半導体という言葉は聞いたことがあると思いますが、具体的にどんなものなのかはよくわからないという人が多いでしょう。
半導体は、パソコン、携帯電話、冷蔵庫、電子レンジといった電化製品のほとんどすべてに組み込まれているものです。一般庶民としては、こういった電化製品を動かすために必要な部品の1つが半導体であると理解しておけば十分でしょう。
半導体製造工場で行われていることは、半導体製品の製造・検査・出荷の3つです。派遣社員や契約社員が携わるのは主に検査の仕事になります。最先端技術が使われている製品のため難しそうなイメージがありますが、基本的に機械がすべてやってくれます。人間がやることは、その機械のオペレーションです。
☆マシンオペレーターの仕事内容
半導体製造工場での仕事のほとんどがこのマシンオペレーターの仕事になります。
半導体製造工場のクリーンルームの中に入ったことがある人ならわかると思いますが、クリーンルームの中はびっしりと機械で埋め尽くされています。工場にもよりますが、ピカピカで最新のマシンが導入されているので、機械オタクの人にはたまらないかもしれません。
機械のオペレーションをする仕事ですが、前提知識はまったく必要ありません。教えられたことやマニュアルにそって機械の操作をすればよいだけです。
むしろ、中途半端な知識を持っていて教えられていない操作をしてしまう人のほうがトラブルを起こしてしまう傾向があるようです。教えられた操作だけを行って、予想外のエラーが出たらすぐにリーダーなどに報告するという基本的なことを守っていれば、スムーズに仕事を覚えることができます。
逆に、教えられたことだけをひたすらやる仕事なので、新しいことをどんどん覚えていきたいという人にはやりがいがないと感じてしまうかもしれません。同じ作業をひたすら繰り返すことのできる精神力・忍耐力のある人に向いている仕事といえます。
☆クリーンルーム内での検査作業
クリーンルーム内での検査作業は、機械を使っての検査がメインとなります。半導体のウエハーは、人間の目で見てもただの模様の入った円盤にしか見えません。CDやDVDを見ても中身がどうなっているのかわからないのと一緒です。専用の顕微鏡を使って決められた場所を確認し、外観見本と比べておかしなところがないかをチェックするお仕事です。
検査作業もマシンオペレーターの仕事と同じく、決められた手順に従って行う仕事です。マシンオペレーターの仕事はどちらかというと機械のボタンを押したり体を動かしたりする作業であるのに対して、検査作業は目で見ておかしなところがないかをチェックする仕事ですので、より集中力が必要とされる仕事です。夜勤の仕事もあるので、寝ぼけ眼で仕事をしていて、異常を見落としてしまったりしたら大変なことになります。責任感のある人にしか勤まらないでしょう。
☆運搬作業、出荷作業
運搬作業とは、ある工程から次の工程に製品を運搬する作業です。この運搬作業は、基本的にはその工程で検査をしたオペレーターが、検査が終わった製品をいくつかまとめて次の工程へ運ぶことになります。そのため、マシンオペレーターや検査作業員が運搬作業も一緒にやるということが多いようです。
一方、出荷作業とは、すべての検査工程を終えて完成した製品を、ピッキングして取引先の企業へと出荷できるようにするお仕事です。すでに完成して保護された半導体製品を梱包・ピッキングする仕事ですので、クリーンルームの外での作業となります。クリーンルームの中が苦手という人にはこちらの仕事のほうが向いていますが、給料は少し落ちることもあり、夜勤の仕事がないということもあります。
☆半導体製造工場の仕事内容は簡単だけど健康管理をしっかりと!
半導体製造工場の仕事内容は簡単であり、やる気と教えられたことをきちんとこなせる能力さえあれば比較的、誰にでもできる仕事であることはわかってもらえたかと思います。
半導体製造工場の求人を見ていると、月の半分は休みなのに給料が30万円を超えているということもよくありますね。半導体という業種のニーズが高いという理由もありますが、クリーンルームという特殊な環境で働く仕事であるため、給料が高めになっているのかもしれません。
また、工場によっては24時間体制で稼動しており、その場合は当然夜勤があります。夜勤の仕事というのは生活リズムが狂いやすいため、健康管理をしっかりとする必要があります。
人間の体は昼活動して夜に寝るようにできていますので、夜勤の仕事をしている人は生活リズムが狂ってしまうことは仕方がありません。しかし、食事や適度な運動などを心がけることで、総合的な健康は保てますので、基本的なところを抑えて健康管理を行いましょう。自信がない人は昼勤だけで働けないかと相談してみるのもひとつの手かもしれません。
