをはじめる前に、基本的な知識について確認しましょう。
タクシードライバーの働き方には、主に3つのタイプがあります。
会社員と同じように朝から夜まで働く「昼日勤」は、毎日乗務し、週に2日休日を取る形態です。
規則正しい生活がおくれますが、利用者が少ないため収入に繋がりにくいというデメリットがあります。
これとは逆に、夕方から夜間まで乗務する「夜日勤」は昼と比べて利用者が多いため収入面ではプラスですが、客層によっては酔っ払いの対応など夜間ならではの苦労もあります。
もっとも一般的な働き方は、朝から晩まで長時間勤務して、翌日は休みとなる「隔日勤務」です。
休みが多いため自分の時間をしっかり確保できますが、1回の勤務時間が最大21時間にも及ぶので体力面では負担の大きい働き方です。
タクシードライバーの給与については給与形態によって変わるものの、収入の多くを歩合制が占めています。
基本給はありますが、しっかり稼ぐのであれば完全歩合制だという意識を持つことが必要になってくるでしょう。
タクシードライバーの年収に個人差が激しいのは、この歩合の割合が関係しているためです。
給与は、売り上げの50パーセントを支給しているところが多く、全国の平均年収は298万円となっています。(※1)
(※1)「平成25年タクシー運転手の賃金・労働時間の状況」
http://www.taxi-japan.or.jp/pdf/toukei_chousa/tingin25.pdf
タクシー業界の大手4社とは?
タクシー会社は一見どこも同じように見えます。
目的地まで人を運ぶという同じ業務内容だからです。
しかし、それぞれに特徴があり、たとえば良い乗り場を利用して一定の固定客を確保できたり、長距離乗車の確率が高いタクシーチケットの利用者を乗せることができたりするタクシー会社は、実は限られています。
これらの特徴によって、営業スタイルや給与に差が出てくるため、仕事探しの際には特に留意すべきポイントです。
ここでは、タクシーチケットが利用できる大手4社をご紹介します。
通称「大日本帝国」と呼ばれている、「大和自動車交通株式会社」「日本交通株式会社」「帝都自動車交通株式会社」「国際自動車株式会社」の4社では、この会社間でのみ利用可能なタクシーチケットとプリペイドカードがあり、無線で相互協力も行っています。
また、特定のタクシー会社しか乗り入れることができない「専用乗り場」も多く保有しているため、一定数の利用者が獲得でき、毎月安定した収入を稼ぐことが可能となります。
大手4社の給与・待遇について
それでは、具体的に大手4社の給与と待遇を見てみましょう。
「大和自動車交通株式会社」の月収は25万円から。
ただし、研修期間の給与は1日1万円です。
平均年収は476万4383円となっています。(※2)
待遇は、年1回の昇給に、育児休暇や産休制度も取り入れています。
次に「日本交通株式会社」では、研修期間は日給1万円、研修後は18万2000円+歩合給となります。
はじめの3カ月間は40万円の月給保障制度があり、地理についての情報や売り上げを伸ばすためのアドバイスなど、教育研修制度がしっかりしています。(※3)
「帝都自動車交通株式会社」は、月給19万7600円+諸手当 。
配属後の6カ月間は月給34万円の保障制度。
また、 住宅や残業・深夜などの諸手当が充実しており、保険や福利厚生も完備されています。(※4)
最後に、「国際自動車株式会社」の月給は17万500円~20万1500円。
これに、成果手当や能率手当が加わります。
特徴的なのが、資格取得のための研修を実地していることです。
運行管理者・衛生管理者・普通救命救急など、各資格取得のサポートが整っています。(※5)
以上が、大手4社の大まかな給与形態と待遇です。
仕事探しの際には、安心して働けるように情報収集や確認をきっちりと行いましょう。
(※2)「2016年有価証券報告書データ」
https://www.nenshuu.net/corporation/contents/corporations.php?security_code=9082
(※3)「日本交通株式会社・中途採用情報」
http://www.nihon-kotsu.co.jp/recruit/taxi/
(※4)「リクナビ2018・帝都自動車交通株式会社・採用情報」
https://job.rikunabi.com/2018/company/r106530014/employ/
(※5)「リクナビ2018・国際自動車株式会社・採用情報」
https://job.rikunabi.com/2018/company/r118120079/employ/
効率よく仕事をするためのヒント
タクシードライバーとして年収を上げるためには、基本知識でも述べたように歩合制の部分で稼ぐことが重要です。
単純に、乗車回数を増やしたり、勤務時間を延ばしたりすれば収入は上がるでしょう。
ただ、漫然とこれらを増やしても、労働時間に収入が見合うものとなるとは限りません。
限られた時間内でより多くの収入を得るためには、効率よく働くことが肝心です。
では、タクシードライバーが効率的に働くために何が必要でしょうか。
それは、「稼げる地域や街の特徴を知る」ことです。
「稼げる地域や街の特徴を知る」とは、その場所での人の出入りの時間帯や、活性化する曜日、どのような人がよく乗車するのか、オフィス街なのか病院や施設が多いのかなど、街のあらゆる情報を頭にインプットしておくことです。
これらの情報によって、いつ・どこであれば乗車してもらえるのか判断できるようになるため、たくさんの利用者を獲得できるでしょう。
複数の街で仕事ができるようになり、収入アップのチャンスに繋がります。
タクシードライバーの最大の魅力は、自分の努力次第で収入を増やせることです。
努力した分だけ、給与として返ってくるのでモチベーションも高く保っていけるでしょう。
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