☆安全管理者の資格内容は?どんな場面で活躍できる?
安全管理者は、労働安全衛生法で定められている、工場の安全全般を管理する人のことをいいます。この資格を取るには、厚生労働大臣の定める研修を終了する必要があります。
安全管理者は、工場の設備や作業場所、作業方法に危険性がないかをチェックし、安全を確保する仕事、安全のための器具の定期点検、安全に作業するための教育や訓練、災害が発生した場合の原因の究明と対応策の検討、消防・避難訓練の実施、安全に関する監督業務、安全に関する情報の収集や資料の作成などを行う義務があります。
安全管理者は、工場などの危険物が多いところでの業務において従業員を安全に働かせることが使命です。特に多くの従業員がいる工場では、安全管理のための従業員一人ひとりに対する安全教育などを行い、事故の未然活動を行います。ある程度の従業員が働く工場にて、その資格を最大限に生かすことができます。
☆安全管理者になるための勉強方法
安全管理者になるためには、二つの方法があります。
一つ目は、厚生労働大臣が定める研修や講習を受けることです。その内訳は、3時間の安全管理に関する講習、3時間の事業上での自主的安全活動に関する講習、90分の安全教育、90分の関係法令の講習を受けます。これらの講習は、2日間かけて行われる研修になります。これらの講習をすべて終了すると、受講証明書が発行されます。
二つ目の方法としては労働安全コンサルタント試験を受ける方法です。この試験は国家試験となっています。安全のコンサルタントとしての資質が問われる試験です。資金区分は機械・電気・化学・土木・建築の5種類になっています。この試験のための問題集が販売されていますので、毎日地道に問題集を勉強して出題パターンを覚えると良いでしょう。合格率は約30%といわれています。
これらの方法で、資格を取る準備ができたことになります。その後、受講証明書や合格証などを持参し労働基準監督署に届け出を行えば、安全管理者として選任されます。
☆安全管理者の資格を取るための条件
安全管理者は、労働安全とコンサルタント試験に合格すれば、無条件でなることができますが、その分、試験勉強は大変です。
また、労働厚生大臣の定める研修を受けることで比較的簡単に安全管理者になるための条件を得ることができますが、労働厚生大臣の研修を受けるには、ある条件を満たしている必要があります。
その条件は二つあり、一つ目は、大学・高等専門学校の理科系などの専門課程を修了していて、安全に関わる実務経験が2年以上の人である必要があります。二つ目は、高校で理科系などの専門課程を修了した人で、安全に関わる実務経験が4年以上の人という条件があります。
また、これまで紹介した労働安全コンサルタント試験と厚生労働大臣の定める研修を受ける方法以外にも、厚生労働大臣が定める人という特例があり、その場合の条件は理科系など以外の大学を卒業後4年以上、あるいは高等学校を卒業後6年以上産業安全の実務を経験した人、または7年以上産業安全の実務を経験した人も取得が可能です。
☆試験を受けるためには
厚生労働大臣の定める研修を受けるには、『安全管理人選任時研修』の申し込みをする必要があります。公益社団法人労務管理教育センターで申し込みを受け付けています。毎年4月に2回、6月に2回の研修が開催されています。研修が行われる場所は東京で、機械工具会館で開催されます。
また、労働安全コンサルタント試験を受けるには、安全衛生技術試験協会に申し込む必要があります。試験は毎年10月に開催され、筆記試験は全国各地の安全衛生技術センターにて行われます。その後口述試験が1月から2月に行われます。
