モノづくりを行う工場では日々なにかに穴を開けたり削ったり、機械を使って加工する仕事をしていると思います。
いつも使っている、その仕事道具の資格があるのを知っていますか?「機械加工技能士」というこの資格、どんな場所で活躍するのでしょうか。取得するにはどうしたら良いか、応募の資格はあるのか、受験についての情報も併せて紹介します。
☆機械加工技能士ってどんな資格?持っていると仕事で役立つかも?!
機械加工技能士とは、中央職業能力開発協会が試験の運営をしていて、働く人のスキルを一定の基準で審査するために都道府県職業能力開発協会が実施している国家試験のひとつです。
1級、2級、3級そして特級の4つの階級があり、1級から3級は筆記試験(学科)と実技試験、特級は学科試験のみのテストです。
工場の現場で金属の加工や金型製造するために多く使われるマシニングセンタというものがあります。
コンピュータ制御で工具を自動で交換できる特徴を持ち、自動車や家電製品の部品製造に欠かせない存在です。横形、立形、門形の3つのフォームがあってそれぞれ作成するモノの用途で使い分けます。
マシニングセンタの機械加工試験は、3級では簡易な部品のプログラミング作業(筆記試験)と加工の段取りを試験時間1時間20分の間に立形、または横形のマシニングセンタを用いて行います。
2級はマシニングセンタに取り付ける工具の選定、仕上げ面に適応する仕上げ工具選び、切削条件と表面粗さの判定、加工物の測定、プログラムの間違い箇所の判定とインデックステーブルの回転中心の芯出しを35分で行います。
次に1時間30分の制限時間で、部品のプログラミングの加工手順と工具通路図の作成、切削条件を決めてツーリング図の作成、作業時間を見積ってマシニングセンタの支障を調整することについての筆記試験があります。
1級では取付け工具を選定し、仕上げ面に適応する仕上げ工具の選定、切削条件と表面粗さの判定、表面粗さと刃具の判定、加工工具の選定と加工物の測定、プログラムの間違い箇所の判定とマシニングセンタにおけるインデックステーブルの回転中心の心だしを行う実技で試験時間は45分です。
筆記試験は1時間30分で、複雑な部品のプログラミングの加工順序を決定、工具通路図の作成、切削条件の決定、ツーリング図を作成して作業時間を見積る、マシニングセンタの支障の調整について問われます。
試験に合格すると「合格証書」と「技能士章」が授与されて、”技能士”と名乗り仕事をすることができます。技能士の従業員のおかげで製品の品質が向上して顧客の信頼を得られるメリットが生まれることから、会社からも重宝されることでしょう。
☆試験のための勉強方法は?
都道府県職業能力開発協会で過去問を見ることができるので、最寄りの職業能力開発協会に問い合わせてみると良いかもしれません。
販売しているケースもあるようです。工場で働いている人だと、勤めている会社内に既に試験を受けた経験のある人がいるかもしれません。そんな試験の先輩にアドバイスをもらう手段もあるでしょう。日常の仕事が実技の試験対策に繋がるかもしれません。
インターネットを利用して知識を増やしていくことも勉強のひとつではないでしょうか。
☆どんな人が試験を受けられる?
3級の場合は実務経験が6ヶ月以上、2級は2年以上、1級は7年以上であることが条件となっています。
いずれの等級も、実際の現場での経験がなければ試験を受けることはできません。学歴により条件年数が違ってくる場合もあります。
例えば、大学卒業の経歴であれば3級、2級の試験に実務経験は問われません。1級に関しては5年の経験が必要ですが、実務経験のみのときに比べ2年短縮されています。
厚生労働省の受験資格について書かれているものを参考に、自分の経歴と受験資格年数を照らし合わせてみましょう。
☆試験場所や日程、受験の方法を知りたい
受験の申し込みは最寄りの都道府県職業能力開発協会で受験申請書を取り寄せます。
受験手数料として、学科試験受検手数料3,100円と実技試験受検手数料17,900円の用意が必要です。願書の受付は4月4日から14日までです。28年度の3級の試験は7月17日(日)10時30分から、1,2級は8月28日(日)10時からとなっています。
企業の複数人が受験する場合は会社で試験することもでき、そのほかは職業開発協会から送付される受験票に記された指定の会場で行うことになります。
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