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女性でもドライバーになる方法、メリットはどこ?
- 投稿日:2016/12/09
- 更新日:2021/09/07
目次

女性の社会進出が目覚ましい日本ですが、トラックのドライバーはまだ男性が多い職業です。
しかし、近年の運送業界はドライバー不足という問題を抱えています。
ドライバー不足という問題を解決するために、女性を採用する機会が増えていることも事実です。
男性の多い運送業界で女性はどうすればドライバーになれるのか、女性がドライバーになるメリットはあるのか、ドライバーという職業とともにご紹介いたします。
トラックのドライバーという仕事
トラックのドライバーという仕事は、文字通りトラックを運転する仕事です。
配達する荷物をトラックに積み、目的地まで安全かつ確実に運ぶことが大切になってきます。
ドライバーとして働くには、運送会社から正社員または契約社員で直接採用されるか、下請けとして委託で働く場合があります。
運送会社に採用されればトラックは会社が所有する車両が与えられることが多いですが、委託だと自らトラックを持ち込むことを必要とされることがあります。
ドライバーの種類は、主に2パターンに分けられます。
ひとつは地場ドライバーといって、自分の拠点としている地域から50キロから200キロ圏内で仕事をします。
もうひとつは長距離ドライバーといって、中距離を含め片道300キロ以上もの距離を運転するドライバーを指します。
このようにドライバーによって仕事量も違えば、運転する距離も異なるのです。
女性がトラックドライバーになるには
トラックを運転するには運転免許が必要です。
車両により必要な免許の種類も変わります。
トラックには小型、中型、大型、宅配など種類があり、扱う種類によって必要な免許も変わります。
小型や軽貨物、宅配トラックは普通免許で運転できますが、大型トラックは大型自動車免許、中型は中型自動車免許が必要です。
仮に普通免許だけを持って入社した場合、必要に応じて中型・大型の免許取得にかかる費用を援助してくれる企業がありますが、そのような制度が整っていないこともあるので注意が必要です。
トラックドライバーの応募条件に、普通運転免許の取得が必須という企業も多いので、最低限でも普通免許を取得しておくことが好ましいと言えるでしょう。
女性のトラックドライバーは少ない?
トラックドライバーは男性が多いイメージがありますが、女性のトラックドライバーは実際どれくらい活躍しているのでしょうか。
2019年の労働力調査によると、男性のトラックドライバーが約9万人減少している一方、女性のトラックドライバーは約3万人増えています。
つまり、女性でもトラックドライバーの仕事を選ぶ人が増えてきているのです。
とはいっても、男女比率でみれば女性のほうがまだまだ少ないというのが現状です。
トラックドライバー全体に占める女性の割合は2~3%程度といわれています。
この状況を危惧して、国土交通省は「トラガール」を増やすためにさまざまな取り組みを行う「トラガール促進プロジェクト」を推進しています。
その影響もあり、女性ドライバーも少しずつ増えているのです。
女性がトラックドライバーになるメリット
トラックが大好き、車の運転が大好きという人にはまさに天職です。
好きなことを仕事にするという点では、トラックドライバーという職業が向いている女性がいることも確かです。
また、最近では技術の向上により、トラックドライバーにおける力仕事の割合が減ってきています。
荷物はフォークリフトで積み下ろしするため、従来よりも力は必要なくなっている上、オンラインショッピングの増加により、比較的軽い荷物が増えてきています。
このように、長時間大きなトラックを運転するということで体力・精神力が必要なのは変わりありませんが、力仕事が苦手な人でも対応できるようになってきています。
加えて、質の高い宅配が求められているという現実もあります。
体力とともに、女性の細やかな気配りが必要とされることもあるのです。
近年、女性でも活躍することが可能になってきたというのが大きなメリットです。
女性ドライバーの平均年収
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によれば、女性ドライバーの平均年収は約330万円となっています。
一方、男性ドライバーの平均年収は約460万円で、性別によって大きな差があることがわかります。
しかし、企業が性別で賃金を決めているとは一概にいえません。
トラックドライバーは男性の比率が圧倒的に高く、勤続年数も長い傾向にあります。
そのため、平均すると男性のほうが年収が高くなるという事情があるのでしょう。
また、女性は育休などで休むことが多くあります。
育児のために時短勤務を選ぶ人もいるため、年収が低くなりやすいと考えられます。
女性には、トラックドライバーはきつい?
近年のドライバー不足の背景に、仕事がきつそうという理由が挙げられます。
確かに、大きな車両を長時間、長距離運転しなければならないという点では精神的・体力的にもきつい仕事です。
加えて、まだ男性社会のドライバー業に女性が加わることで、差別的発言を浴びせられることもあります。
とてもつらいことですが、その悔しい思いをバネにして男の人よりも努力し、結果を残すことで認められるようになるでしょう。
体力を使う仕事は従来よりも減ってはいるものの、力仕事が必要となることは未だにあります。
男性と同じように力仕事をこなすと、さすがにきついと感じてしまうかもしれません。
しかし、体力的・精神的につらい中で、荷物を安全に運びきることができた時はやりがいを感じることができます。
ドライバーとして各地をめぐっていると、そこでしか出会えない人や景色があるというのも事実です。
トラックドライバーはきつい仕事ではあるものの、その分やりがいをしっかりと感じることができるのがメリットです。
女性ドライバーが活躍できる求人を見つけるポイント
女性がトラックドライバーの求人を探すときは、活躍できる求人の探し方を押さえておくとよいでしょう。
まず、「女性活躍中」などと記載されている求人を探す方法がおすすめです。
基本的に、求人広告では性別を特定して人材を募集することができません。
そのため、女性を採用したい企業の多くは求人広告で「女性活躍中」といったフレーズを使います。
トラックドライバーの求人の中で、このようなフレーズが使われているものに絞って探せば、効率的に仕事を見つけられるでしょう。
次に、産休・育休制度の取得実績がある企業を探すこともポイントの一つです。
従業員に男性が多いという性質上、トラックドライバーを募集する企業では出産などに関する福利厚生が十分に整備されていない可能性があります。
就職した後で働きにくさを感じないように、必要だと考える福利厚生があるかどうかをしっかりと確かめておきましょう。
そして、すでに女性ドライバーが在籍している企業を探すのも簡単な方法です。
女性ドライバーが収入を増やす方法は?
女性ドライバーは男性ドライバーよりも収入が低い傾向にありますが、努力次第で収入を増やすことも不可能ではありません。
例えば、フォークリフト免許や牽引免許など、仕事に役立つ他の免許も取得しておく方法が考えられます。
牽引免許があれば、大型トラックだけでなくトレーラーなども運転できるようになります。
対応できる仕事の幅が広がる分、収入の高い勤務先も選びやすくなるでしょう。
特別な免許を取れば、場合によっては資格手当が支給されることもあります。
資格取得をサポートしてくれる制度がある場合は、積極的に利用するとよいでしょう。
そして、トラックドライバーとしての経験をある程度積んだら、さらに条件のよい企業へ転職するのが収入アップの近道です。
運送業界では女性ドライバーも活躍している!
男性が多い業界ですが、女性でもトラックドライバーとして活躍することはできます。
運転が好きな人にとっては天職ともいえる仕事なので、まずは求人を探してみることをおすすめします。
求人を探すときのポイントは、女性がすでに活躍している企業を見つけることです。
働きやすい職場に就職し、トラックドライバーとしてのキャリアを積んでいきましょう。

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